カキフライが無いなら来なかった

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  • 幻冬舎 (2009年6月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344016958

カキフライが無いなら来なかったの感想・レビュー・書評

  • せきしろと又吉の俳句みたいな一行+エッセイ
    ページの交互にふたりの一文と文章がやってくる。

    ついつい七五調で、感想をいいたくなる。

  • ●万全だったら勝てたということにしたい
    ●これ以上のダメージはジーンズではなくなる

    せきしろが何者かまったく知らずに読み通してみたけれど、とりあえずこの本で何故又吉が太宰治に傾倒しているのかがよくわかった。

  • 号泣しながらも三輪車は漕いでいる

    次の電信柱で交代
    雨上がりのあとのビニール傘か俺は

  • 「カキフライが無いなら来なかった」
    センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句四百六十九句。


    せきしろと又吉直樹による自由律俳句と散文集。せきしろは存じ上げないが、コラムニストで小説も書いているらしい。又吉は、言わずもがな。俳句の量は、かなりあるので、個人的に気に入ったものを、散文と一緒にちょこちょこ挙げてみたいと思います。


    <blockquote>
    ◆目を開けていても仕方ないので閉じる
    ◆憂鬱な夜を救ってくれる本といる
    ◆転んだ彼女を見て少し嫌いになる
    ◆自動改札機にも無視された
    ◆ホクロの位置は変わってなかった
    ◆一つ手前の駅で目が覚めた

    ◇気づくとたくさんいる
    ◇五十メートル六秒だったという無意味
    </blockquote>


    目を開けていても仕方ないから目を閉じることは、しょっちゅうあるし、ちょっと集中できるので好きだ。憂鬱な夜を救ってくれる本なんてすごく洒落ている。ホクロの位置は変わってないって、きっと初恋の人でも思い浮かべてのことだろう。どれも情景がすぐ浮かぶ。


    散文で秀逸だなーと思ったのは、「気づくとたくさんいる」です。


    ”すべての蝉が死骸となれば秋だ。そうはさせまいと、蝉の声がまた増え、強くなった”


    ここがとても良い。自由な俳句ってどんなもん?とお思いの方、さらっと見てみてはどうでしょう。

  • 修正のされてない心を読みたくなる。
    言葉から、体温や空気を感じることがある。
    この胸のあたたかなる体温が、文学すぎる戯言への、そのまんまの感情と言っていい。

  • 又吉の自意識の強さが、気持ち悪いレベル。絶対、誰も又吉のことをそこまで気にしてないだろう、ってところまでが気になるんだなぁ。トイレの音とか。

  • 本書後半にある年少期の言動が?の感じの又吉氏。
    感性が小さいころから少し違ってい居たのだろう。
    こういった感性の持ち主が、言葉を巧みに使い、面白い表現で物を書いていく。

  • せきしろ氏&又吉氏の自由律俳句&掌編小説集。
    全体的な印象では、自由律俳句は余白が多いせきしろ氏の方が良かった。

    蚊に刺されるために生きたような日だ
    キミと一緒なら職務質問されなかった
    どれも全巻ないあなたの家で

    この辺りが好き。
    これは私の考えだけれど、全て説明してしまったら、それは俳句ではなくて単に小説などの文章ではないか。
    切り詰めて切り詰めて言うことを一つだけ選ぶから、力を持つんじゃないだろうか。

    又吉氏の、

    改札に君が見えるまで音楽を聴く

    などはもう、完全に説明文だ。
    けれど、本のタイトルになっているものや、

    財布とは繋がっていないウォレットチェーン
    魚眼レンズを覗いたら冬だった
    PKだけ見る女子

    などの又吉句は好き。
    逆に掌編小説の方は、又吉氏がいい。
    せきしろ氏の俳句でぼかしていたところを小説で読むと、そんなオチなのか、と肩透かし。
    向き不向きはあるんだなぁ…。

    それと、俳句に関してはどちらも次第に短くインパクトのあるおかしなことを言う大喜利のようになっていって、自由律俳句を名乗るのも紙一重だなとも思った。
    うーん難しい。

  • 自由詩の中に発見がある

  • 「憂鬱な夜を救ってくれる本といる」「改札に君が見えるまで音楽を聴く」「自販機を同時に押した少し嫌な方が出た」「もう二秒は猫と 目が合っている二秒後はどうか」

  • 図書館で。又吉さんの書かれる文章。すっと胸の内にはいってくるような空気感が心地よく読み進めました。「単三電池握りしめて単三電池を買いに行った日」又吉さん作。が好き。せきしろさんの文章は初めて読みましたが、また別の作品も是非読んでみたいです!

