ハタラクオトメ

著者 : 桂望実

• 幻冬舎 (2011年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[booklog-kantaさんの感想 · 2011年6月3日]

男は、言うほど働いてない。
全くその通り！

[mapplusさんの感想 · 2011年5月24日]

上手く行き過ぎる気はするけれど、最後まで楽しく読めたのは、ごっつぁんが周りに振りまくほんわかした空気が、読んでる方にも伝わるからかも。女子同士の足の引っ張りあいが全くないのも、読後感がいい理由かな。

[hosinotukiさんの感想 · 2011年5月22日]

食べることも料理も好きなデブキャラ「ごっつあん」。でも料理の本ではなくて、製品開発のプロジェクトチームのてんやわんやのお話。楽しく読めた。

[wondercatさんの感想 · 2011年5月20日]

　「仕事」って・・。「男性」って・・。共感する部分がありました。主人公の「ごっつぁん」が素敵。あんな友達欲しいなぁ。あと「ごっつぁん」のおばあちゃんも素敵。

　５月って仕事で病む人結構いる。小説みたいに上手くいくことばかりではないけれど、この本を読んで少し元気になれるといいなと思います。私も仕事で「青春」できるよう毎日を過ごしたいな～。

[snowtopさんの感想 · 2011年5月17日]

　久しぶりに楽しいオシゴト系小説を読めた。
　落ち目の中堅時計メーカーに勤めるＯＬの真也子は、身長１５７センチ体重１００キロで、自らを『ごっつぁん』と呼ぶ癒し系のデブ。イメージとしては、柳原可奈子かな。
　この真也子が、新しい時計を企画する女性だけのプロジェクトチームのリーダーに抜擢され、商品化に向けて悪戦苦闘していくさまは、肩肘張らずに読めて面白かった。

　誰からも愛されるデブキャラの真也子だけでなく、それぞれトンガッた個性を持つ脇役たちが、思い思いに動いていて、実に楽しそう。
　かと思えば、ＯＬらしいあだ名のつけ方や物事の着眼点、実際によくある不毛な会議の実態や、メーカーの社員であることを再認識する部分などは非常にリアル。デブキャラであるが故に、実は冷静な真也子の観察眼が、無理なくストーリーを追っていく絶妙なバランスは、キャラ作りの勝利かもしれない。

　調べたら著者は『県庁の星』を書いた人だった。社会に出て勤務経験がある人は、お茶を出すシーンすら、リアル感がある。

[ルー子さんの感想 · 2011年5月16日]

＜内容＞北島真也子、OL。157cm、100kgの愛くるしい体形ゆえ、人呼んで「ごっつぁん」―。中堅時計メーカーに就職して5年が過ぎた彼女は、ひょんなことから「女性だけのプロジェクトチーム」のリーダーに。任務は、新製品の開発。部署を超えて集められた5人と必死に企画を立てるも、その良し悪しを判断される前に、よくわからない男社会のルールに邪魔される。見栄、自慢、メンツ、根回し、派閥争い…。働く女性にエールを送る、痛快長編小説。

[baniさんの感想 · 2011年4月30日]

すっかり話の中へ引き込まれてしまった。
仕事への頑張りや、達成感も味わえたけど
何よりも人への優しさや信頼が気持ちよく描かれていて
読みながら優しい気持ちになれた。

[isokoさんの感想 · 2011年4月30日]

デブキャラのＯＬががんばって仕事しちゃう

[かずはさんの感想 · 2011年4月16日]

主人公の女の子のことが他人とは思えなくて、思わず購入。
お仕事小説としてはなかなか面白いんじゃないかな。
共感できる人も多いと思う。
ただ、登場人物にあまり魅力を感じないのが残念だし
あれ？途中に出てきたあの話はどうなったん？？てのが
いくつかあった。

[akobooklogさんの感想 · 2011年4月16日]

逆転の発想でデブを売り物にしている明るいキャラの「ごっつぁん」が女子PJのリーダーに命じられたことをきっかけに仕事の楽しさに目覚めていく話。軽く読めます。

著者プロフィール

一九六五年東京都生まれ。大妻女子大学卒業後、会社員、フリーライターを経て、二〇〇三年『死日記』で「作家への道！」優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『県庁の星』『嫌な女』『ハタラクオトメ』『頼むから、ほっといてくれ』『残された人が編む物語』『息をつめて』など。

「2023年 『じゃない方の渡辺』 で使われていた紹介文から引用しています。」