スウィート・ヒアアフター

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  • 幻冬舎 (2011年11月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344020931

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スウィート・ヒアアフターの感想・レビュー・書評

  • From 2017,6,14

    “会社へ、学校へ向かっていく、晩ごはんの買い物に、友達や恋人との待ち合わせに。それはみんな自分で作ったものにすぎなくて、一回はずれたら、もうそれをうらやましく懐かしく眺めるだけになってしまう”

    頭ではわかってるのに、心でわかってないこと。

    世界は今目に見えているものだけではない。それを「そうでしょ?思い出して」と確認してもらった気がする。

    小さなことをウジウジと気にしてる場合じゃない。

  • まぶい落とした女子の話。

  • 「きっとたっぷりと、たっぷりと寝たんだね。よく休んだんだ。いいとこで」

  • エキセントリックさがありつつも落ち着いている雰囲気があった。

  • 身近な親しい人をなくす、という経験がないので、心情や気持ちの変化は共感というよりも客観的に。
    2015.12.8

  • 2015.11
    18歳の自分に捧げる

  • よしもとばななさんらしい3.11のあとのレクイエムです。渋いアプローチですね。

  • 本には、ストーリーを楽しむものと、自分のこころのために読むものの二種類があると思いますが、私にとって吉本ばななと村上春樹の本は後者です。

    これはどうやら、東日本大震災のことを思って書いたもののようです。

    交通事故で恋人を亡くし、自らも死にかけた結果幽霊が見えるようになった女の人と、母親を亡くしたゲイの男の子とのお話。
    特にストーリーに盛り上がりがあるわけではありませんが、全体を通してとても優しい仕上がりになっています。

    人の生き死にや、ほんとうのこと、綺麗ごとではなくて汚いものも含んでそれでもなお美しいもののこと。
    そういうものについて書かせたら彼女の右に出る者はいないだろうと思います。

  • <閲覧スタッフより>
    恋人と共に事故に遭い、ひとり生き残った小夜子。死にかけた自分、大切な人の不在、一変した生活・・・様々なことを少しずつ受け入れてゆく姿に、「あの日」に直面した全ての人へのエールが込められています。

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    所在記号:913.6||ヨシ
    資料番号:10210220
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  • よしもとばななさんの本にしては分かりやすかった。
    小夜子は事故で恋人を亡くし、お腹に穴があく重症で臨死体験をする。怪我が快復し、新しい友人や新居に引っ越し、恋人の遺作を片付けていきながら、【生の素晴らしさ】や【今を生きる大切さ】を噛み締めていく。最後の小夜子の台詞、「私、こうして確かにここにいるんだもん」が好き。
    大震災を体験した全ての人へ…と云うあとがきに、納得できた。

  • 交通事故で同乗の恋人が死んでしまう。優しい人達しかでてこないので心安らか。

  • 生きるってことはただ目の前にあるものを認め、そしてありがたくとも、ありがたくなくとも、それを享受し、何事もなかったような顔をして、そっと静かに過ごしてゆくことなのかもしれない。
    あとがきの文のほうがしっくりきた。
    物語としてはなんだかやっぱりステキだ。
    でもやっぱりあとがきのほうがしっくりくるなんて、
    私が本当に本当に大切な人を大きな大きな事故で亡くしたことがないからだろうか。
    もう少したって、もっともっと疲れた大人になってしまったら、もう一度読んでみようと思う。

  • 2回目読了。前読んだ時も、今回も、泣きながら読み進める。ストーリーはもう分かっているのに、読んでいると涙が出てくる。そして読み終わるとびっくりするくらい、すっきりしている。素晴らしい作品を読みながら流す涙は、心の澱みたいなものを溶かす消化液になっているのかもしれない。

  • 交通事故で(さびてる)鉄の棒がささり死にかけた小夜。恋人はその事故で亡くなってしまう。
    その後、幽霊が見えたり、新しい出会いがあったりしつつ、今までの続きの時の中で生きていく小夜がよかった。
    淡々と過ぎて行く日常のすぐ隣に、誰の身にも同じように死がある。
    忘れて、考えないように生きてるけどね。
    震災後に書かれたらしい。ナルホド。

  • 優しい気持ちになれる。
    ばなな、見直した。

  • あったかい心を思い出す

  • 2014年初めて読んだのは村上春樹の文章だけれど、本として読み終えたのは昨日から読んでいるこの本だった。

    嫌いではないし、途中ではっとするような良い文章もあるのだけれど、最近の吉本ばななの本は、読んでいて、過去に起こったこと、もう主人公が掴んだことを説明されているような気になってしまう。

    この本も後半から少しは話が動いたものの、京都はこういうところでしょ、生きるってこういうことでしょって、説明されている感覚が消えない。

    物語から、こちらが掴めたり、感じたりできる話が読みたいな。

  • 請求記号:913.6/Yos
    資料ID:50063228

  • 恋人の洋一と車に乗っている途中、交通事故に遭った。

    小夜はお腹に鉄の棒が刺さったけれど、なんとか生き延びた。
    そして洋一は亡くなってしまった。

    怪我からなんとか回復したものの、大切な人を突然失ってしまい、
    自分がいったい生きているのか死んでいるのかも不安定な土台のうえで
    漂うように呼吸を繰り返すだけの日々から、日常を取り戻していく過程。

    幽霊アパート、ゲイのあたるさん、居酒屋しりしりの新垣さん。

    魂という意味の、まぶいを落としてきてしまった小夜が
    たくさんの人たちを通じて生きていくことを実感していくなかで
    周りの人たちもまた、小夜と同じように大切な人を失った悲しみを知っているのだった。

    自分の大切な人について考えさせられる~。

    震災をきっかけに書かれた話。
    生と死の境目は紙一重。

    悲しみから回復という言葉は曖昧で不確かだから、うまく使えない。
    悲しみは消えないけれど、時間とともに薄まっていくことが出来るよね。)^o^(

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スウィート・ヒアアフターの作品紹介

お腹に棒がささった状態から生還した小夜子は、幽霊が見えるようになってしまった。バーに行ったら、カウンターの端に髪の長い女の人がいる。取り壊し寸前のアパートの前を通ると、二階の角部屋でにこにこしている細く小さい女の子がいる。喪った恋人。元通りにならない頭と体。戻ってこない自分の魂。それでも、小夜子は生き続ける。

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