その後とその前

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  • 幻冬舎 (2012年2月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021365

その後とその前の感想・レビュー・書評

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  • みんなうれしそうな顔でニコニコ笑って、中には「もっと早く来なきゃ」っていう人もあれば、「来てくれてありがとう」っていう人もいるんだけど、とにかくみんな笑うんですよね。その笑顔だけ見たら、彼らは元気って思ってしまうんだけど、それは要するに日本人独特の美徳であって、本当は泣きたいんですよね。

    日本人のそういう時の笑顔というのは、うれしくて笑ってるんじゃないんだと。相手を中心にものを考える人たちだから、できるだけ相手に不愉快な思いを与えまいとするその防御が笑顔になってるんだみたいなことを書いてあったんですよ。ああ、まったくもう僕、被災地に行って、その笑顔によく出会うんですよねえ。


    本当に辛い目にあった人に、どういう言葉をかけるべきか教えてください。
    かける言葉はないですよね。
    ないです。
    だから、もうそのときはね、本当に一緒に泣いてあげる。それしかできませんよ。泣けてきます、そういう人に会うと。
    いや、本当に泣けてきますね。

  • 大好きなお2人(寂聴さんとさださん)の対談集。東日本大震災の前と後に対談をしたのでテーマに対して前と後と交互に読めるようにと編集に工夫があった。たしかにあの地震の出来事があり、色んなことの価値観がはっきりとしたと感じる。日本の言いにくい環境だとか、周りの反応を見てから自分の意見を言うとか、おかしいことはおかしいと言わないと!というお二人はユーモアを、交えながらはっきりと言っていてスッキリした。自分たちが良ければ周りはどうでもいいという、今の利己主義、世の中にはこれからの日本を考えると、悲しくなる。忘己利他の教え、なかなか実行出来るものでないが、忘れずにいたい。

  • 3.11のあと7ヶ月後くらいの対談集です。どちらの方も好きなので、購入してしばらく積ん読状態だったのをようやく読みました。4年近くたった現在の問題を、この当時ですでに看破しています。これから、どうやって行けば良いのだろう、何ができるだろう、何をすべきだろう、示唆をいただきました。

  • 図書館ではこの本を文学に分類しているけど
    (この本を所有している図書館だけか?)
    哲学に分類してもいいと思うのは,それこそ私だけか。

    東日本大震災前後の対談を交互に読んでいく形になっている。

    いつもあんなに語るさださんが寂聴さんの前では,
    かわいいものです。

    いろいろはっとさせられる言葉もあるし,
    かといって難しくもなく,
    固くならずにならずに読めました。

  • さださんと寂聴さん、当たり前のことを当たり前に行えるふたりの対談集。敗戦が日本人を駄目にするまでの影響があったかどうかは(戦争を知らないわたしは想像するしか出来ない)判らないし、東日本大震災で「考え方・生き方が変わった」という言葉をあちこちで見かけはするけれど、街を歩けば、相変わらずの思いやりのなさに辟易することも多々あり。
    何がおころうが、人間の-その人の持つ-本質みたいなものは変わらないんじゃないか、と諦めに似た気持ちにさせられたけれど、と同時に、わたしは当たり前だと思うことを行っていこう、とふっきれた気持ちになった。それでも心がくさくさした時は、またこの本を読み返そうと思う。

  • 食べ物について、寄付について愛国主義についてなど、改めて日本人として考えてほしいことが書いてある。
    現代人は想像力が不足している、相手がどう感じるかの想像ができない。心に響くなあ。

  • このお二人の対談、興味深いなと思って読みました。
    そうは言っても、まぁ普通の内容の対談でした。
    ときどき、おもしろい話があるぐらい。
    まとまりがなさすぎるので、震災の前と震災の後の対談を交互に入れてくるのもちょっと読みづらい。
    もちろん、決して悪い本ではないですが。

  • 対談集を読むのは初めてでした。素敵なお二人だから、読んでみたかった。瀬戸内寂聴さんとさだまさしさんの対談。3.11の前後の対談でしたが、頷けることや笑いもあり、凄く読みやすい本に巡りあえたと思えた。そして、つくづく目に見えないものへの大切さを感じさせられました。若い男は草食系で性欲まで弱くなって、中年のオジサン、オバサンは韓流に夢中、年寄りは公共心失って・・・ってウンウン頷けました。皆、原発や政治のこと、呑気すぎる、しっかり自己主張しなくってはね!と思えました。また、次号の新刊でれば読みたいな。

  • 大震災の前と後の対談。会話そのまま。

  • 私は何を期待してこの本を手にしたのだろうか、と考える。
    著名人同士の大震災遭遇の前後の雑談録、想定内です。

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その後とその前の作品紹介

東日本大震災が起こる1年前と、被災から半年後。二人が語った、日本人について、命について、愛について…。この国を思う二人からの、過激で愛に満ちた叱咤とエール。

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