政治家の殺し方

著者 : 中田宏

• 幻冬舎 (2011年10月26日発売)

感想・レビュー・書評

[おさささんの感想 · 2012年2月16日]

Y150のイベントが失敗で終わったから投げ出したと思っていた。でも本を読んで、責任放棄してやめたわけではないことを知った。社会的に殺されたんだなと知った。
この本に書いてあることが100%本当なのか判断するほどニュースを見ていないし、政治のことを知らない。自分の頭で情報を選択するために、様々な情報に目を通す必要性を感じた。

[あよはたさんの感想 · 2011年10月28日]

この本をよむまで誤解してたことが多かったと。
「政治家の殺し方」というタイトルで見出しやまえがきを見ればわかるが、スキャンダルで政治家は殺せるとある。
色々とスキャンダルがあったので、そのイメージが強かったが、裁判で結果がでてるものが多く、色々とマスコミによって、事実無根のことを書かれていたようである。

この本を読んで、そうした、マスコミ、テレビもそうだけど週刊誌ってのがどういうものか、ちゃんとそれを鵜呑みにしてはいけないのだなと再認識しました。

[takuririneさんの感想 · 2012年1月23日]

元横浜市長中田さんがいかして政界から引きずり降ろされるかを描いたノンフィクション。地方政治黒すぎ。スキャンダル一つで政界引退しないといけないような構造自体も問題ありか。この本読んで政治家目指す人はよほどのドMであろう。

[後藤進さんの感想 · 2011年11月28日]

地方議会の総与党化。職員労働組合。特別手当など
地方自治体の地域ならではの特異性・利権・しがらみの
重さがよくわかった。こりゃこわい。

[champleさんの感想 · 2011年10月25日]

【新刊】政治家の殺し方 中田 宏
http://yamatoiebakawa.blogspot.com/2011/10/22.html

『政治家の殺し方』とは幻冬舎らしい衝撃的なタイトルですが、読んでみるとメディアの見出しの裏側や歪んだ政治の世界について知ることができます。普通の会社ではあり得ない、すさまじいことが行政組織では起こるということがよくわかる１冊です。

市長のスキャンダルの真相を知りたい方や、政治をとりまく歪んだ環境について興味のある方にオススメします。

[sky-readerさんの感想 · 2018年10月28日]

自分たちの中に普段入ってくる情報・・

それがすべて正しいのか・・

政治家としての中田氏が身をもって体験した、日本の政治の実態とマスコミの在り方

本質はどこか、考えさせられる１冊。

[da1chi55さんの感想 · 2018年10月10日]

政治やマスコミの裏側だけでなく、多忙を極める中田氏の家族との時間の持ち方など勉強になった部分多し

[ドラソルさんの感想 · 2017年9月17日]

スキャンダルによって横浜市長の座を追われた中田宏の自伝。

スキャンダルは全てねつ造で、既存の政財官癒着にメスを入れたから恨まれたという著者の記述はおおむね信用できる。
そして、交際費も裁判費用もすべて自腹と赤裸々に告白しており、これを読んで今後政治家を志す人が出てくるのかが心配になった。

[yama219さんの感想 · 2017年4月2日]

自分が今住んでいる横浜市も中田市長が来る前は役人天国で、会社員では考えられないような特別手当がいろいろ出て、市民の血税を貪っていたのかと考えると改革後の横浜市でそれなりに快適な生活をおくれていることで彼に感謝したいと思った。あとマスコミや週刊現代の酷さは優良な政治家を陥れる害悪な存在と思ったが、マスコミがいないと政治は腐敗するという論にも納得した。週刊誌も裏取りがされていない記事を書くなどもってのほかではあるが、政治家の資格もない都知事候補者を事前に排除したりもしているので悪いとばかりは言い切れない。

[kenshinakagawaさんの感想 · 2015年12月23日]

既得権益が自分の利権を守るためならあらゆる手段を講じる事が良くわかる本。またメディアも如何にいい加減な情報を垂れ流しているかを感じる。結局はそれらの情報をどう判断するかは個人に委ねられるが。

著者プロフィール

１９６４年生まれ。シンクタンク：日本の構造研究所代表。
青山大学卒業後、松下政経塾を経て２８歳の時衆議院議員当選。その後、３８歳で横浜市長に就任すると、改革を断行し破綻寸前の市財政を立て直した。

「2018年 『外食力』 で使われていた紹介文から引用しています。」