ハマスの息子

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制作 : 青木偉作 
  • 幻冬舎 (2011年6月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344019997

ハマスの息子の感想・レビュー・書評

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  • [回天]イスラエルを敵と公言するハマスの創設者の息子であったモサブは、ある出来事がきっかけで「ロアイ」と名乗る人物と出会い、意気投合の末にイスラエル側の情報機関のスパイとして働くことに。次第に彼は複雑な情勢下で存在感を強め、「グリーン・プリンス」というコードネームをつけられるようになるのであるが......。世界中が度肝を抜かれた一人の男の「改宗」に関するノンフィクション。著者は、本書の出版前に家族から絶縁を宣告されたモサブ・ハサン・ユーセフと彼の執筆を補佐したジャーナリストのロン・ブラックイン。原題は、『Son of Hamas: A Gripping Account of Terror, Betrayal, Political Intrigue, and Unthinkable Choices』。


    こういう人がいるということは知っていたので、「とんでもない話があるもんだな」と思いながらページをめくり始めたのですが、読んでみると想像を絶する衝撃作でした。事実は小説よりも奇なりを地で行く展開に、(不謹慎ではありますが)バツグンに面白いと思ってしまったのも事実。イスラエル・パレスチナ紛争に彼が直接・間接的に与えた影響だけでなく、彼と彼に関わった人々の心情(特にすべてが曝け出された後のそれ)に思いを致さずにはいられない一冊でした。

    〜自由、自由への渇望。まさしくそれこそが僕の物語の根幹にある。(注:評者訳)〜

    映画版も観賞してみたい☆5つ

  • イスラムのことに詳しくないのですが、興味深く読みました。

    私と年の変わらない青年がこんな日々を送っていたとは。

    ハマスの息子である著者がイスラエルのスパイを働き、結果的にテロで多くの人が殺されるのを防いでいた。ことがわかる。

    彼がキリスト教に改宗することも大きなおどろきだ。

    そして、家族とも絶縁されて、アメリカで亡命生活を送っているが、ホームレス同然という現状が何ともいえない。

    「正義」はどこにあるのだろう。

    豊かさとはなんなのだろうとか、思ってしまう。

  • ハマスはパレスチナのテロ組織で反イスラエルの強行姿勢をとっている。本書の主人公はハマス幹部の息子でありながらイスラエルの秘密警察のスパイとなって、ハマスの活動情報をイスラエルに提供する。尊敬する父親はハマスのリーダであり敬虔なイスラム教徒。息子はハマス内部の矛盾やイスラム教に問題を解決する力がないことに苦悩しキリスト教の洗礼を受けてしまう。心の葛藤を随所に告白しているが、何かひっかかって釈然としない。米国に政治亡命した姿にまやかしを感じた。

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ハマスの息子の作品紹介

裏切りかそれとも愛なのか!?憎悪、陰謀、拷問、自爆…中東を揺るがす恐るべき秘密の数々が今白日の下に。

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