プリズム

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著者 : 百田尚樹
  • 幻冬舎 (2011年10月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344020641

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プリズムの感想・レビュー・書評

  • 溺れる者は、とにかくここから逃れたい。

    手を、
    誰か手を、
    と、必死でもがく。

    が、
    そこに誰もいなかったら?
    誰も、救いの手など差し伸べてくれなかったとしたら?

    多重人格とは、
    現実から逃れたいと強く望む人達が心の内に拵えた
    <かくれみの>
    みたいなイメージしかなかったのだが、
    物語を読んでいると
    逃げたい、のではなく
    誰からも攻撃される事なく、
    普通に生きたい、
    普通に人と接したい
    ただ、それだけの事が
    普通に出来ないから
    自分の命を自らが救う為に
    生まれてしまった多々な人格。

    なんだとわかって、とても悲しかった。

    物語は
    多重人格のなかのひとり、と恋におちる家庭教師の悲話。

  • 多重人格というのに少し興味があった。昔そういう内容の本も読んだりした。
    凄く読みやすい内容でどんどん読み進めていったが、
    卓也を愛してしまう聡子にだんだんと引いてきた。
    旦那さんをほったらかしかいって感じで。
    ビリー・ミリガンを読んでみよう。

  • 百田尚樹さんと言えば、【永遠の0】が売上累計400万部を突破したんですね。
    この数字は史上初だとか!
    百田さんのその他の本も売れているらしいし~。
    みんな、百田さんの本、読んでるんですね~!!
    で、この【プリズム】ですが、【永遠の0】や【海賊と呼ばれた男】のような重厚感はありませんが、読みやすい!
    2012年本屋大賞にノミネートされているこの本、帯には「悲しくミステリアスな恋愛小説」と。
    面白くさらさら~っと、一気に読めました。

  • 最後まで前のめりで読めた本。
    一気読みしていまう吸引力のあるお話でした。

    最初のほうで引き込まれたのは、どんな話なのか予備知識持たずに読み始めたからだと思う。
    でも、話の方向が見えてからはややトーンダウンしてしまいましたが。
    彼らは誰なのか、多重人格の可能性は早くに思い当たったけど、それだけではない何かを感じてドキドキしている間がいちばんおもしろかったな。

    解離性同一性障害がどういうものかというもの以上に、人の心の複雑さや多面性を感じて自分という個性の捉えにくさを実感しました。
    心理学ね~面白そうと確かに思ったけど、あまりに難しそうで、真剣に解き明かそうとすると人を信じられなくなりそうです。
    幼児期のトラウマが原因というのはなんとも・・・ですが。

    恋愛小説としても聡子の戸惑いや焦燥感がリアルに感じられておもしろかったです。ちょっと冷めすぎというか投げやりだけど、不妊ってところが彼女を蝕んでいるのかなと感じました。
    最後は切なかったなー。彼と付き合うことはわたしが想像してもありえないけどね。

  • 多重人格の男性との恋愛話。
    うーん...何でみんなヒロインに惚れるのかが分からない。

  • 多重人格の人との恋愛。ものすごく読みやすかった。けれども、主人公の女性には全く共感できなかった。恋は盲目とはいうけれど、何だか自分のことしか考えてないなと思って。

  • こういった類の物語は評価も分かれるところだけど、私は結構好きでした。男性の描く恋愛ものには女性側からみると不自然だったり限界があったりするけれど、構成の面白さでそこは気になりませんでした。私は主人公の女性にはあまり感情移入出来ず、逆に、多重人格症の男性のほうに感情移入してしまった(特に卓也)。その結果最後は涙。ちょっと昼ドラっぽいところもあるんだけれど、作品に引き込んでいく力はさすが百田さんという感じでした!

