- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344013841
感想・レビュー・書評
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★2.5
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ぴったりくる表現が思いつかないが、ジブリの某たぬき映画を彷彿とさせる内容。。。
不思議ちゃん系が苦手なので森見氏の作品は合わないかも(¯―¯٥)
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夜は短しのイメージが強すぎて
のめり込めません
2.9 -
京都を舞台に、人間・天狗・狸が織りなすファンタジー小説。
一章を読んだ時に、「この設定は面白いかも」と思ったが、一章で充分。
二章目以降は、主人公の狸や天狗の争いの話が延々続き、世界に入れなかった。
というのも、主人公の狸に感情移入できないし、どうでもいい話って感じがして退屈。
ただ、作品中に「偽電気ブラウン」と「赤玉ポートワイン」が出てくるのだが、酒の描写に関しては非常に上手で、酒飲みながら読みたいと思ったほど。
ディテールはうまいんだけど、モチーフがイマイチだったかな。 -
京都を舞台に狸の一家、宝塚ファンな母、真面目な矢一郎、世捨て狸矢二郎、腐れ大学生矢三郎、尻尾丸出し矢四郎が騒動を巻き起こす。
矢三郎のように思い悩むことなく生きることが上手に生きるということなのやも。
終盤に向けての盛り上がりにワクワクさせられたのにイマイチ決着がついていない終わり方にやや不満。どことなく寂しくて元気がしぼむので☆二つ。 -
森見さんの文体、京都の情景を味わう目的には、満足させられる文体。敵役だけど、金閣銀閣が四字熟語を好きで、それを自慢げに言いふらすのはなんか可愛かったなぁ。ストーリー自体には、そんなに関心を持てず、もっぱら文体と登場する地名を楽しんだ感じが強いけど、それぞれのキャラとか、あとベタだけど兄弟愛や親子愛、家族愛のカタチはほんわり・じーんとした。
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タヌキが京都の町に生きてるなんて!
題材自体は好き。
でも、文体が読みにくい。
なんだか、読んだことがある雰囲気だなぁって思ってたら -
とにかくもじゃもじゃしている。
もじゃもじゃしたりコロコロしたりしている狸の家族のお話。
狸の長であった父が人間に食われ、残された息子はひとり井戸に引きこもったり、ひとりライバルともみくちゃに喧嘩したりしている。
母は人間に化け、ダンス教室に通ったり息子たちを雷から守ったりしている。
そんなもじゃもじゃ家族の奮闘劇。
ライバルから元・長の息子であるプライドを守ったり、人間に食べられそうになったり、狸も色々大変なのです。 -
確かに面白いし、森見登美彦の実力がよく分かる作品だと思います。
ただ、その面白さがディテールの積み上げだったり、いかにも文学好きな人間に受けそうなものだったりして、ごくふつうの読書好きには、何かちょっと「入りきれない」感じが最後までしてしまうのです。
狸が何にでも化けられるという制限の無さが、読んでいる自分の思い入れの限界にひっかかってしまうのかもしれない。
制限・制約の無いところで、ワクワクするような面白さを追求するのはツライなぁ、という感想。
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狸の一家の物語。。。この著者は肌に合わないかも。。