往復書簡

著者 :
  • 幻冬舎
3.52
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本棚登録 : 4304
感想 : 669
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344018839

感想・レビュー・書評

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  • 2016.2.11(図書館)

  • 全編手紙。手紙の往復で物語が紡がれていく手法が面白かった。短編だから仕方ないのかもしれないけれど、うーん、湊かなえさんとしては、なんだか物足りない!あと一歩!

  • とても良かった。あっという間に読み終わってしまった。実はちょっと考えさせられることがあってなるほどと納得。

  • 2015/12/21

  • この時代に手紙!
    でも、手紙だからこそこの小説は面白いし
    手紙で書いてみてもいいかもって
    思う気にもなる。

    自分の気持ちを整理できるし
    やはり拡がりがある気がする。

    千秋は、結果ウソを通して
    すべてが見えてよかった。
    (でも女性はこえーよー)

    先生って
    ただ、生徒のためにいる気がする。
    (でも先生もやっぱ人の子)

    守るものから離れて守る
    ってのもあるかもねー。
    (遊ぶかもしんないけど)

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.6||M
    資料ID:95100719

  • ④/147

  • 手紙のやり取りのみで、過去の出来事やその時の心情が明らかになっていく。
    放送部に所属した理由や事故に対する感情も、キャラによって全く異なるのが面白い。
    でもお互いに持っているイメージはやっぱり遠からず、ということが、手紙を別人が書いた、と見破ったことでわかる。

  • 往復書簡だけで構成されていて、とても面白い。

    放送部の部長と副部長の結婚式から始まる十年後の卒業文集、教師が定年を迎えて教え子の今を調べて欲しいと依頼する二十年後の宿題、彼氏が国際ボランティアで発展途上国に派遣されてエアメールを重ねていく十五年後の復習。

    どれも一気に読んでしまった!
    短編ながら、様々なエピソードや展開が散りばめられていて、満足度が高い作品であった。

    また、湊かなえ作品では想像していなかったハッピーエンドでうれしかった。

  • 海外で生活している悦子は、数年振りに帰国し、高校の同級生の結婚式に出席した。再会した顔ぶれの中に、欠けている人物がいた。それは新郎の元カノであり、幼馴染みの千秋だった。千秋は行方不明になっているという。いったいふたりの間に何が起きたのか、彼女の身になにが起こったのか?

    タイトル通り往復書簡で真相を明らかにする中編三編。もっとドロドロしてたり後味悪いのを期待していたのでわりとあっさりしていて拍子抜け。

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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