  • こういう物語の最後のシーンってのは、どうしてこういつも味気ないのかなぁ~。

    たたずんでいた とか 去っていった とか 涙が流れた とかさ。

    なんだか本題とわ全く関係ないところへ梯子を外しておいて「おいもう終わったんだから登ってくんなよ!」って言われてるみたい。

    えーと、そんでよぉ、この作品は、多重人格についてをお話にした物語です。
    でも、あんまし面白くは無いぜ。百田さんの本でこのくらい面白くないのには、初めて出会ったような気がするっち。

    なので、本屋大賞にノミネトされたのは何かの間違いかもしれません。

    そして、わたしはこれで本屋大賞のみねと本を6つ読みました。
    あとの4つのうち3つが今手元にあります。

    たしかもう最終投票は終わったのだっけかな。
    いやいやまだだ。
    2月末が最終投票締め切りのはづだ。
    そして、すぐに大賞は決まるんだけど、それをづるづると4月まで引っ張ってから、発表するんだ。

    発表するのと同時に、あの例の投票した書店員さんたちのコメントが載った「本屋大賞」ってのが発売されて、そんで、書店員さんの人数分だけしっかり売れるんだ。

    いやぁー、堅い商売しますねぇ、本の雑誌社さまは。

    ということで、わたしは、そのままそこにたたづんでいた。

    ドダ!

  • 超肩透かし。

    気になる相手が多重人格者で、好きになった人格は主人格じゃなかった。
    いずれは統合されてしまう副人格を好きになってしまった時、その別れはどのように迎えられるか。という距離でも死でもない別れを演出しようとした意欲作。

    なんだけど、土台がスポンジ。主人公の心情変化が急。共感できないうえに、終いには主人公もおかしくなってきて「まさかの人格分裂バッドエンド」かと思ったらそうでもない。なんだかもう全体的に暖簾に腕押しな感じで、読んでて疲れた。

  • 家庭教師の主人公はある裕福な家に雇われる。大きな屋敷の中で不思議な男性に出会う主人公。会うたびに印象の違う男性に戸惑う彼女だったが・・。
    多重人格の中の、本来の人格でない人物と恋に落ちてしまい・・というストーリーは多分に結末が予想できるのですが、本当にそうなるのか?別の結末にいくのでは?と思わせる展開でした。著者の作品の中では文量が少ないほうかな?

  • 成城の立派なお屋敷・岩本家で家庭教師をすることになった聡子。そこで奥の離れに住む不思議な男と出会います。彼は多重人格者で、困惑されつつも翻弄されていく聡子。
    岩本広志の中には色んな人格があります。 純也 タケシ セイイチ ヒロコ・・・そして村田卓也。最大時には12人の人格があったが、精神科医の治療で少しづつ統合されて行く。その中の理想的な人格は卓也。彼に恋した聡子だったが、完治の時には広志に統合されてしまいます。その切なさが絶妙で面白かったです。

    多重人格者というと、やっぱりビリーミリガンとか思い出しますが、精神分裂なのか躁鬱なのか、日々からの現実逃避からも成り得る病。怖いな~。著者・百田尚樹の詳細なリサーチ力は素晴らしくとても勉強になりました。

  • 多重人格の小説はいくつか読んだけど、多重人格の特性みたいな部分については簡単にしか触れずに進んでいく。他の多重人格の本にくらべて、浅い内容に感じた。読みやすい文章だから苦には感じないけれど、多重人格についてガッツリ読みたい方には物足りないだろうなと。
    ラスト、二人の切ないやりとりだけ、この部分だけがこの本で光っていた。きっとこのラストシーンを書きたいが為に出来上がった本なのだなと感じた。

  • 解離性同一性障害(多重人格)を題材にした小節。

    エンディングがちょっと安直にまとめられてる感はあるが、単純に読みやすく、面白かった。

    多重人格という題材に関しては、24人のビリー・ミリガンを読んでいたので、理解も出来たし、入り込みやすかった。

    主人公の女性に感情移入出来ないと書いている女性が多かったが、私は特にそうは思わなかった。あり得ない話でも無いのかなぁと…。

    モンスターも読みやすくて一気に読めたけれど、こっちの方が私は好きな作品。

  • 「永遠の0」や「海賊と呼ばれた男」などを読んだあとなので、これが百田作品なのかと違和感を覚えた。
    濡れ場のシーンもあるのだが、そのたびに百田さんの顔を思い浮かべてしまい、笑ってしまった。

