残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

著者 :
  • 幻冬舎
3.68
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本棚登録 : 2372
感想 : 327
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344018853

感想・レビュー・書評

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  • 読むのを途中でやめてしまった。
    序盤の遺伝についての記述には少なからず納得させられたが、その後の極論で一気に読む気が削がれた。
    続く内容も人間心理やら遺伝に関してなどが短いエピソードで綴られていく。ふーん、それで?の繰り返しで飽きてしまった。

  • 序章と第1章で書かれている考察は面白く読めたが、それ以降は著者の知ってる知識の羅列に終始・・あとがきで、「君は僕に似ているのだ」という読者への激励の言葉は、俺様感が鼻につくだけで共感できなかった。

    このあとがきの短い言葉で、本書のあとあじを悪くしていると感じたのは、私の妬み嫉みなのでしょうか?

  • なんとなくつかみ所の無い本である。いろいろな文献から面白いエピソードが引用されているが、方向性がどこを向いているのかは、はっきりしない。

    特に序章の話の展開はかなり強引だ。

    あとがきにも書かれているが「自己啓発のイデオロギーへの違和感」ばかりが際立って感じられる。

    正直いって、第四章だけで充分ではないかと思う。それもp251の
    「自由で効率的な情報社会の到来は、すべてのひとに自分の得意な分野で評判を獲得する可能性を開いた。だったら幸福への近道は、金銭的な報酬の多寡は気にせず(もちろん多いほうがいいけれど)、好きなことをやってみんなから評価してもらうことだ。

    この部分だけで十分だ。この部分を中心に話を広げたほうが面白いだろう。

    経済学的な話は説得力があるが、自己啓発の否定は成功しているとはいいがたい。

    あと、読んだひとが具体的にどうすればいいのかもわからない。

    まあ特定の自己啓発本しか読んでいない人にはパラダイムシフトになるかもしれない。たぶんタイトルもそういう人向けに読んでもらうための工夫なのだろう。しかし、たったひとつの方法と言いながら、なぜか二つ(二行)のアドバイスがでているのが、やや謎ではある。

  • 世の中のトレンド変化と、個々人がそうした変化に対してどう向き合うかと言った内容。主要な経済理論などを分かりやすく解説した、いわばキュレーションの本であるが、イマイチ頭に残らない。所詮は、寄せ集めなのかと思う。

  • 2.6。まあね、としか出ぬし、社会問題の拾いあげが浅いし、一つの方法って、なんか無理矢理感あるし、タイトルありきでまとめてないか?この本。

  • 言いたいことはわかるが、論拠の使い方が乱暴すぎてついていけない。

  • 「自分は変えられるか」をテーマに、自己啓発ブームにも触れながらその限界を説いている。
    能力は遺伝的に決まる部分が大きく、後天的に変えられる部分は限定的との科学的な調査には納得がいく。また文章が上手いので読ませる。ただ、あっちこっちに話が飛んでいる印象で、読了後結局何が言いたかったのかが今一つよく分からなかった。

  • 返報性のルールの話は自分にも大いに心当たりがあり、興味深く読んだ。
    科学や統計的データをずらずらと出され、なるほどと思いつつ「ん、ところで何を証明しようとしてるんだっけ…」と迷子になりながら読了。
    最後は希望を示しているのに読後感がもやっとしているのは「自分で起業して好きなことをやったけど愛情空間や友情空間で人から認知されずやってもできないという現実に打ちのめされて心を病む人」もそれなりにいるように思われ、堂々巡りになってしまうケースに思い当ってしまうからだろう。(筆者も好きなことで成功する難しさにはちゃんと触れていますが)
    洗脳や動物実験などショッキングな内容も後味の悪さの原因のような。
    それが「残酷な世界」の現実であり真実なのだよ、と言われればそれまでなのだけど、私の「生き延びるための力」とはならずでした。うーんすみません。

  • 恐竜の頭になろうー

    いいこと、面白いエピソードがたくさんありすぎて頭にのこらない。

    様は、ニッチ市場を自分の得意で好きな分野で探して
    仕事にしなさいっていう内容。

    自分のことを振り返る。

    特に秀でた特技がある訳ではないが、
    サラリーマンでなかったら退廃的にダラダラするだろう。
    何かを課せられるとそれを超えようと
    やってやる、という半分喧嘩腰でやる。
    できた時にはどや顔で発表することが、
    おそらくすっとして大好き。

    バラバラな事象をシンプル化して整理してシステム化することも
    熱中する。だから今の仕事内容はある意味自分にあっているのかな。

  • 立ち読み。
    自己啓発色は薄く、
    様々な事象から考える人間性質(心理)を考察する本。
    その事象がなかなか面白く、
    立ち読みではなくじっくり読んでみたいと思わせる。

著者プロフィール

2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)、『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』『橘玲の中国私論』(以上ダイヤモンド社)『「言ってはいけない? --残酷すぎる真実』(新潮新書)などがある。メルマガ『世の中の仕組みと人生のデザイン』配信など精力的に活動の場を広げている。

「2023年 『シンプルで合理的な人生設計』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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