誰でもリーダーになれる3つの約束

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344020818

感想・レビュー・書評

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  • 自分の得意とする分野を見つけ
    それを伸ばし、結果を出すことで組織に貢献する。
    そして、それを自分だけでなく
    他の人でもできるようにリードする。
    それがリーダーです。

    全ての人が何らかの分野のリーダーである組織は強いと思います。


    本日ご紹介する本は、

    そんなリーダーになるための
    心構えをまとめた1冊です。


    「陽転思考」

    事実はひとつですが、
    その事実に関する考え方はふたつあります。
    ネガティブに捉えるか、ポジティブに捉えるか。

    どんなに、悪いことが起こっても
    その事実をポジティブに捉えることはできるはずです。
    ピンチはチャンス。
    なにか起こったときには”陽転思考”を思い出しましょう。


    「気づいて直す」

    日常の中で、ちょっとしたミスや不具合があっても
    いそがしい中では、目の前のやるべき仕事に負けてしまい
    そのままにして、そのうち忘れてしまいがちです。

    なにかミスや不具合があったとき、まずは
    「ああ、ここは改善したい」と心から思うことが大切です。

    そしてその思いを忘れないようにメモし、
    メモを見返して、次の行動につなげましょう。


    「他の人のためにする」

    自分のためでなく、他の人のために本や新聞を読む気持ちが大切です。
    もちろん、自分の知識を付けるために読むのですが
    それを他の人のために使わないと意味がありません。

    常に、「他の人のために」という気持ちを持っておきましょう。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    「陽転思考」=事実はひとつ、考え方はふたつ。目の前の事実から「よかった」を探す
    いつも考えて伝え方を工夫するのもリーダーの仕事
    どんな人だって、「気にかけてもらっている」という事実に対しては喜びを感じる
    とにかく相手が動きやすいように、「いつまでにやってください」と期限を与えるようにする
    「お客様は買った瞬間がスタートなんだよ。その人との第2のスタートを切ってください。」
    「気づいて直す」=「ああ、ここは改善したい」と心から思うことが大切
    早く成長したいなら、他の人の経験を聞いて、疑似体験を多く持つことが一番いい
    リーダーは自分のためでなく、部下のために本や新聞を読む気持ちが大切
    その人を愛するlことが出来るからこそ、自分の時間を投げ打ってでも、その人の成長を望むことができる
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章 自分との約束
    第2章 部下への約束
    第3章 環境を作る約束
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/770c6447ad7b3606.png
     

  • 和田さんの本を初めて読みました。

    リーダーのつもりで仕事しよう。

    と思ったのです。

    自分と約束

    部下と約束

    環境整備をする


    大事なことを教えてもらいました。

    子育ても一緒。


    また今日から頑張ります。

  • 人を育てるコツ
    ・自分と約束する→よい人材を育てるためには、まず教育する側が変わるべき。真のリーダーになれるように、自分が変わること。

    ・部下と約束する→長所短所それぞれある部下と向き合い、きっと成長できると私も相手も心から信じることが必要。

    ・環境整備をする→組織はたくさんの人の集合体、さまざな感情がぐるぐると渦巻く環境。マイナスの感情が流れればあっという間に組織全体に影響してしまう。さらに上司→部下だけでなく、同僚同士が尊重し合う環境をつくることも大事。だからインフラを整える環境整備が必要。

  • この人の本を読むのは2冊目だけど、こっちのほうが受け止めやすいかな。
    実際に自分の失敗談をたくさん語ってくれているのが好印象で、実践的に振り返りの素材とかに使える。
    この人が売っていた商材についてはやり方も含めて未だに理解できないけど、玉石混淆の(失礼ながら石のほうが圧倒的に多め)人材をまとめて行かれた方ならではのテクニックなんでしょうね。

  • <読書>和田裕美/だれでもリーダーになれる3つの約束

    ・俺がやった、俺がやったと言えば言うほど評価は下がる。だから人が付いてこない。
    本当に結果を出した人は何も言わなくても認めてくれる。そうなると自分で自慢をする必要なんかない。
    ・リーダーの仕事は管理や監視ではない。やる気を出してもらうこと。あの人は影でサボっているではないか、と疑いだしたらキリがない。
    ・感情的になって怒っても何の得もない。
    ・出来る人だけが仕事をしてれば組織は大きくならない。
    ・人を育てるというのはその人の人生を預かるということだ。辞めて欲しいなんて言う前にやり尽くしたか?
    ・リーダーは人の目を気にしない方がいいのです。思う存分私の悪口を言ってくれ、と開き直るぐらいのほうがいいのです。
    ・どんな人も気にかけてもらっている、という事は嬉しいのです。
    ・リーダーは絶対に現場を忘れてはいけない
    ・プロとして仕事に自信を持つ(経験、知識)
    ・契約後にこそお客様をケアする
    ・人は継続して動いていないといけない。いくつになってもそれが人を動かす
    ・朝の10分のmtはその後の10時間のトレーニングよりも効果がある
    ・部下が10人いたら10通りの教育法がある。一人一人と向き合う事が大事

