嗤うエース

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著者 : 本城雅人
  • 幻冬舎 (2010年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344018785

嗤うエースの感想・レビュー・書評

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  • 途中までは、それなりに面白く読んでいたのですが、ラストが消化不良気味でした。

  • 並外れた才能を持つ浪岡龍一。育った地域は賭けられる物はなんでも賭けの対象になるところだった。小学生のころ、浪岡のピッチング、そして何か話しかける男を見かけていた警視庁の半澤。浪岡がプロの選手となっても、違和感のあるし合いは続く。それに目をつけ、龍一と対峙することになる半澤。龍一は、八百長をしていたのか、最後まで読んでも、はっきりとした動機がよく分からなかった。父親がキーだけど、愛していたのかなぁ?お父さんを。父に褒められたかったのか?最初はまどろっこしかったけど、中盤から一気に読めたので、すっきりしなくて残念。もっと野球とかに詳しかったら良かったのか?賭け事とか。

  • 野球賭博、八百長を題材とした野球小説。人気球団のエースピッチャー浪岡に対して湧き上がった暴力団との交際と八百長疑惑。浪岡が八百長に手を染めているのかを、少年時代の浪岡をしるベテラン刑事と、高校時代のチームメイトの週刊誌記者が真相の究明に乗り出すミステリー。
    野球賭博の仕組みなど興味深い内容でページが進みましたが、ラストはウーンと思わせる展開でした。

  • 野球賭博を題材に取り上げた作品。知らなかったが、日本にはアマチュア野球でさえも賭博の対象にする文化があったという。もしかしたら今もあるのかもしれない。確かにいまだに麻雀でお金のやり取りがあるように、民間レベルの小さな賭け事はまだまだあるのかもしれない。この物語は昭和の時代の話で、やくざのしのぎのひとつだったハンデをつけた野球賭博を取りしまおうとする警察が賭博で身代をつぶした父親との関係がある豪腕投手を八百長のやり手として追い詰めようとするなかで判明するさまざまな人間模様が面白い。なかなかでした。

  • 題材が面白くリアリティーもあったが、最後は尻すぼみの感が否めない。

  • 八百長をしていたのか?
    やってたなら何のためなのか?

    舞台が70年代ということで少々古臭い感はあるが、なかなか面白く読めた
    ただラストは、一番簡単なまとめ方で残念…「安易に逃げたな」という気がする

  • 端的に言うと、非常にもったいないな! という感想。
    題材や設定のツカミはバッチリで、いざ読み進めていっても、ずっと高い興味と関心を保ったままグイグイとのめり込んでいくことができる。
    「結局二桁勝利は続いているのかいないのか!」といった細かな矛盾も時に見受けられるが、それもご愛敬のレヴェル。
    ところが話をまとめにかかる終盤、それこそ野球に例えれば7回表辺りから勢いは徐々に落ち始める。
    残る紙幅が少なくなるにつれ、「大丈夫かな…?」と不安が増していったのだが、不幸にもその不安は裏切られることなく、最後は昔の安っぽいテレビドラマのように終幕してしまった。

    全編を事細かに通せば、読者に伝えたい著者の思いというものがちゃんと込められていたのかもしれないが、この描写ではそれは届かないと思う。

  • 本当にやっているのか、それともやっていないのか、そこに周りの関係者の推測も交えて物語は語られていく。 試合の描写はそんなに少なく、会話によって、それどれの思惑によって構成されているので、淡々としているが、それが真実に近づいていくようで読み応えがあった。

  • 孤高の天才ピッチャー浪岡。彼は本当に八百長をやっていたのか?
    和歌山の貧しい漁師町に生まれ父親は借金を作って蒸発。
    複雑な家庭環境に加えて彼の背中に見え隠れする黒い影。
    偶然、浪岡のきな臭い場面を目撃した刑事と高校時代のチームメイトが彼を追い詰めていく。
    野球賭博を題材にしてますが高度経済成長期の日本の側面を垣間見せてくれる社会派ミステリーにもなっています。
    浪岡の真意はどこにあるのか?
    はっきりとしないラストに物足りないと言う声もありますが釈然としない終わり方にこの物語のタイトル『嗤うエース』の真意があるんじゃないでしょうか?

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嗤うエースの作品紹介

極貧からのし上がった孤高のエース-。人気球団スターズの浪岡龍一は、世間からの称賛を一身に浴びていた。図抜けた才能、明晰な頭脳、打者に向かっていく闘争心。非の打ちどころがない大投手のはずだった。だが、週刊誌が暴力団との交際を報じたことでその評価が揺らぎはじめる。次々と明るみに出るスキャンダル。特ダネ合戦に沸く各メディア。それでも平然とマウンドに立ち続ける浪岡。彼は本当に八百長に手を染めているのか?何のために?どのような手口で?尽きぬ疑問を解消すべく、少年時代の浪岡を知るベテラン刑事と、高校時代のチームメイトである週刊誌記者が、真相究明に乗り出すが…。元新聞記者が書き下ろす、迫真のエンターテインメント。

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