その後のツレがうつになりまして。

著者 :
  • 幻冬舎 (2007年11月1日発売)
3.55
  • (54)
  • (101)
  • (167)
  • (17)
  • (2)
本棚登録 : 735
感想 : 104
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344014183

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1に続いて読んでみた。
    漫画形式なのですらすら読めて読みやすい。
    うつの人でもこれは読みやすいと思う。



    ・断るよりも引き受けたほうが楽という考えに納得してしまった

    ・鬱になったからといって、会社を辞めるのは本当に適当かどうかはわからない。
    中には休職した方が良い場合もある。
    環境を変えることがデメリットになる場合もある。
    また、会社を辞めたいと言った人は、離婚したい、親子の縁を切りたいなどと言い出して、さらにはこの場から逃げ出したいと、自殺企図までエスカレートする場合も。辞めたいの会社ではなく、今ここから自分が存在するむずがゆい不快感。



    ・障害者自立支援法利用すると、
    薬代やカウンセラーの費用等が安くなるかもしれない。


    ・うつになると、自分が恵まれていることに気づきにくい。孤立無援でこの世で1番不幸と思い込んでしまう。


    ・うつの人が日記を書くのは良い。認知療法の効果がある(自分の考え方の癖を知り、ストレスを減らすような考え方や行動に気づくことができるになること)

    ・できない事は無理しない
     治りかけも油断しない。
    出かける時はなるべく一緒に行動する(めんどくさいとつき離さない)
     気分転換を勧める(散歩、だらだら、人にやってもらう、お昼寝など)


    ・諦めたこと
    旅行、人が多い所(コンサートや劇場)
    勤め人として働くこと


    ・だめなパターン
    わざと言ってると思ってむかつく
    →感情的にならない

    あなたはこんなに恵まれていると説得しようとする
    →理屈を言っても無理

    もっとやる気を出すように言う
    →励ます=焦らせることになってしまうので×

    共感してしまう
    →自分もどんどん落ち込んで同じ鬱状態になってしまう可能性あり。


  • 一巻が出版されてからのお話。その後、ツレだけでなく「周り」も変わったことなど。一巻よりも「ウツ」について詳しく(専門的に)書かれていると思います。ツレが自分の心境を後になって客観的に振り返り語っているので、そうなんだなぁと驚いたり、納得したり。巻末には「ウチ流こんなときはこうしてた」と題して、ツレに対してのテンさんの発言や行動が載っています。ケースバイケースでしょうけれど参考になりました。可愛いイラストでサクサクと楽しく読めますが、色々と自分に重ねて考えられるテーマなので、読んでは考え、考えては読んでとじっくり読むこともできると思います。

  • ツレウツの続編。その後の様子が分かり、自分や周りで起きた時にはどうしたらいいのか考えさせられた。

  •  鬱病第2弾。第2弾ということは反響があるという事。鬱がそれだけ日本に浸透しているのだと嬉しくもなりますが、精神疾患は増大していますからね。これからもっと増えて来ますよ! ストレス社会なので。 '2211/7 '2311/19

  • 前著も良かったがこれは、ほのぼのパワーがますますアップして楽しい本になっている。もはや、苦しんでいた時のツレはここにはいない。すっかり生まれ変わったツレの姿を見ることができる。この本を読むと、うつからの回復は、治るのではなく、生まれ変わるのだなと実感した。(生まれ変わるという概念については、泉谷閑示 先生の本で知りました)

  • うつの前後で性格が変わってしまったツレさん。
    でも闘病後の方が行きやすそうに見えるのはうちだけでしょうか

  • 「ツレがうつになりまして」の続編。
    ツレは薬も終わり、社会復帰していく。

    今回も うつ病が分かり易く描かれているなぁ。
    そして息子のイグナアのイグが可愛いのだった。

  • ツレうつのその後。相変わらず読みやすいけど、知っておくべきテーマ。

  • 第一弾より、さらに具体的な事例が多く、うつ病を理解するのに、いい本だと思います。

    ツレさんの人生が、病気前よりも豊かになって(と思う)救われる思い。

  • 前回は全体的な感じだったけど今回はエピソード的には細かい状況も
    まぁ大変だよね
    やっぱおおらかに行くほうがいいや

著者プロフィール

細川貂々(ほそかわ・てんてん)
1969年、埼玉県生まれ。漫画家・イラストレーター。セツ・モードセミナー卒業。パートナーのうつ病を描いた『ツレがうつになりまして。』(幻冬舎)がベストセラーに。テレビドラマ化、映画化される。その他、水島広子医師との共著「それでいい。」シリーズ、今一生氏との共著『さよなら、子ども虐待』(創元社)、『凸凹あるかな? わたし、発達障害と生きてきました』(平凡社)、『がっこうのてんこちゃん』(福音館書店)、『こころってなんだろう』(講談社)、イラストを手掛けた『セルフケアの道具箱』(晶文社)などがある。現在、兵庫県宝塚市で、生きづらさを抱えた人たちが集う「生きるのヘタ会?」を主宰。

「2023年 『ココロの友だちにきいてみる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

細川貂々の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×