  • 又吉さんのエッセイを読むと毎回ぷっと吹き出してしまう。彼の見ている世界はわたしたちのそれとちがう。人が気にしないことを気にしていて、周囲への気配りが溢れている人という印象を受けた。きっと賢くて面白いだけじゃなく、誰に対しても平等に優しいひとなんだろうな。

  • とても自由で面白かった!

  • この本のタイトル「カキフライがないなら来なかった」って自由律俳句っていうのですね。こういうのと、エッセイと、昭和的物品のモノクロ写真がクロスする本。

    その辺の街かどでフツウに見かけるようなあれこれを切り取って、「あ」て思わせるってすごい。何でもないようなことこそ、表現するの難しいんじゃないかな。詠む人が詠めば、味が出るのですな。

  • 又吉いいなあ。特に太宰との因縁はすごい。

  • 又吉さんとせきしろさんの自由律俳句&エッセイ集。
    又吉直樹のエッセイが大好きな私にはたまらなかった。

    私にも心当たりのある、みっともなくて自分が卑小に思える瞬間。こんなこと考えてるの自分だけじゃないかってそのたびに思うんだけど、おふたりの書くものを読んでると、そうじゃないんだって自分が肯定されるような気になる。

    どんなにかっこよくキメてる人にだって、情けなくて、自分で自分を笑っちゃうような瞬間があるんだろうな〜って、なんだか人間というものを愛せる気分になれる本。

  • 写真が微妙だが、書いてあることを読んでわかる!あるある!と思うと同時に、感情も付随して湧いてきて、とてもおもしろかった。

  • せきしろ

    眼鏡が曇ったもう負けでいい



    又吉

    ケバブに自信持ち過ぎ


    ジープのほうを先に読んでしまったのが敗因か。

    立て続けに読んだらダメね。

  • 【読了メモ】(141102 10:00) せきしろ・又吉直樹『カキフライが無いなら来なかった』/幻冬舎/2009 Jun 25th/バスで読むもんじゃない。笑いすぎて辛い。百万遍秋の古本まつりにてゲット。

  • 自由律俳句、思うままに表現するイージーさとは裏腹に実はあらゆる面において定型句の比でないくらい非常に難しい。
    本書も然り、又吉君には申し訳ないのだがやはり物書きを生業とするせきしろ氏とは掛け合いのいい勝負をしているように見えてその差は歴然としている。
    例えれば鰤の刺身、ツマの上に並ぶ様は同じでも見る人が見れば天然と養殖の違いはその切り口やそそり立ち具合で口にせずともわかるもの。言葉も同様で良いものは細胞が主張するのだ。
    それが堪能できるのもこの本の存在理由なのかも知れない、上から目線で申し訳ないのだが

  • エッセイ集かと思ったら自由律句という俳句とエッセイの本でした。
    又吉さんが筆を取っていらっしゃるので、読み物としては一章ごとに印象が変わってすごく面白かったです。
    せきしろさんははじめましての方でした。
    あるあるネタよりもハッと気づいて笑えるものを求めすぎたのかも……全体的に印象が弱くて私はハマれなかった。

    これは好き!と思える自由律句は何個かありましたが読み返したいと思える印象的なものはなかったです。

  • あー、面白かった。
    外で読んでたから笑いを押し殺すのが大変だったよ。きっと顔はとても変なことになっていたはず…

    内容は、妄想・記憶・薄笑み・純粋…

  • エッセイと、自由律俳句と、写真。芸人の又吉氏と作家のせきしろ氏の作品が交互に掲載されている。自由すぎる俳句が面白い。本書のタイトルもそう。目次もあとがきも無く、ただひたすら作品だけを収めた一冊。生ぬるい世界観がくせになる。

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