シンプルに生きる: 変哲のないものに喜びをみつけ、味わう

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344018556

感想・レビュー・書評

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  • 物質的な豊かさは心の豊かさではない。
    多くのものに囲まれると、エネルギー、時間を奪われる。
    自分にとって心地よいと思うものに囲まれて、少ないものの中で暮らすことが、精神の豊かさに繋がる。

    新しいことではないが、改めて学んだ。
    スッキリと整頓、掃除することは自分の精神にも良いのだ。
    早速、クローゼットとベッド下を片付けて、新しい使いやすく心地良さそうな食器を注文してみた。
    少しずつでもシンプルな暮らしを取り入れてみたい。

  • ふと再読しました。前に読んだ時もシンプルに生きたい、と思ったようなのですが今も生活はシンプルにシフトしていません。ノーと言うのが難しくて、流される日々でしたが、一旦立ち止まって考えようと思います。ありがたいことですが、少し苦痛でもありました。自分をもっと労ってもいいのかなと思います。息苦しくなったときに、また開きたい一冊です。

  • わかっちゃいるけど、できないシンプルライフがいっぱい。読んでるだけで清々しい。繰り返し読んでしまうだろうな、と思った本。

  • 1年以上使ってないもの捨てようと思った。大好きなものだけに囲まれる意識ってしたいことないなー。部屋を見渡すと7割以上捨てても困らないかもと気づいた(笑)

  • 1日で読めたし、これまでの断捨理本みたいな変な宗教がかったテイストがなくて、まさにあっさりシンプルに心に入る。
    ところどころで偉人の名言をことごとく引用しているが、日本の人が多くて、これ翻訳の人がつけたの?と一瞬思ったけど、そういうわけではないのね。
    これまで見た中では一番「ふむふむ、シンプルに暮らそう」という気持ちになったわけです。
    実践できているかはともかくね。

  • 本も薄いが内容も薄い。プロローグでいきなり女性向けみたいなことが書かれていてがっくり。
    男性にも通用する広い視点で本を書いてほしかった。

  • 丁寧な暮らしにあこがれて手に取ってみたけれど少し古臭いかな。
    私のできていないことばかりだなというのはよくわかった。

  • 08 一年間一度も使わなかったものは、すべて捨て    

    一年間、一度も使わなかったものが、あふれています。何度も読み返したいです。

  • ズバズバ入ってくるのは、今できていない理想の思考・生活がリンクしたのと、そうなりたいとより強く思ったことだろうな。また読み返したい一冊。

    特に好きな3つは、下記★①②③に記載する。


    ◆以下メモ------------------------------------------------------------

    ▼マインドセット ------------------------------------------------------------
    ★・ものにとらわれて生きることをやめて、むしろからだに感性を、心に刺激を与え、精神的に豊かに暮らしていきましょう。

    ★・「なければないで済ませられるものは、それだけ人間を豊かにする」ヘンリーデイヴィッドソロー

    ★・本来人間は、汽車の到着を二時間でも三時間でも、なにもしないで待ち続けることができるはずなのです。それもひとりで、本を読むでもなく、退屈することもなく。思索にふける習慣を身につけると、人生はより快適になります。

    ★①・日常に上手に“ 儀式”を取り込むことによって、日々の生活の満足感や、神秘性を高めることができます。さらには、平安と秩序をもたらしてくれるでしょう。

    ・だらしなさによって生まれる、お金とエネルギーと時間の無駄遣い

    ★・精神年齢が高い人はおだやかな笑みを絶やさずにいることができ、自分のことをあまり語りません。そして、そういうひとの方が、ずっと若く見えるものです。

    ・おしゃべりは愚かな行為です。相手の言う事を静かに耳を傾ける態度は、優雅さと威厳を示し、品格を感じさせ、穏やかなイメージを与えます。
    ★②・「天は我々に聞くためにふたつの耳を、話すためにひとつの口を与えてくれた。従って我々は話すよりも二倍多く聞くべきである」中国のことわざ

    ★・「他のすべてを知りたいときに、自分自身に無知であることは、ばかばかしいことである。」プラトン

    ★③・悪いときがあるから良いときが実感できる、という考え方ができれば、不安や後悔といった言葉はどこかへいってしまうでしょう。
    ・訓練を積むことにより、マイナス思考は抑えることができるようになります。まず、過去にこだわるのをやめ、今できることに考えを集中することを心がけましょう。例えば、朝は、どのような一日にしたいか自分に問いかけ、眠りにつくまえにも今日の楽しかった出来事を思い出すようにする。散歩、美味しい食事、友達との出会い、すべてが自分の宝です。

