- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344018600
感想・レビュー・書評
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議員の数は減らすべきだ。
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豊後高田市立図書館
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民主党絵の政権交代時の選挙で棚からぼた餅式に比例で当選した議員をイメージしている小説。選挙の事ばかり考える国会議員とそれにおもねる完了、議員のお手盛り手当の事など、なかなか考えさせられる内容だった。主人公は元暴走族だが、あるきっかけで外国人看護師の試験制度に疑問を持ち勉強をし出す。彼を党の指示に埋め込ませようとする勢力や、国会での否決を予想してあまり法案作りに協力したくない官僚などがいる一方、国を思う人々もちらほらいて救われる思いもした。
もっと大活躍してもらいたいところで小説は終わってしまったので、星は四つにする。 -
この、作者らしからぬ軽いタッチの政治小説。面白かった。
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衆議院選挙の議員公募に応じて当選した元フリーター。
現存の議員を彷彿とさせる登場人物たち。
普段感じている国政への不満が、実は本当にそうであったのかと打ちひしがれる思いで読んだ。
消費税を上げる前に議員特権は廃止すべきだよね。 -
よくある展開の話ではあるが、ストレートな分、読みやすい。こういうのもたまには良いかな。
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すごく面白いんですけど…!?
27歳のプータローがタナボタ式に衆議院議員になってしまったところから始まる物語ですが、大場大志は愚かじゃないよね。
議員が多過ぎる、衆愚政治だとばっさり言い切り全く保身を考えない大志の姿勢に好感を持てる。
新人議員の生活なんて全く知らなくて、その収入・運営から秘書の待遇・給与まで初めて知る話ばかり。タイトルからコミカルな印象を受けて読み始めたけど、失政を手厳しく批判したり議員数を半分にしろと主張していたり、読み応えがあった。
官僚の原岡くんも好き。賢い人が胸を張って国のために働ける日本を、大志君どうか実現させて下さい…。
ところで文庫化したらしいけど続編はないのか!? -
かんたんな内容で、読みやすい、政治小説。
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日ごろから議員と名のつく職業の必要性に疑問をもちその弊害を感じていた者として、そうだ!そうだ!と頷くことが多かった。たなぼたしきに衆議院議員になってしまったフリーターの大場大志が感じる優遇されている議員のあり方には怒りさえ感じる。実在する議員と似通っている登場人物にも笑えた。後半の外国人の介護士資格取得の不条理さに立ち向かっていく大場大志に少し救われる思いになった。
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はっきり言って物語としてはもうひとつ、まぁありきたりな感じかな、でも愚民国家と言われるのは分かる。
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続きが気になりました。
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比例区で衆院選に「タナボタ」当選してしまった元プータローによる政治批判。
どこかで聞いたことのあるような人物に出来事。
社会や政治の知識はないが、正義感のある正直な主人公が奮闘する、ドラマで見た事があるような話。
サラッと読めて読了感もマル。 -
まさか自分が当選するなんて、と文字通りタナボタで国会議員の職を手に入れた、元プータロー大場大志。
彼のいい意味での庶民感覚が政治の裏側を暴いていく。
でも、これは小説の世界だからできること、実際はきっと無理、と冷めた視線の自分もいる。
だからか、だんだん成長していく大志とは逆に、現実の政治を思うと読後高揚できなかった。
これじゃ政治家の思うつぼかもね。 -
前の郵政民営化を問た選挙での自民党圧勝や、先の政権交代選挙での民主党圧勝、そして参院選での自民党勝利とめまぐるしい変化に嫌気がさしているあなたは、正常でありと同時に、この状況を招いた加害者でもあるという事です。議員さんにも色々いますし、官僚にもそうでしょう。ましてや、正義の味方であるはずの検察官迄が証拠を捏造する時代です。もう、なんでも有りでしょう。次の選挙には投票に行って、真面目に考えた一票をいれなくては。と思いを新たにする本です。
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昨日読了。フィクションです。だけど、国民の多くが普通に願っているあり様だと思います。政治家と呼ばれる先生方、一読を・・・・。鼻で笑われるかネェ?
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20100909
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どこかで聞いた事のある人物たちが多数出てきます(苦笑)
まさかの政権交代で、プータローだった主人公がなんと国会議員(衆議院議員)の比例代表で当選しちゃいます。
政治のことなんか何も知らない主人公。
政治家としての自覚もないまま、流されるように生きていくのですが、議員として曲がりなりにも政権に関わっていくと、内側からいろんなものが見えてきます。
そんな主人公が、ヤンキー仲間から頼まれたことを新人議員ながら突き進めていくうちと、先輩議員、大物幹事長など様々な人々を巻き込み、この国の恥部に触れていくことになる。
これからの彼の活躍を期待します! -
元プータローの新人国会議員の奮闘記。
確かに、言いたい事はもっともなんだけど、著者の政治家に対する苦言をとうとうと聞かされている様な、もうお腹いっぱいな気分にさせられる一冊。
素人議員の話なら、池井戸潤の「民王」の方が断然おすすめ。 -
「失政は、殺人よりも遙かに重罪だ---。」
プータロウの主人公は、収入を得るためわらにもすがるつもりで、衆議院候補者の募集に応募し、政権交代を伴う雪崩的勝利で、比例名簿の絶望的順位にもかかわらず当選してしまう。
こんな楽な仕事はないと惚けていたけど、悪友仲間や家族など「庶民」の感覚から、今の政治はおかしいと気づき行動を起こすのだ。
高島哲夫には、外れはないと思っていたけれど、今回もたっぷり楽しめました。
理科系の出身だから、科学の関係のない分野でおもしろいモノを書いてくれると、この先がさらに楽しみです。もちろん、理科系なりの緻密な作品も大好きです。
本書は、荻原浩の雰囲気があるように思った。(思うのは私のかってなので...) -
購入した日:2010/07/24
開始した日:2010/08/08
読了した日:2010/08/08
どこかで聞いたことがあるような設定。
ある1点の政策について
話が展開するが、やっぱり
もっと骨太であって欲しかった。
続編読みたいなー。