最も遠い銀河〈上〉

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著者 : 白川道
  • 幻冬舎 (2009年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (535ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344016965

最も遠い銀河〈上〉の感想・レビュー・書評

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  • 切ない話。
    天国への階段にも通ずるやるせないストーリーが悲しかった。

  • 引き込まれるようにグイグイ読めたが、読後、こんなに長く書く必要はなかったのではないかと思った。
    違和感があった点は、美里を忘れられず、復讐を考えている割には
    次々と女性とつきあい、恋にも落ちるところ。
    恋人を死に追いやり、憎しみ、復讐を誓っている淳介について
    ほとんど書かれていないので、主人公の憎しみが共感できなかった。
    主人公がもっともっとストイックに恋人を思い続けているように書かれていたら、淳介がもっと読者にも嫌なヤツと思えるように書かれていたら、ずっと共感できる作品になったのでは?
    今一つ、モテモテの主人公に共感できないところがありました。
    偶然が重なりすぎて出来過ぎな話ではあるけれど、それでも読み応えは十分。

  • 2017.01.03
    感想は下巻に•••。

  • 硬派を描く抜群の作家、白川道さんの代表的な作品だと思います。早逝をとても残念に思います。

  • 2009年読了。

  • 話の展開は遅い。その分、メインキャラたちの動機や思い、そして諸々の説明がしっかりなされている。じわりじわりと事実が明らかになって行く。今後の展開が楽しみであることは間違いない。

  • ちょっと「天国への階段」どかぶってしまい、こんがらがる時もあり・・・でも下巻はとても楽しみですよ。

  • ドラマを見たので、原作と同じかどうか
    分からないけど、感想をココに・・w

    おもしろかったです・・・それだけw
    え?! そこで死んでいいの?
    もうちょっとじゃないの?って思ったw

    蒼井優かわいい(*´艸`*)
    刑事さんってやっぱりドラマチックだなあw

  • 上下巻合わせて1000ページの大作。上巻に比べ下巻は読むスピードが少し落ちた。
    ともに大学で建築を学んだ3人の男、桐生・堀峰・葛城は卒業後も友人として付き合っていた。堀峰は企業に勤めており。後の二人は、建築家としてライバル的存在になっていた。
    桐生は、裕福な二人と違い貧しい生い立ちゆえの過去があった。

    残酷な運命、偶然、の中でも、登場人物の優しさがみえる。

  •  ある男の人生を大河ロマンのように叙述する。その男が、地獄も栄光も経験する宿命のもとに生まれ、その生き様が波乱万丈であり、その上、友情と恋愛のドラマをも抱え込んだ大変魅力的な主人公である場合に。

     いまどき、古臭いタイプの小説であるのだと思う。演歌のように、流行とは縁がない。それでいて読めば忘れ難い。そういう小説を、この作家はひたすら書き続けている。意図してかどうかはわからない。きっとロマンを描くという一念で、小説を書き進めているだけに違いない。

     それにしても人間観察眼の鋭さは、この作者が人生の途上において作家への転身を図った人とはとても思えないほどである。株とバブルで頂点を知り、失墜を知った体験を書いたデビュー作『流星たちの宴』からは、自分の体験を小説化した作品が当たっただけの一発屋であるように思えた。

     新堂冬樹がやはり実体験を基にした闇金融の世界を描いて一躍売れっ子になった『無間地獄』も、所詮一発屋と思った。

     最近はこうして経済の世界から小説のサイドに転身を図る作家が目立つように思える。一つにはバブルという日本独特の経済破綻を通過儀礼として持つことになった背景世界があっただろう。しかし、経済という水のように流れゆき予断を許さぬ世界に身を置き、ときには命のやり取りまでをも覚悟せざるを得なかった作家たちに、内なる何ものか(おそらくそれは自分自身)と対峙する機会を、小説というフォルムが与えてくれたのだろう。

     白川道という作家のベスト作品はまぎれもなく『天国への階段』であっただろう。浦河の北へ一つ隣の無人駅・絵笛をベースにした過去と現在の宿命の物語である。

     その意味では本書は、『天国への階段』を復活させ、さらにこの作家はこうした物語を生み出すことができることを証明するかのような作品である。ベースは絵笛ではなく、おなじ北海道ながらさらに有名きわまる小樽。

     新進気鋭の建築家として歩み出した男には、捨てられぬ過去があった。現在を彩る新たな恋の気配と、大企業の祝運に絡め、男は運命がふたたび彼を絡め取りにやって来た気配を五感で感じ始める。昔の仲間たちが蠢き始め、暗い世界からやってきた凶刃が現代を傷つける。

     大河ドラマであり、宿命の物語であり、正統なるロマンティシズムと叙情であり、そしてスケールの大きな叙事詩である。どこか黴臭い、職人部屋のような日陰の気配を感じながら、それでも巻置くあたわず読み進んでしまう。作家にとって、きっと一世一代の思いを込めた力作であることだけがひしひしと伝わってくる。

    <個人史> 2001年に『天国への階段』を読んだ当初、ぼくは浦河にけっこう出張仕事に行っていた。海沿いの単調な国道を嫌って、牧場に沿った道を辿ると、浦河に入る少し手前に絵笛という綺麗な名前の土地があった。 当時の札幌の行きつけの呑み屋には絵笛出身の青年が常連で来ていたこともあって、『天国への階段』はトップクラスの話題であり、あれほど長い小説であるのにも関わらず、常連みんなが読まざるを得ない雰囲気にあった。本は回し読みされていた。 その呑み屋からも札幌からも遠い関東の地でこの本を読むとき、その頃の微熱のようなプチ・白川ブームを思い出さざるを得なかった。人は変わり、運命も変わる。常連でなくなったその店では、あれほど高かったコンサドーレ熱が見事に消え、ファイターズ熱気でまとまっている。その変わり身の早さに着いてゆけない浦和レッズ・サポーターのぼくは、今でもあの店に白川道への微熱が続いているとは思えない。『天国への階段』を一過性のプチ・ブームに終らせない何かをこの作品が持っているかどうか、となると、正直心もとない。二番煎じ、ということ以上に、彼らのドライな頭の中には次の刺激を求める何かが立ち現われているだろうから。そもブームというのは、そんな夢まぼろしのようなことを言うのではないだろうか。

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最も遠い銀河〈上〉の作品紹介

晩秋の小樽の海で、一隻の漁船の網が女性の変死体を引き揚げた。その死体の首には、なぜか銀製のテッポウユリのペンダントが残っていた。懸命の捜査も虚しく、事件は迷宮入り状態と化した-。一方、東京の地で、新進気鋭の建築家として名を馳せている桐生晴之。誰もが振り向くほどの容貌、権力に媚を売らない孤高の姿、友への熱い友情。周囲から一目も二目も置かれる晴之だが、その過去はベールに包まれていた。そして、彼の首にテッポウユリのペンダントが吊るされていることを誰も知らない。人知れぬ哀しい純愛とたぎる怒りを抱え、建築家としての成功を目指す晴之。彼と小樽の死体遺棄事件との間には、一体なにがあったのだろうか。

最も遠い銀河〈上〉はこんな本です

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