    ・わたしたちは実は、孤独を通じてエネルギーを充電できるのです。孤独を味わいましょう。孤独を訓練ととらえずに、特権と思うことです。孤独の時間は種を蒔くために用意された時間。蒔かれた種は、未知の世界に向けて目を出し、開花します。
    ・孤独を味わえるようになることで、むしろ、他人が存在する喜びが二倍に感じられるようにもなるでしょう。それだけ孤独は、人生を豊かにするものなのです。


    ▼質素 ------------------------------------------------------------
    ・「私は質素を私の存在の統一原則とした。必要不可欠な基本的なもののみを取っておくことに徹した。この禁欲的かつスパルタ的な方法にはどこか天の恵みが秘められていて、私はこの恵みが自分のものとなるようにこれについて瞑想した」ミラン・クンデラ

    ・粗食をしているからそれで充分、というものではありません。より深い思想と、生活流儀を追い求めること、それがシンプルに生きるということです。シンプルな生き方とは、質素でなんの変哲もないと思えるもののなかにも喜びを見出し、味わう事でもあるのです。


    ▼シンプル ------------------------------------------------------------
    ・あなたのために三つのキーワードを贈ります。
     (1)それぞれのものは、それぞれの場所に
     (2)整理整頓は時間を節約し、記憶力を助ける
     (3)良い仕事は、清潔で整頓された環境から始まる

    ・コンパクトで快適、便利な家こそ、シンプル主義にかなう住まいです。家の中は、ものではなく、住む人自身が主役です。

    ・「座を組み何時間でも瞑想する、からだが要求するときに食べ、簡素な小屋に住むことのなんという贅沢」鴨長明


    ▼モノ ------------------------------------------------------------
    ・年齢を重ねるごとに、自分のスタイルを洗練させていきましょう。理想は、服を着るのではなく、現実を身にまとうこと。シンプルであることは、すっきりとしたスタイルを形成するカギであり、かつ、ひとのこころを引き付けます。


    ▼他人・批判 ------------------------------------------------------------
    ・知性の無い人とは一線を引きましょう。相手を批判して正そうとするよりも、そもそも批判したくなるような人とは、つきあうのをやめた方が賢明です。
    ★・批判ばかりするひとは、自分に問題があるひとです。感情的にどう思っても、ひとの悪口は言わない、と心に誓いましょう。しばらくすると、習慣として身についてくるでしょう。
    ★・自制心をもつことは、周囲との良好な関係を保つために重要です。自分の知識をひけらかしたり、哲学者のように振舞ったりするのはやめましょう。

    ・ひとは自分ひとりではかなえられない幸福を、他人に求めようとします。尊敬すべきは、他人になにも求めない人です。そういうひとは、自分の内に永遠の可能性を見つけられるでしょう。

    ・真のひと助けとは、そのひとを自分の頭で考えられるように導いてあげることです。やたらにお膳立てをしたり、仕切ったりといった役割も放棄しましょう。
    ・貧しさとはお金の有無ではなく、人道的、精神的、知的な資質が低下する事を意味するのです。ひとを助けるには、まず自らがシンプルに生きる事。人生に与えられた宝物を見逃すことなく、喜びを胸いっぱいに満たしてシンプルに生きているあなたが、いかに幸せか理解してもらう事。これこそが、あながた他人にしてあげられる唯一のことです。


    ▼その他 ------------------------------------------------------------
    ・「貧しい旅行者とは、荷物をたくさん抱えている人のことをいう」イギリスの格言

  • ミニマリズムの本。宗教や道徳でもなく、生活の知恵にもとどまらない、ジャンル分けのできない本。私には新鮮で、何回読んだか分からないです。

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著者プロフィール

ドミニック・ローホー――著述業。
フランスに生まれる。ソルボンヌ大学で修士号を取得し、イギリスのソールズベリーグラマースクール、アメリカのミズーリ州立大学、日本の仏教系大学で教鞭をとる。アメリカと日本でヨガを学び、禅の修行や墨絵の習得などをとおし、日本の精神文化への理解を深めてきた。フランスはもとより全世界で著書がベストセラーに。『ゆたかな人生が始まる シンプルリスト』『シンプルに生きる 人生の本物の安らぎを味わう』(以上、講談社+α新書)、『シンプルだから、贅沢』(講談社)ほか、日本でもその著作は大きな支持を得ている。

「2022年 『成熟とともに限りある時を生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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