| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
みんなのタグ
みんなの感想・レビュー・書評
文章は粗があるし、題材によって完成度は上下するんですけれど、綴られた文章の端からふと滲み出るどうしようもないかなしみに胸を掴まれる感触は本能的な才能でしかない。
ご本人がとても繊細な感受性をお持ちなんだと思います。
その哀しさと平らかな視線でもって、どんな性癖をもっていようと誰に対してもほのかな光を差し出してくれる、優しい短編集です。
エーデルワイス/ダリア/ヒヤシンス/デイジー/ミモザ/
リリー/パンジー/カーネーション/サンフラワー
ロリコン、セックス依存症、2次元、のぞき、SM、アセクシュアル、マザコン、40歳の差、ホモセクシャル
そういった方々をそれぞれ主人公にした
真剣に悩み恋愛する姿の短篇集。
芸人、マエケンは知っていましたが、彼の頭の中はこんな風になっているのか・・と。ある種、アブノーマルな性的嗜好を持つ人物たちが次々登場します。同性愛に関しては、既に市民権を得ていると思うのですが、ロリコン・マザコンなど、それはまずいでしょぉ〜〜〜!という人々も、その気持ちの純なところが悲しいくらい。(でも、ロリコンはダメだよ!相手と同等じゃないからね。)マエケン自身がゲイである、ということから、性的にマイナーである人々に目を向けた、ということだと思いますが、その意味では、成功した作品じゃないでしょうか。それぞれ、まっすぐに自分の気持ちで生きている悲しさが(でも、ロリコンはダメ!)伝わってきました。惜しいのは、文章が時々、破綻している、というか、稚拙に感じられること。逆に、あぁ、これはゴーストじゃなくて、マエケン本人が本当に書いているんだなぁ、という証拠として受け取りましたけど。






