ほんとに、彼らが日本を滅ぼす

  • 86人登録
  • 3.70評価
    • (4)
    • (9)
    • (4)
    • (3)
    • (0)
  • 11レビュー
著者 : 佐々淳行
  • 幻冬舎 (2011年7月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344020252

ほんとに、彼らが日本を滅ぼすの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 『危機管理に不向きな内閣のときに大事件・大事故は起きる』前著『彼らが日本を滅ぼす』に記して一月半後の3月11日、不幸にも予言は的中した。ここに書かれているのは本当に国を憂う人間の言葉です。

    これは前著『彼らが日本を滅ぼす』を読んだあとで読もう読もうとは思っていましたが、ついつい延び延びになっていて、やっと読み終えたところでございます。筆者はあまりにも有名ですが安田講堂やあさま山荘事件の陣頭指揮に立ち、三原山噴火の際の避難計画を遂行した方であり、『危機管理』の言葉を広めた方でございます。

    一読して思うことは自分が警察官僚としてまさに『命がけで』守り通してきた日本が内側から崩れていくことが悔しくてたまらないんだろうな、ということでございました。行間には当時の菅直人政権に対する苛立ちが満ち満ちており、改めて当時のことに思いをはせておりました。
    「危機管理に疎い総理のときに大事件、大災害が起きる」
    というジンクスがある。このことを予言したまさに1ヵ月後。あの3・11が起こり、さらにいまだ収束のめどが立たない福島原発事故という「想定外」の事態も抱え込んだ……。

    被災者の阿鼻叫喚とそれに耳を傾けずに国民不在の政争を繰り返す菅内閣の不逞を余すところなく断罪してあって、読みながら身が引き締まる思いでございました。合間合間にはさまれてある、自身が行った『危機管理』の経験はまさに修羅場をくぐった人間にしか書くことのできない臨場感あふれるもので、ただ、巻末のほうに記されてある「危機の宰相」はイシハラさん、という箇所には正直、ウ~ンと思いましたが…。それを補ってもなお余りある『憂国の書』だと思います。

  • 資料ID:21103415
    請求記号:

  • 東日本大震災で「危機管理に不向きな内閣の時に大事件・大事故は起きる」という予言が的中。

    体の許す限り、講演活動・執筆活動を続け、日本に「喝」を入れていただきたい。

  • 山動く ウイリアム ガス バコニス中将 アメリカ陸軍伝統の手法 現場を知らぬ上層部が無茶な命令がきたら「通信不良、聞こえません」といえば良い
    防災服は現場で着るものだ
    特攻を拒否した志賀淑男海軍少佐 どうしてもいうなら、私が特攻隊を志願します。そのときは、貴官もわたしも一緒に征きましょう
    古来、救国の大宰相は、孤高を恐れない

    平沼赳夫 石原慎太郎
    *寄付

  • 現体制の危機管理能力、危機管理体制作りの弱さが露呈しておりなんとも怖い。特に外交やエネルギー問題についてはやばいね

  • 稲むらの火の話とその後の話など、いい話が載っている。
    東日本大震災のときに、国がどのように、だれによって守られていたのか、よく知らなかった。読んで良かった。

  • 東日本大震災後の菅政権の危機管理能力の無さや東電トップの不十分な対応を過去の「大島三原山噴火・全島避難」など成功事例と比較しながら詳しく解説。2011年8月末、”日本を滅ぼす”菅総理が退陣し、筆者も少しは期待している民主党若手政治家(枝野・安住・細野・玄葉・福山)が政権中枢に入閣したので野田政権も少しは期待できるのではないかと思った。

  • 危機対応実務のプロ、憂国の士として、福島原発対応を例に現行政府の治安・防衛・安全保障感覚の欠落に対して説得力ある苦言・提言を展開。含蓄多い。ただ左派嫌悪の表現をもう少し抑えた方が本の品位が高まったかもしれない。

  • 豊富な修羅場経験を持つ著者による、震災後の対応への苦言と提言。
    全学連憎しといったバイアスは多少あるが、うなずける部分も多い。

  • 佐々氏の前書である「彼らが日本を滅ぼす」は、
    発行当初に読んでいた。

    民主党政権に切り替わった後の混乱を、非常に
    冷静に分析し、誰が何で悪いのかを解説されて
    いる。

    すでに80歳というご高齢で引退を宣言されていた
    にも関わらず、あまりの国家の体たらくに我慢が
    ならず書いたという点に尊敬の念を抱いたものだ。

    で、今度はとうとうタイトルに「ほんとに」が
    ついてしまった。先ほどレビューした村上龍さんの
    本と同じで笑えない。

    佐々氏の本には共通して「上に立つものの覚悟」と
    いうものがある。

    人生の大先輩からそういうものを書籍を通して
    学ばせてもらえるのだから幸せだ。

    でも、この本は今の国の危機的な状況が
    「危機管理」を熟知している佐々氏の
    冷静な視線で語られていて、相当気が
    重くなる。

    それでも諦めないで自分のできることを
    続けてみたい。僕には未来を守らなければ
    ならない、かわいい存在がいるのだから。

    ところで佐々氏は「次期首相にふさわしい人」を
    この著書で1名だけ上げている。

    今の永田町は最悪らしい。
    やっぱりという結論だった。

    それでも何とかしなければならないと、
    現状を改善する為の最適解というべきものを
    探られていた。

    その国家を思う気持ちに、改めて尊敬の念を抱いた。

全11件中 1 - 10件を表示

佐々淳行の作品

ほんとに、彼らが日本を滅ぼすを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ほんとに、彼らが日本を滅ぼすの作品紹介

危機管理に不向きな内閣のときに大事件・大事故は起きる。前著『彼らが日本を滅ぼす』に記して一月半後の3月11日、不幸にも予言は的中した。なぜ、被災地支援は進まないのか?なぜ、原発事故の対応は後手後手なのか?なぜ、これほど権力に執着するのか?現内閣の所業、真の日本再生プランを徹底検証。憂国の遺書第二弾。

ほんとに、彼らが日本を滅ぼすはこんな本です

ツイートする