いいはなシーサー: a good story for good life
- 幻冬舎 (2008年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344015845
作品紹介・あらすじ
母の愛情、夫婦の絆、近所の人の思いやり…。毎日は、たくさんの「いい話」に満ちあふれている。読むとやさしい気持ちになる。
感想・レビュー・書評
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”妻へのXmasプレゼントとして。
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1話見開き2ページで、ほんの数百字で紹介されているのに伝わる素敵なストーリーたち。
個人的に「いい話だなぁ」と思った話とセリフはこちら。
・p.42 夫婦で歩いた1000キロ:「私も一緒に歩く」
・p.88 似顔絵をもう一枚:「もう一度、僕を描いてくれませんか」
・p.114 しあわせニンジン:「やったー!入ってた!」
・p.128 近所のおばさんが開いた絵本図書館:「ここに通えてよかった」
・p.138 腹立つくらいうまい、すき焼きみたいなやつ:「おやじが一生懸命作ってくれた“すき焼きみたいなやつ”は腹立つくらいうまかったです……」”詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ここに収録されているのは、ドラマチックな話ではありません。みなさんの身近にある、素朴であたたかい体験談です。自分は人と人とのつながりの中で生きているということをあらためて感じさせてくれるものばかり。
人生、雨の日も風の強い日もある。でも、そんな毎日にもほっこりとした良い話がたくさんあるはず。読むとやさしい気持ちになれる、そんな世界へようこそ。
僕らの周りには「いい話」がたくさんあるはずなのに、日々の「やらなきゃいけないこと」に追われるうち、それらを見落としてしまいます。でも、ふとした瞬間に思い浮かぶのが「いいはなシーサー」の世界。
(はじめに より)
ひとつひとつの話は何気ないそれぞれの日常から生まれた話。読んでいると本当に心が温かくなる。人生何が起きるか分からない。出会い、別れ。楽しい事、悲しい事。今までも、そしてこれからも。自分の人生たったの一度きり。元気に前向いて進んでいこう。 -
「おじいちゃんです。帰りになんかさ、夜のおかず、あなたの食べたいもの買ってきな。以上です。」
それは一昨年の冬、おじいちゃんが残してくれたメッセージ。1年半もの間、消されることなく残っていたのだ。
涙しながら笑わずにはいられない。ほっこりした気持ちにさせてくれる本。
これは、木曜深夜にやっている「いいはなシーサー」というイイ話を紹介する番組の中から、いい話を集めたもの。 古本屋で見つけてパッと買ってしまった。手元に置きたい本の一つ。
【10年後、20年後、30年後のいいはなシーサー】の「ずっと一緒に歩きたい」も良かったけど、【思いの連鎖】も良かった。優しい気持ちにしてくれてありがとう。