田原式つい本音を言わせてしまう技術

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017849

感想・レビュー・書評

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  • 自分のことを好きな人が好きです。
    相手を問い詰めても本音は引き出せない。
    相手の過去を丹念に調べ、共感できる部分を探す。
    自分のことを知らない人間に心を許す人などいない。
    謝罪は誠意で償う。
    人間は顔が見えないやりとりだと、内容が表面的なものになる。

  • 「まあ人のことは気にすんな」というありふれたメッセージは、今の僕には恥ずかしながらけっこう響く。
    とはいえ結論は、誰も田原総一郎にはなれないってことだな。

  • タイトルの通り、著者がどのように本音に迫っていくのか?について書かれた本です。
    相手と向き合う時の心構えから、どういったときに相手が本音をいいやすいか?といったところまで、広く書かれています。凡人でも使えそうな技術もありましたよ。

  • 目次を読むだけでも参考になります。ということで、

    目次:

    第1章 相手と本音で話す

     嫌いな人は持たない
     相手に惚れる
     追い詰めても、本音は出ない
     徹底的に調べる
     ケータイ電話に頼らない
     自分は邪魔者と自覚する
     面白いやつと思ってもらう
     使える人になる
     二度、三度と会いたいと思わせる
     「ウン・ドン・コン」が人生の極意

    第2章 もう一度話したいと思わせる

     自慢話はしない
     まずは褒める
     会話には軽さを入れる
     うっかり者がちょうどいい
     リーダーはみな聞き上手
     本音は本音でしか聞けない
     恐怖心を捨てる
     あけっぴろげに生きる
     無知はさらけ出す
     弱みを武器にする

    第3章 人間関係の達人になる

     ノンエリートだから得をする
     奥さんに頭が上がらない人は好かれる
     秘密主義が悪の根源
     風通しのよい組織は、危機を共有できる
     マーケティングはあてにならない
     人とのかかわりから逃げない
     「やりたいこと」ではなく「やらないこと」を決める
     正解のないテーマで話してみる
     ディスカッションはゲームだ
     擦り寄らない、ごり押ししない

    第4章 先が見えない時代に賢く生きる

     腹のうちが見えなくても焦らない
     凡才は、他人の刺激で開花する
     徹底的に話すことで知己が見つかる
     本を読んで安心しない
     耳が痛い意見ほど聞く
     勉強会を開く
     パクリから卒業する
     正解をさがさず、他人より早く意見を言う
     メンターは必要ない
     批判されてもへこたれない
     答えは一つじゃない
     イデオロギーを信じない
     白黒決めつけない
     生きることは面倒なこと

    第5章 これからの政治と経済を読む

     自民党の敗因は説明能力のなさ
     民主党は官僚の本音を見極められるか
     日本人は一辺倒の傾向がある
     政権交代に参加したかった国民
     アメリカが考える世界地図
     小沢一郎は本音がわかりにくい
     人間は疲れると本音を話す
     マスコミ報道を鵜呑みにするな
     ブレてブレてブレまくれ
     経験値と固定観念は紙一重

    どれもとても参考になったのですが、特に「ケータイ電話に頼らない」の中に出てくる、

     人間は顔が見えないやり取りだと、内容が極めて表面的なものになってしまう

    というメッセージや、「まずは褒める」で、

     心を開いてくれているのだから、その後の会話がスムーズに流れる

    という知恵、そして、「秘密主義が悪の根源」で、

     自分たちの手で変えられるのだというコミットメント意識を持たせる

    話等々あらためて大変勉強になりました。

  • 田原式情報入手の極意。なかなか実践できないが、大切なことを提示してくれている。相手のことに興味を持ち、事前に徹底的に調べるなど、相手を尊重することや、自力本願の姿勢の大切さなどを説く。

  • 結局はコミュニケーションが重要である、と改めて考えさせられる。

    「こいつはちょっと抜きんでてるな」と思われるコミュニケーション力を得るための本だったかな。

  • キャスター田原総一朗がこれまでの取材活動の中で培ってきた取材相手から本音を引き出し、かつ相手を虜にする法則を伝授している。
    印象に残った法則の一つは「本音で語る」こと。本音を引き出すためには、まず自分が本音で接し、ディスカッションをしなければならない。相手が誰であっても、徹底した取材と、日頃からのコミュニケーションがあるからこそ、できる技だが自分のこれからの生活に活かすことは可能だ。

  • エピソードと一緒にポイントが記載されていて、すんなりと入ってくる。
    エピソードも多岐にわたり興味深くいずれもポジティブである。
    落ち込んだ時とか手元に置いて読み返すと元気になるかも。

    個人的には、知人である品川女学院の漆校長の話が載っていてちょっと嬉しい。僕のこと(だろうと思うこと)もひと言だけ載っている。

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著者プロフィール

ジャーナリスト/1934年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社、64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。77年からフリー。テレビ朝日系「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、放送批評懇談会35周年記念城戸又一賞を受賞。現在も「激論!クロスファイア」(BS朝日)の司会をはじめ、テレビ、ラジオの出演多数。著書に『日本の戦争』(小学館)、『創価学会』(毎日文庫)、『さらば総理』(朝日新聞出版)など多数。

「2023年 『会社が変わる!日本が変わる!! 日本再生「最終提言」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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