もう、怒らない

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017429

感想・レビュー・書評

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  • 怒りと言うものに対して、仏教的観点から切り込み、その対処法を提案してくれる一冊。

    とはいえ、仏教の世界観に浸らなければならないというものではなく、あくまで普遍的な人間の感情というものがどのように生まれるか。
    そして、それをどのように「知覚」し、「自覚」すれば今までと異なる視座に辿り着けるのかという事を解説してくれている。

    怒り・欲・迷いという形でいわゆる貪瞋癡を分かりやすくし、それぞれについての対処として、十善戒という雛形を示してくれていることで非常に分かりやすい本だと感じた。

    内容的にも実践は容易だが、続けるのは容易でない。というか、意識的に過ごさなければ人間、誰もが貪瞋癡の三毒に容易に呑まれるのだと言うことを(特に現代社会においては)改めて痛感するが故に、継続して取り組めるよう意識していきたい内容が多かった。

  • 小池龍之介さんの本を初めて読んだ方が、その本を読んで欲しいと思う顔がいくつか浮かんだというお話にすごく共感しました。
    その人は小池さんのサイトを拝見するようになり、他人ではなく自分自身を省みることが増えたと言っています。
    私も、小池さんの本を初めて読んだ時は、自分はもう読んで知ったから他の人より優れている!みたいな優越感を感じることがありました。
    自分の周りの人もこれを読んでくれれば、もっと楽な生活を送れるのに!と他人のせいにしたり…。
    恥ずかしいです。

    小池さんの本を何冊か読むたび、これでは他人を見下してむしろ苦しみや業が増してると気付き、他人よりまずは自分だと思うようになりました。
    「もう、怒らない」のこの読者の話を聞いて改めてそれを実感しました。

    また日々の生活で気を付けて行きたいです。

  • 私たちは、生あるうちにも修行の毎日なのですね。

    慈: 幸せたらんことを、安穏たらんことを。

    悲: 苦悩なからんことを。

    喜: 喜びがあらわれんことを。

    捨: 執着から自由たらんことを。

    心の中で繰り返し繰り返しつぶやき、邪悪なものが入ってこないよう隙間をうめてしまおう。

  • 自分にご褒美は逆効果…!疲れてしまうよ。
    ストレスは食欲に添加しやすい。
    一口食べるごとに、箸を置いてみる。
    正しいことが好き、正しくなくては我慢できない、は病気。
    「そうですか、残り1着ですか。」と、こともなげに受け流したい。

  • よかったんだけどあまり頭に残っていない

  • 1

  • 心に余裕を持つ。自分の心の動きを客観的に見るようにする。怒りはプラスになることは何も生み出さない。普段の心構えとか訓練により、多少は変えることはできるかも。

  • 心穏やかに暮らすためには、どのような心のあり方であれば良いのかについて書かれている。
    私も身につけたいな。

  • 【由来】
    ・何のことはない、「HACKS!」シリーズの小山龍介と間違えた。

    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

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著者プロフィール

1978年生まれ。山口県出身。東京大学教養学部卒業。月読寺(神奈川県鎌倉市)住職、ウェブサイト「家出空間」主宰。僧名は龍照(のちに空朴に改名)。住職としての仕事と自身の修行のかたわら、一般向け坐禅指導も行う。執筆活動も手がけ、『考えない練習』(小学館文庫)、『しない生活』(幻冬舎新書)、『超訳 ブッダの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多くの著作を持つ。2018年9月に月読寺を引き払い、路上生活者に。11月には修行の旅に出る(現在は音信不通)。

「2019年 『やっかいな人を自分のお城に入れない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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