「自分」から自由になる沈黙入門

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344014787

感想・レビュー・書評

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  • 現代の様に自己が尊重され出した時代に読むべき一書。
    自己の誇示は不徳であり、御することの美徳を仏教の観点から書かれている。
    ただ、それが全てではないと言うことも教えてくれる。「来るもの拒まず去るもの追わず」精神ですべてを肯定する姿勢も見られる。
    我々が思っているより世界は私達に適応している。それを感じるための方法が書かれており、雑念を省き、本質の見方を教えてくれる一書です。ぜひ。

  • この著者の本はこれが初めてでして、沈黙入門という言葉に関心が湧き、手にしました。目次を見開き、中をペラペラ覗いてみるとただの仏教入門かと理解しました。でも他の坊主や、学者の書いた入門書とはチョイと違うなと感じました。他者を含め自己分析が長けていること、彼に言わせると自分を優位にしている、となるのでしょうが。仏道の修行に座禅がありますが、正念の境地に達する為には煩悩があっては集中力の妨げになります。煩悩を断つには自分濃度をどこまでも薄くするしか無い、ということかと感じました。気づかなかった人間分析です。

  • 2010Aug @京市国際
    後半読みやすく啓示に富む 再読ならここらから
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    おとなしい僧侶的な生き方・・・・・・どうか?
    『お嬢さまことば速習講座』 加藤ゑみ子 023
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    021, 050, 054, 063-6, 086, 088, 109, 139, 143-4

  • いまここに。

    表現方法が昔風でよみづらく少し理解に苦しんだ。というじぶん。

    なかなか自分の感覚に集中、マインドフルネスにと同じだけどとてもためになった。

  • ヨクボー、イライラ、マヨイの三つの毒を取り除き、ジブンジブンと言いたくなる自分濃度を薄めることで、フシアワセから解放されるための心の練習の方法。著者は東大卒の僧侶。古語めいたおどけた語り口とほのぼのとしたイラストで、構えずに読める。成程と思うことばかり。例えば、酷い仕打ちをしてきた相手を心から許す方法、不快な感情から解放されるための方法など、こういう考え方をすればよいのかと目から鱗。すごい。「毒」が侵食してくる都度、読み返して実践すれば、よい解毒剤になりそう。

  • なんとなく手にした一冊だったのですが、目から鱗、感銘を受けました。
    自己実現をはじめ、自己主張するのがよいといわれる社会。一方でストレス社会でもあります。
    そんないまの社会に、若き僧侶である筆者が、仏教をわかりやすくアレンジして一石を投じています。
    筆者の経歴を調べましたが、さすが東大卒の文章力。ユーモアにもあふれています。

  • 実践の方法が書いてありとても参考になった。

  • 市立図書館にて。「私が私が病」になったらまた読み返そう。
    読みやすいし、読んでいると落ち着く。

  • 言葉には自分がでる
    我を強く出せばだすほどつらくなるのかも
    自分を認めて認めて気にならないところまで行くのがコツなのかも
    この方の文章とルビとか独特で面白くするする読めた
    仏教奥深い

  • 同世代の住職、小池龍之介氏。

    彼の文章は独特で味がある。
    肩肘張らず、自分のままで生きていける助けをくれました。

    「自分濃度を薄める」という表現を彼は使いますが、
    それこそが相手に惑わされず、相手からストレスを溜めずに
    生きていける定義なのだと感じました。

    また、人に対してこういう風にストレスを与えてしまっていたんだと
    自分に対しての戒めにもなります。


    「私はこんなに頑張っているんだよー」
    「私は○○に対してこう思ってるんだ」

    こんなセリフをよく発するのであれば、この本はとても
    価値のあるものになるかと思います。

著者プロフィール

1978年生まれ。山口県出身。東京大学教養学部卒業。月読寺(神奈川県鎌倉市)住職、ウェブサイト「家出空間」主宰。僧名は龍照(のちに空朴に改名)。住職としての仕事と自身の修行のかたわら、一般向け坐禅指導も行う。執筆活動も手がけ、『考えない練習』(小学館文庫)、『しない生活』(幻冬舎新書)、『超訳 ブッダの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多くの著作を持つ。2018年9月に月読寺を引き払い、路上生活者に。11月には修行の旅に出る(現在は音信不通)。

「2019年 『やっかいな人を自分のお城に入れない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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