カキフライが無いなら来なかった

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  • 幻冬舎 (2009年6月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344016958

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カキフライが無いなら来なかったの感想・レビュー・書評

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  • せきしろ氏&又吉氏の自由律俳句&掌編小説集。
    全体的な印象では、自由律俳句は余白が多いせきしろ氏の方が良かった。

    蚊に刺されるために生きたような日だ
    キミと一緒なら職務質問されなかった
    どれも全巻ないあなたの家で

    この辺りが好き。
    これは私の考えだけれど、全て説明してしまったら、それは俳句ではなくて単に小説などの文章ではないか。
    切り詰めて切り詰めて言うことを一つだけ選ぶから、力を持つんじゃないだろうか。

    又吉氏の、

    改札に君が見えるまで音楽を聴く

    などはもう、完全に説明文だ。
    けれど、本のタイトルになっているものや、

    財布とは繋がっていないウォレットチェーン
    魚眼レンズを覗いたら冬だった
    PKだけ見る女子

    などの又吉句は好き。
    逆に掌編小説の方は、又吉氏がいい。
    せきしろ氏の俳句でぼかしていたところを小説で読むと、そんなオチなのか、と肩透かし。
    向き不向きはあるんだなぁ…。

    それと、俳句に関してはどちらも次第に短くインパクトのあるおかしなことを言う大喜利のようになっていって、自由律俳句を名乗るのも紙一重だなとも思った。
    うーん難しい。

  • 自由律俳句と呼ばれるつぶやきと
    その合間の散文

    普通なら言葉にせずにただ見過ごしてしまうけど
    言葉にすると笑えたり、物語があったりして
    たった一行でいろんなことを想像できる
    文学的なあるある句集
    生活や街歩きで面白い発見をするための視点をふやす参考書にもなりそう

    ちょっと悲しさを漂わせながら
    思わずくすっと笑ってしまう。
    こういうのを面白いと思える人とは、
    仲良くなれそうな気がする。

  • 自由律俳句集に短いエッセイが挟まってる。
    俳句は後向きだけどくすっと笑えるものが多くて、寂しさと笑いは表裏一体なのだなーと感じた。
    エッセイでも、日常のとるに足らない部分にスポットを当ててドラマチックに書いてる。そういう眼鏡で日常が見れることは、気苦労もするけど素敵だなあと思った。

  •  又吉さんの中に蠢く感情に自分と似通った物を感じたのはこれが初めてではない。だからこそ、再認識した。私は無駄に感傷に浸る人間だ。

  • 又吉さんらしくてとても面白かったです。
    最後の【まだ何かに選ばれることを期待している】がなんとなく心に刺さる。

  • だいぶ前から気になっていた本。
    「‘せきしろ’って人が書いてるんだ~。ん?又吉も!?
    じゃあ、いらね!」
    と食わず嫌いをしていたあの頃の僕。
    その後、どうやら又吉は読書家らしいと情報を得て、
    「本好きとして、同じムジナを無視するわけにはいかない」と
    この本を購入♪
    内容は実にシュールって言うの?こおいうの。嫌いじゃない。
    ふとした悲しみや喜びについて綴られていました。

    いい大人になってへんなこと考えているのは僕だけじゃ
    ないんだと安心させてくれた一冊です◎

  • 買ってすぐ一気読みしてしまった。
    情けなさと、侘しさと、しょっぱさと、郷愁と、おかしみ。
    うっかり最後にじーんとする。

  • 自由律俳句集。

    せきしろさんの作品も面白いけど、又吉さんの作品のほうが面白い。
    贔屓目だけど。

    個人的には長い作品が好き。
    特に又吉さんの最後のやつ。

  • 私が勤務している大学の高校生を集って開催したビブリオバトル(本のプレゼンゲーム)ワークショップで高校生がこの本を紹介した。
    自由律俳句集という基本的な説明がなくて、せきしろさんという人と又吉さんが交互に書いているんです、と紹介するので、エッセイなのか対話集なのか、はたまた短歌なのか詩なのかわからない。わからない故に関心が高まる。質疑応答でも自由律俳句という言葉が出なくて、「カキフライが無いなら来なかった理由は説明されているんですか?」というような質問があったのだが、むしろ句を読んで、読んだ人が自由に情景を想像するのがこの本の趣旨だということが本を読んではじめてわかった。
    ビブリオバトルの場で「この本はせきしろさんと又吉さんの自由律俳句を交互に紹介していて、句について作者の説明はなくて読んだ人が想像して楽しむんですよ」と流暢に簡潔に説明されてしまっていたら逆に関心を持たず、本を手にすることがなかったかも知れない。

    いわば「説明が足りない力」だ。
    うまく説明できることが、いつでもベストだとは限らない。

    「まだ何かに選ばれることを期待している」
    という最後に掲載された又吉の句に共感した。
    芥川賞に選ばれないかな。
    まず、小説書かなきゃだな。

  • 面白いんだけれど、タイトルが好きすぎてあんまり頭に入ってこなかった。

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