  • 1章:自分との約束

    ・「陽転思考」する。
     事実はひとつ、考え方は2つ
     失敗という事実はひとつ。しかし、その後「上司から恵まれていないな」などマイナスを探し、下を向いて立ち止まる考えと、一回落ち込んでその事実を

    しっかり受け止めてから、「自分の甘さに気づいてよかった」などの事実から、プラスを見つけて進む人生か 考えは2つ。

    ・自慢しない、自分を庇護しない
     本当に結果を出した人は、何も言わなくても勝手に伝説になっている。自分で自慢する必要もない。

    ・部下をとことん信じる
     Q:リーダー、上司として、もしひとつだけやらなければいけないことがあるとしたら、なんですか?
     A:信じること

    ・素直に話を聞く
     上司である人はだれの意見でも、体全体でその人に向かって、目を見てうなずいて聞く態度を見せるべき。
     聞いてもらえるという事実は非常に嬉しいものである。
     正直どうかなと思う意見が部下から上がっても「そうか、難しいけど考えてみるね」と言うべきです。
     頑固になってしまうのは、「自分は正しい」と思ってしまう過信からはじまる。
     経験が豊富だったり、本をたくさん読んだり、セミナーで勉強し過ぎると知識だけは増えていきます。
     そこで頭が良くなった気がしますが、それは単なる知識であって、自分で編み出した方法でないことを知るべき。
     「どうして彼は素直に言うことを聞かないのだろう」と思うとき、彼が素直でない場合と、あなたという上司に素直になれない場合の両方の原因があると

    考えるべきである。
     ⇒素直になって相手を受け入れる。
      素直になって相手を認める
      そして、真正面から裸で向きあう

    ・感情で怒らない
     「私が怒っているのはなぜだかわかりますか?」
     「○○さんがずっと時間を守れない人のままだとこれからの人生ですごく損をするから。人からの信頼を失うから。他にすごくいい部分もあって、人から

    好かれる要素をもっているのに、その甘えから、自分のいいところを生かせなくて自分の人生を台無しにしてしまうことがもったいないから。あなたの人生

    だけど、今私が関わっている限りは、そんなもったいないことをさせたくないから。~~~」

    ・質問攻めにしない
     ?「なぜ失敗した?」
     ?「そうなの? でその後、どうしたの?」
     ○「終わったことは仕方ないけど、早急に対応してくれて有難う」
     ○「そうか・・・でも正直に言ってくれて嬉しいです。これからどうしたらいいか一緒に考えよう」

    ・変化を恐れず受け入れる
     リーダーは変化に対して強くなければいけない。それは3つの力を兼ね備えた状態
     ①何があっても「何があっても動じない」という『精神力』
     ②良い変化だと思うなら素直に新しい方法に切替えることができる『柔軟性』
     ③変わろうと決めたら直ぐに行動できる『決断力』

    ・嫌われることを恐れない
     『自分を好きになってほしい』『自分を尊敬してほしい』『自分がすごい人だと思われたい』とかいうような、『自分中心』のものたちを捨てる。
     ⇒『相手を好きになる』『相手を尊敬する』『相手をすごい人だと思う(ところを見つける)』そんな『相手中心』にしてみる。


    2章:相手との約束

    ・必ず期限を与える
     「いつまでにほしい資料だからいつまでに作ってくれ」必須
     「企画書、全部作る前に途中でいいから報告して下さい」もうひとつ言わなければいけないこと
     
    ・マネージメントしない
     本物のリーダーは一緒に汗を流してくれる人

    ・「好きな窓=その人の長所」から相手をみる
     仕事が遅いけど、そのぶん細かい仕事もコツコツできるひと
     悪い70%ではなく、残りの30%にフォーカスする。

    ・話下手な部下を変える
     人と人が関わる社会において、コミュニケーション能力は車内外で必要不可欠。
     ①言いたいことだけ言ってしまう人(人の話を聞けない)
      ⇒自己顕示欲が強く「自分が、自分が」となりがち。仕事での貪欲さにおいてはプラスの部分なので、100%改善は必要ない。
       聞き上手になる練習。聞いて、聞いて、聞いて、話す。聞く我慢をさせる。
     ②人を気にして話せなくなる人(嫌われたら・・・と思うと言葉が出てこない)
      ⇒「自分が気にするほど相手ってあなたを気にしてないよ(笑)」「○○さんが何色のネクタイをしていたのか覚えている?」
     ③ボキャブラリーが貧弱な人(言葉を知らないために話せない)
      ⇒本をたくさん読んでボキャブラリーを増やしてもらう。

