タナボタ!

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 154
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344018600

感想・レビュー・書評

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  • 1

  • 議員の数は減らすべきだ。

  • 豊後高田市立図書館

  •  衆議院選挙の比例代表で当選した若者から、政治の世界のいいかげんさとか、適当さを描いた作品。軽く読めるけど、ところどころ、だれの台詞なのか、わからない箇所があって混乱する。 主人公が最後に議員立法で成立させようとしているものも、明らかに身内を優遇するためのもので、とても正義とはいえない。

  • 民主党絵の政権交代時の選挙で棚からぼた餅式に比例で当選した議員をイメージしている小説。選挙の事ばかり考える国会議員とそれにおもねる完了、議員のお手盛り手当の事など、なかなか考えさせられる内容だった。主人公は元暴走族だが、あるきっかけで外国人看護師の試験制度に疑問を持ち勉強をし出す。彼を党の指示に埋め込ませようとする勢力や、国会での否決を予想してあまり法案作りに協力したくない官僚などがいる一方、国を思う人々もちらほらいて救われる思いもした。

    もっと大活躍してもらいたいところで小説は終わってしまったので、星は四つにする。

  • この、作者らしからぬ軽いタッチの政治小説。面白かった。

  • 衆議院選挙の議員公募に応じて当選した元フリーター。
    現存の議員を彷彿とさせる登場人物たち。

    普段感じている国政への不満が、実は本当にそうであったのかと打ちひしがれる思いで読んだ。

    消費税を上げる前に議員特権は廃止すべきだよね。

  • よくある展開の話ではあるが、ストレートな分、読みやすい。こういうのもたまには良いかな。

  • すごく面白いんですけど…!?
    27歳のプータローがタナボタ式に衆議院議員になってしまったところから始まる物語ですが、大場大志は愚かじゃないよね。
    議員が多過ぎる、衆愚政治だとばっさり言い切り全く保身を考えない大志の姿勢に好感を持てる。
    新人議員の生活なんて全く知らなくて、その収入・運営から秘書の待遇・給与まで初めて知る話ばかり。タイトルからコミカルな印象を受けて読み始めたけど、失政を手厳しく批判したり議員数を半分にしろと主張していたり、読み応えがあった。

    官僚の原岡くんも好き。賢い人が胸を張って国のために働ける日本を、大志君どうか実現させて下さい…。
    ところで文庫化したらしいけど続編はないのか!?

  • かんたんな内容で、読みやすい、政治小説。

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著者プロフィール

一九四九年、岡山県玉野市生まれ。九四年「メルト・ダウン」で第1回小説現代推理新人賞、九九年「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞。他に『ダーティー・ユー』『ミッドナイトイーグル』『M8』『TSUNAMI津波』『東京大洪水』『風をつかまえて』『乱神』『衆愚の果て』『首都感染』『首都崩壊』『富士山噴火』『日本核武装』『神童』『ハリケーン』『官邸襲撃』『紅い砂』『決戦は日曜日』など著書多数

「2022年 『落葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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