- Amazon.co.jp ・本 (70ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344019072
作品紹介・あらすじ
新型ロボットの男の子・ジップと、旧型ロボットの女の子・キャンディ。ジップはキャンディに恋をした。ジップの翼で街じゅうをデートしたふたりは、クリスマスの日に、モミの木の下で会うことを約束する。ところが、ある日、キャンディのメモリー機能に異変が起きた!これ以上思い出を重ねると、キャンディは壊れてしまう。愛する彼女を守るため、ジップができる唯一のことは、キャンディをあきらめること。ジップのひとりぼっちのクリマスに、サンタクロースは微笑えでくれるのか-?恋するすべての人へ贈る、感動のクリスマス・ストーリー。
感想・レビュー・書評
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「ジップや。生きることは、背負うことだよ。どうにもならないことがこの世の中にはある。だけど大切なのは、それを受けとめて、その中でキミがどう生きるかだ」
切なさもあり、心温まる物語詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良い筋
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まずやっぱり絵が!1ページ1ページ一旦何時間かけて描いたんだろう。と、細部まで。そこまでこんな描く?てぐらい細かい部分まで描かれてあって変わらず惹きつけられます。
容量がいっぱいでもう新しいことが覚えられない。もしくは古い記憶がどんどんなくなっていく。どちらも辛いなぁ…と思ってるところにあの日の絵日記。キャンディいつも書いててくれてありがとう。ジップを救ってくれてありがとう。いつもの当たり前の日々も、いつか忘れる。こんなに幸せな毎日をバタバタとウザく感じることもある。懐かしく思う日がくる。私も日記書こうかな。 -
生きるとは、背負うことだよ。どうにもならないことが、この世の中にはあるある。だけど大切なのはそれを受けとめて背負うことだよ。そのなかでキミがどう生きるかだ。(博士の言葉)過去を失ったキャンディがクリスマスイブ絵日記帳を持って現れます。涙が出て来ます。
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短く、ストレートなストーリーでした。
切なく、でも幸せなストーリー。
話の内容は単純でわかりやすいですが、きっと、読まれる方の今までの人生や現在おかれている状況と照らし合わせて読んでみると感じ方もまた、変わるのではないか?と思いました。
共に生きる、共に背負う。
生きるもの、動くもの、上手く共存していく大切さのようなものを私は感じました。 -
厳しいですが、、、あくまで個人的見解で。
伝えたいことの主題をそのままセリフで言わせたり
説教くさい展開はきついなあと思ってしまいました。 -
絵良いと思う。
ストーリーもよいと思う。
切ない絵本。
時にはこんなのが必要です。 -
よかった!この人の才能は素晴らしい!
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「障害」って何だろう?
「共に生きる」って何だろう?
何かを失わないと一緒に居られないとしたら、どうしたら良いのだろう?
そんなことを考えさせられるあったかく、時に切ない物語。
最後の最後の、あとがきまでもが泣けてきます。