- Amazon.co.jp ・マンガ (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344018761
感想・レビュー・書評
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(2011/1/29 Yahho!)
これもまた、メインの読書の合間用に借りたのですが、手にした途端に読んでしまいした。
読むと言っても、これはマンガonlyなので、読み終わるまでそう時間はかからないのですが…
それから、貸出期間に何度も見ていました。
“すーちゃんシリーズ” の最新作です。 私には 「ほしいものはなんですか?」 に2作目です。
順番に読んだほうがいいかな~とも思っていたんですけどね。 そんなに気にしなくてもいい本だし (*´―`*)
すーちゃんは、36歳の独身で、カフェの店長さんです。 店長っていっても、オーナーではありません。
職場の人たちとも、上司として上手に対応しています。
お店の女の子 : 店長~ ちょっといいですか
すーちゃん : どした?
この、「どした?」 の言葉で、いい雰囲気の職場なんだと想像できるし、上司として信頼されている様子が
わかりますね。
最初から、すーちゃんの嫌いな人が明かされてはいません。
いくつかのエピソードや、人を嫌いと思っている自分が嫌だと悩んでいる様子が書かれた後に明かされます。
今、あたしが嫌いな人って、この女です
独り暮らしの自分の部屋で膝を抱えて辞書を開いて、「嫌い」 の意味を調べていたり、徐々に寝っころがっていく
様子など、細かい部分までこのゆる~い絵で表わされています。
嫌いな人を慕っている人も嫌いと思う自分の心がねじれていく感じとか、「うん。そうだよね~」 とか、共感出来る
ことばかり。
サブタイトルの 「すーちゃんの決心」
心の中がねじれてからまって
「だんごむすびになりそう」
きついきついだんご結びになったら
「自分で」 「ほどけなくなんないかな」
疲れ果てたすーちゃんは、
辞めよ
仕事、もう辞めよ
そう決心した時、久しぶりに花の香りに気がつきます。 (ロウバイの花)
もう一人、すーちゃんのいとこのあかねの “決心” もサイドストーリーとして描かれていました。
職場への不満、家族のこと、彼氏の些細な行動、待ちに待った結婚。 あかねも自分で答えを出します。
益田ミリさん、もうお気に入りの作家さんの仲間入りです (*^-^)/\(*^-^*)/\(^-^* ) -
ほんとに現実に嫌いな人がいる時に読むと、嫌な気持ちが増幅されてしまう。
彼女たちのような解決方法が取れない立場だとなおさら。
増幅された分、解決できない現実がつらくなります。
嫌いな人が現実にいる方には日曜日の夜に読むのはオススメできないです。
解決できたあとで読むなら、客観的に読めるとおもいます。自分も。 -
逃げはいけないと教えられてきたけれど、自分が追いつめられてどうしようもなくなったら、逃げるという選択もありなんだなと思えた。
悩み苦しんだ末逃げるのなら、誰かに何かを言われたとしてもしょうがないと思えるのだろう。
次の仕事を見つけるのは逃げるために大切なことだ。 -
ああ、わかるなあと共感できることがあった。
益田ミリさんの本は、絵がシンプルで好き。
すらすら読めるし内容も親近感のわくものが
多いので、もっと読んだことがない他の本も
読んでみたいと思う。 -
シリーズ通して読んでいますが、今回のはちょっと読後感が悪く感じました。登場人物全員それぞれ、なんか嫌な感じ…
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嫌いな人にどんな嫌味を言われても、大人の対応で乗りきってきたすーちゃん。それに耐えきれなくなった自分を肯定する姿は、今同じ悩みを抱えている人にとっては勇気を与えてくれると思う。
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再読。"どうしても嫌いな人"で1冊の本になるとは!