目線

著者 :
  • 幻冬舎
3.17
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  • (3)
本棚登録 : 164
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344016996

作品紹介・あらすじ

閑静な高級住宅街に佇む堂島邸には、主人である新之助の誕生祝いのため、家族や友人ら11人が集っていた。だが、「めでたい発表がある」と言っていた新之助は、自室のベランダから飛び降り、亡くなってしまう。その死は、自殺として処理されたが、飛び降りる直前に掛かってきた電話の内容は誰にも分からなかった。そして、初七日。哀しみに沈む堂島邸で、新たな犠牲者が出る。謎に包まれた事件の真相を究明するべく、3人の刑事が独自の捜査を開始した。

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物に感情移入が出来ない。前半からミステリーとしては犯人が分かり、題名の意味も最後に分かるが、納得出来ない!善人しか出てこないのに殺人が起こる。事故の真相もなく、その事についての葛藤も書かれていないので、目線の意味が分かり始めてから調子抜けしてしまった。
    前作ほどのどんでん返しもなく、何を書きたかったのか判らない。同じ境遇の人はいい感じがしないと思う。刑事3人を中心に話を書いたらもう少し面白くなったかも。

  • 閑静な高級住宅街に佇む堂島邸には、主人である新之助の誕生祝いのため、家族や友人ら11人が集っていた。
    だが、「めでたい発表がある」と言っていた新之助は、自室のベランダから飛び降り、亡くなってしまう。
    その死は、自殺として処理されたが、飛び降りる直前に掛かってきた電話の内容は誰にも分からなかった。
    そして、初七日。
    哀しみに沈む堂島邸で、新たな犠牲者が出る。
    謎に包まれた事件の真相を究明するべく、3人の刑事が独自の捜査を開始した。
    (アマゾンより引用)

    そういうことかぁって感じ。
    最後の章でいろいろ持ってた疑問が一気に解決された。
    しかし、何かせつない。

  • 最後にやっとタイトル理解できた
    ム・ム・ム
    もっと気を付けてればなあ~~

  • いろんなところが若干古めかしいけど、作品の雰囲気に合ってて面白かった。私は見事に騙されました。

  • 最初のところがいまいち歯切れが悪くて、なかなか読み進められなかった。途中からスピードが出てきたけれど、
    最後、拓真が犯人に自首しろっていう展開で白けた。(最後の章のタイトルでだいたい誰が犯人かはわかっていましたけどね)
    いつのまに拓真が警察に説明して、5歳の子供にまで警察が事情聴取
    していてちょっと割愛しすぎ。
    目線ってタイトルの意味は最後になってわかりました。

  • タイトルの意味が最後になってようやくわかった。途中ダレ気味。

  • 何を求めて推理小説を読むか、というのは人それぞれである。
    自分で謎解きをしたいと思って推理小説を読むのが王道なのかとも思うが、私は自分で謎解きしようと思って読んだことがない。
    そのせいか、本作も十分面白く読めた。
    初読のときは、タイトルの意味がわかってゾクッとしたが、再読の今回はその部分はわかって読んでいるので、そういう意味での驚きはない。
    ただ、初読のときは見落としていたあかりの本心に気づいたときに、ああ、なるほど作者はこういう心の動きを描きたかったのかと得心した。
    「氷の華」も主人公の独特の心のあり方が殺人の動機とわかちがたく結びついていたが、本作もまた、人々の気持ちの微妙なすれ違いが事件の遠因になっていると思う。遠まわしで、気を持たせる書き方が前作よりも増えていたのが、やや冗長な印象につながったかもしれない。
    「謎解き」をメインにせずに推理小説を読む楽しみとは、特異な状況に陥ったときの人間関係の動きを知るところにある。
    ストーリーとは関係ないが、苑子という女性は言葉による描写と行動の描写から受ける印象が違いすぎている。「よくない母親」のケーススタディにそのまま使えそうな女性だと思った。

  • 叙述トリックってやつだよね…でも途中までの捜査の過程から犯人を考えながら読んでたのに、、なんか不完全燃焼。

  • 面白かった。出来れば何の情報もなく読みたかった。
    ドラマの話を聞いて読み始めてしまったので、せっかくの
    伏線が伏線の役目をしないので、残念だった。
    それでもどうして犯行にいたったのかという謎に
    たどり着きたく一気に読んでしまった。
    タイトル意外の情報なしで読みたかった本です。

  • 長ぇ!
    そのわりに普通すぎる感が否めない。
    ドラマにもなったらしいけど、話的にあんまりどんでん返しとかそういうのなし。

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著者プロフィール

一九四六年千葉県生まれ。初めて執筆した小説『氷の華』は二〇〇六年自費出版からスタートした後、文庫化され三十五万部を超えるベストセラーとなる。ドラマ化もされ、六十歳の大型新人として注目を浴びた。その他の著書に、『目線』『烙印』『彷徨い人』『午後二時の証言者たち』がある。

「2022年 『容疑者は何も知らない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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