- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344020641
感想・レビュー・書評
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へんな話。
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いわゆる多重人格者の話。人格統合の治療が絡むので、その意味ではワンパターン。でも、そこに恋愛もってきたのは初めて読んだかも。
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世田谷に古い洋館を構える家に、家庭教師として通う聡子。ある日、彼女の前に、屋敷の離れに住む謎の青年が現れる。激しく変化する青年の態度に困惑しながらも、聡子は彼に惹かれていき…。哀しくミステリアスな恋愛小説。
多重人格者による殺人の小説は何冊か読んだことがあるが恋愛小説は初めて。ヒロインが古い少女漫画のように通俗的で魅力がなく、斬新な設定が台無し。
(D) -
本屋大賞ノミネートということで読んだのですが、個人的に多重人格を扱っているフィクションが苦手なので、この作品もやっぱり楽しめませんでした。
病理としての解離性同一性障害をここまで詳しく描いている小説は初めてだったので、その点は驚きです。
ただ、珍しい題材をテーマにしていること以外には、展開もありきたりだし、内容が浅い感じがしました。
読みやすく客観的に考えて悪くないのだけど、他の百田作品に比べると、今一つといった感じがいなめません。
主人公の女性に共感出来ないところも、残念でした。 -
多重人格という病気には昔から興味があった。
24人のビリー・ミリガンを読んで、こんなことって本当にあるんだろうか??って、聡子と同じように半信半疑だったし、この作品を読んだあとでも受け入れ難いものがある。
しかもこれは偏見だろうが、個人的には男性作家の描く女性にはあまり共感できない。この作品も女性視点のためか筆者の女性観念を押し付けられてる気がしないでもない。
ここは『影法師』で男性が描く男の物語を読んで、払拭するとするかっ! -
多重人格者の一つの人格と恋に落ちたら、という話。
主人公が恋にのめりこんでいく後半は一気に読める。いい悪いは置いといて、こんな感じ久しくないなあ、こんな感じ忘れちゃいけないよなあと思った次第。(不倫をしたいとか今の生活に不満があるとかそういうことじゃないです。)
ラストはある意味予想通りですが、分かっていても切なくなって泣けました。 -
多重人格(解離性同一性障害)の男性の人格の一人と恋に落ちた女性。途中までは興味深くストーリーの盛り上げ方も面白かったけれど、だんだん主人公の女性の身勝手ぶりが不快で仕方なかった。患者のプライバシーをペラペラしゃべっちゃう医者にもビックリ。この作品、昼ドラにしたら面白そうだと思う。
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飛行機の中でささっと。
本屋大賞ノミネートということもあって。
百田さんの作品は好きだけど、これはイマイチかなー(失礼!)。
主人公が女性で、女性の気持ちをうまく描かれている?とは思うのだけれど、
読んでいてもどかしくなる。
それが恋愛小説っていう意味ではいいのかもしれないが。
ストーリーの内容をさわりだけ紹介してみると、主人公の女性が多重人格者である男性の中の一つのキャラクターに恋をしてしまうというもの。
2回読むかといわれれば、読まないでしょう。 -
切なすぎました…
聡子のワガママも、本当に卓也のことが好きなんだなーと思えました。いつまでも続かないことが途中からわかっていたけど、それでも二人の幸せを祈ってしまって一気読み。
最後の卓也のさよならの言葉が…切なすぎた…
恋って不思議だなあ、としみじみ思いました。
同じ外見で、卓也の性質を受け継いでて、記憶も共有している広志を好きになれたら楽なのになぁ。
そういうもんじゃないんですね。
でも、好きになるのはとめられなかったと思うしな。
ちなみに、全部読みきって、私も卓也が好きです(告白)