    ・仕事を貫徹させる
     この程度でいいや、これで満足と思うなと言い続ける。
     自分がもういいやと思ったところから、さらに、ひと手間加えて、初めてプロの仕事といえる。
     営業マンのゴールはお客様のスタートである。契約後にこそ、そのお客様をケアするという仕事のひと手間が必要。

    ・目上の人に花を持たせる
     どんなに実力主義であろうが、そうでなかろうが、目上の人、先輩には礼儀だけは、忘れてはならない。社会の基本である。


    3章:環境を作る約束

    ・成功事例をシェアする
     成果を出した人、評価したい人がいれば、聞いている人がイメージできるように具体的に話してもらう。

    ・褒め合う環境をつくる
     褒め合う環境はリーダーが最初は一人から作っていくものである。リーダーの率先垂範で生まれるものである。

    ・評価基準を設定する
     「本をたくさん読んで下さい」よりも「本を1ヶ月に3冊読んで感想を書いてきた人には読書賞を差し上げます」という方が、どれくらいの期間でどの位

    の量が評価の基準になるか明確。

    ・腐ったみかんに気づく
     「辛いよね」「大変だよね」と自分以外の誰かに言って、それに同意して共感してくれる人を求めてしまってはいけない
     マイナスの感情は、マイナスの行動を生み出す。マイナスの行動はマイナスの結果をつくる。
     同意した人も、知らないうちになんとなくテンションが下がって、そのマイナスに巻き込まれてしまう。
     マイナスな発言をする人がいたら、その人を陽転してあげる。共感するのではなく。

  • 素敵です

  •  詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=8775

  • 「将来自分のなりたい先駆者(リーダー)像をみせてくれる”案内人(リーダー)の教科書」のような本でした。

    リーダーと子育てって本当に良く似ていると思います。
    人材育成(人を育てる)という所でまず一緒。

    自分で変えられる所を変えると人も変わります。
    「事実はひとつ、考え方はふたつ」

    「自分と約束する」「部下と約束する」「環境整備をする」
    リーダーは「リーダーになってからリーダーらしくなる」
    誰だってやってみればきっとなれる。
    この本の3つの約束はなかなか厳しい。
    でも、やってみるから世界が広がる。
    そして少しずつ導く人に繋がっていく・・・。

    頭ごなしに怒る事では「気持ちの消化」は親(上司)も子(部下)もない。
    効率、効率と考えるのは自分自身の事だけ。
    知っているようで理解できていないことがたくさんありました。

  • 著者は人材育成会社(㈱ペリエ)代表、童話作家。営業・コミュニケーション・モチベーションアップのための研修・講演を国内外で展開している。営業力、交渉力、コミュニケーション力アップのためのスクールも運営している。

    著書に「世界NO2セールスウーマンの売れる営業に変わる本」「やる気が出るコツ、続くコツ」「新・陽転思考」等多数。

    リーダーになろうとする人にもともとの資質は必要ない。
    リーダーになってからだんだんと、リーダーらしくなっていく。
    上記の2点を根底に著者はリーダーでの自分の経験から人を育てる「コツ」を見出した。その普遍的なルールとなったリーダーシップの以下の3つの柱について本書は紹介している。
    ①自分と約束する
    ②部下と約束する
    ③環境整備をする

    世界NO2セールスウーマンという肩書きを持つ著者。
    イメージでは何事も効率よくクールにスマートにやってのけるというものではあるが、実態はその逆で色々な問題に対して試行錯誤し、遠回りでも地道に泥臭く問題に立ち向かっている。

    等身大の自分の経験を惜しげも無く披露した一冊。
    構成が「」付きの口語体・実際の経験が書かれていることもありスラスラ読むことが出来た。難しい言葉は一切でて来ない。

    気持ちがストレートに伝わるそんな著者の文章。
    根底にある陽転というポジティブ思考。読んでいて元気をもらえる一冊であった。

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著者プロフィール

和田裕美(わだ・ひろみ)
作家、京都出身。
外資系教育会社での勤務経験から『世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』を上梓しデビュー。著書の累計は230万部を超え、女性ビジネス書作家の先駆けと呼ばれている。『ファンに愛され、売れ続ける秘訣』『人に好かれる話し方』『人生を好転させる「新・陽転思考」』小説『タカラモノ』、そしてロングセラーとなる『和田裕美の営業手帳』など著作多数。華々しい経歴の陰にあった家庭環境や自身の極度な引っ込み思案を背景に書いた絵本『ぼくはちいさくてしろい』は、道徳科教科書『いきるちから』に掲載されている。NHK Eテレ「芸人先生」レギュラー出演、FM FUJI「WADA CAFÉ」パーソナリティーなどメディアでも活躍。
2023年、自身の小説『タカラモノ』を舞台劇化した。

「2023年 『2024 W's Diary 和田裕美の営業手帳2024(サックスブルー)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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