  • 作中の誰にも感情移入出来ず。
    パターン通り幼児虐待から人格統合までの流れがあり誰が書いても多重人格ってこうなるのか。
    多重人格というジャンル自体もういいかと。

  • 解離性同一性障害、いわゆる多重人格の話。
    読みやすかったが、「永遠のゼロ」や「海賊とよばれた男」と比べてしまうと残念な感じ。

  • テーマは多重人格。

    解離性同一障害について
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%A3%E9%9B%A2%E6%80%A7%E5%90%8C%E4%B8%80%E6%80%A7%E9%9A%9C%E5%AE%B3

    漫画『幽遊白書』の登場人物に多重人格者がいたなあ、くらいにしか自分の知識はなかった。
    現在の名称は解離性同一障害であることから始まり、過度の虐待が要因であることが多いことや、人格を統合させていく治療など、知らないことばかりで勉強になった。目から鱗とはこのことだ。
    人格のひとつと本気の恋愛をして、不倫関係になっていく様子はSFかと思うほど奇妙で、なおかつ説得力もあった。
    さすがだなあ。もっと勉強しよう。

  • 百田尚樹の本ということで借りてしまった。解離性同一性障害のことを知ったので調べて、書きましたというような小説だな。主人公の梅田が多重人格の岩本広志に魅かれていく展開にちょっと無理があるかなあ。
    西図書館 913.6:H-99::0100523895

  • 期待が高すぎたようです。多重人格自体珍しくないし今更感がある。調べるのに力を割きすぎた印象で、肝心の話がつまんない。

  • これはないよ。百田尚樹って話題の人だから短そうなものを読んでみたけど、もういいや。

  • 「永遠の0」の直後に読んだからか・・・
    期待はずれでした。

    期待しすぎたってこともあるけど

    一気読みはできます。

  • 正直詰まら無い。主人公の性格破綻甚だしく、好き!でも好きじゃないの、私は関係ないわ!みたいな描写が多く、女性をバカにしているのかと感じる。永遠の0に出てきた女性は素敵だったのに残念。

  • 先日、『海賊とよばれた男』で本屋大賞を受賞した百田尚樹さんの作品。
    『永遠の0』も本当に面白かったので、図書館で見つけてすぐ借りてみました。


    解離性同一性障害の男性と、その人格の一人を愛してしまう女性のお話。
    百田さんらしく、書く前に相当な勉強と下調べをしたんだろうなあと思わせる内容。
    私自身、知らない知識が沢山あって、とても勉強になったし、文章力もあるので、とても読みやすくあっという間に読み終えました。


    が!!

    小説のお話としては…うーん、物足りない。
    期待し過ぎていた感が否めません。
    内容がかなり重いテーマにも関わらず
    文章量が少ないのも原因でしょうか?
    もっと一人一人の人格に深く掘り下げていれば面白かっただろうなぁ。修一君の受験にしろ、康弘との関係にしろ、中途半端な所が多かった気がします。

    百田さんの良さは、やはり上下巻ほどの長文で発揮されるのかも?
    早く『海賊になった男』を読みたいものです。

  • 今、注目の作家ということで、読みましたが、主人公の女性がリアル感を感ぜず。

  • 百田尚樹さんの本の情報量たるや! 解離性同一性障害の知識は少しはありましたが、やっぱり下調べがすごい! 勉強にもなるし、ほんと色々考えさせられます。 もう一度じっくり考えながら読みたい本です。

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プリズムの作品紹介

「僕は、実際には存在しない男なんです」世田谷に古い洋館を構えるある家に、家庭教師として通うことになった聡子。ある日、聡子の前に、屋敷の離れに住む謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、ときに女たらしのように馴れ馴れしくキスを迫り、ときに男らしく紳士的に振る舞った。激しく変化する青年の態度に困惑しながらも、聡子はいつして彼に惹かれていく。しかし彼の哀しい秘密を知った聡子は、結ばれざる運命に翻弄され-。

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