望遠ニッポン見聞録

  • 594人登録
  • 3.59評価
    • (29)
    • (102)
    • (91)
    • (14)
    • (3)
  • 106レビュー
  • 幻冬舎 (2012年3月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021501

望遠ニッポン見聞録の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 『テルマエ・ロマエ』の作者、ヤマザキマリさんのエッセイ。
    長年の海外生活でいろんな経験をされているヤマザキさんの目で見るニッポンは、ずっと日本から出たことのない私にはとっても新鮮です!
    漫画に掲載されているコラムも面白かったので、ヤマザキさんのエッセイは間違いなく面白いだろうと予想していましたが、期待していた以上に笑わせられました。

    行ったことのない国はステレオタイプなイメージばかり先行してしまうので、実際にその国で生活した方の経験談・体験談は目からウロコがぽろぽろ落ちてきます。
    イタリアの歯医者の恐ろしさには戦慄。
    日本がトイレ先進国となった理由も笑ってしまいつつ、深く納得。
    イタリア人のお姑さんのエネルギッシュさに爆笑。
    ベルルスコーニ元伊首相には「殺伐とした清々しさが感じられる」と評されていたのが印象的でした。

    どうやら最近ヤマザキさんの新しい本がでたもよう。
    そちらもチェックせねばー。

  • ちょうど昨日、映画「テルマエ・ロマエ」を観てきたばかり。原作に比べてかなり大味にはなっていたけど、濃い(*^_^*)俳優さんたちが大真面目に古代ローマ人を演じている馬鹿馬鹿しさが可笑しくて、なんか、もうそれだけでいいかな、と思えてしまった…。

    で、グッドタイミングでヤマザキマリさんのエッセイです。

    海外生活が長いこと、イタリア人の夫と共に今はシカゴに住んでおられること、くらいは知っていたけど、お祖父さんの代からの筋金入りのグローバルなご家庭、だったんですね。(*^_^*)
    マリさんの見た海外事情や民族性の話がとても面白い。

    日本人にとってビールはタダの飲み物ではなく、日々のストレスを吹き飛ばす命の水であるとか、息子さんのポルトガルの小学校での試験が口頭試問だったころから、子どものころから人前で自分の意見を言う習慣(しかも、当たっているかどうか、を越えた、説得力の技術の大切さ)に対する思いとか。

    イタリア人のお姑さんの話は、カルチャーショックものとしても、姑ものとしても強烈で、これはちょっと番外編扱い、ですね。(*^_^*)

    日本人の根っこはしっかり持ちながら、マリさん独自の視点から綴った、まさに「望遠」のニッポン話で、うん、とても楽しめました。

  • 本書はイタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴ在住。 西原理恵子いわく「海外ドサ周り」こと異国暮らし歴十数年の著者が自分の生まれ故郷である日本を「近くて遠い」目線からつづったエッセイ集であります。

    本書はイタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴ在住。西原理恵子いわく「海外ドサ周り」こと異国暮らし歴十数年の著者が自分の生まれ故郷である日本を「近くて遠い」目線からつづったエッセイ集であります。もともと自らの「モーレツ家族」の日常をmixiにアップし続け、更新されているブログを拝読させていただく限りでは、筆者の文章は独特の味わいがあって好きです。

    さらに、自身がイラストを描いているので、またそれも一服の清涼剤となっております。書かれていることはいまや筆者の代表作となった『テルマエ・ロマエ』のルシウス並みに日本に驚き、日本文化を楽しみ、真面目に悩む姿であり、彼女の真剣なまなざしや苦悩する姿が真摯であればあるほど、それがユーモラスな笑いとなって行間からにじみ出てくるのでした。

    たとえば、おっぱいだけが巨大化しつづけるオタクMANGAや、日本における宴席には必ずといっていいほど出てくる「国酒」ビールについてや、伊達男は伊太利亜にはいない、という箇所にも衝撃を受けました。僕は「イタリア男」というのはベルルスコーニ元首相のことを考えていましたが、イタリア人の筆者の夫に言わせるとああいう男はイタリアでもまれだそうで、「その話題には触れないでくれ」というのが一般的な認識だということを読んだときには『やっぱりそうだよなぁ』と思ってしまいました。

    最後のほうに、日本の女性が強くなっても、日本の男性は弱いまま、というタイトルの文章があって、そこに関してはわれわれ男性は十分に反省しつつも、最後まで面白く読める一冊でございます。

  • 〈内容〉異国暮らし歴十数年、漫画家・ヤマザキマリが綴る、近くて遠い愛すべきニッポンの妙。ニッポンって変?でも可笑しい。

  • 「テルマエ・ロマニ」の原作者ってこんな人だったんだ~って云うのが一番の感想。

    同感するところ多々ありました。
    いろいろ住んでも、俺はやはり日本が好きやなあ~

    機会あれば読んでみたら面白いと思います。

  • 「テルマエ・ロマエ」の読後の勢いで買ってしまいました。日本論というよりは「ヤマザキマリ成立論」みたいな感じで気楽に楽しく読めると思います。それにしても特に10代から20代にかけての話が型破りな感じでマンガ以上に面白いです。

  • 作品も面白いが、本人の生き様が興味深いヤマザキマリのエッセイ本。さらっと書いてあるので、内容は深くないが読みやすい。

  • 若い頃はイタリア、現在はシカゴに住み、その他たくさんの国へも訪れているらしく、
    海外生活が長い著者からみた日本に関するあれこれ。
    日本人のこだわり・イタリア人のこだわり、各国の人々の性質などから、
    トイレ・ビール・女性・美容院・歯医者・旅番組・家電製品等の観点から分析され、
    地理・環境・気候によって培われたそれぞれの国の人々の違いなどが書かれている。
    すごく面白くって、あっという間に読んでしまった。
    島国である日本の感性と国同士が地続きで繋がる場所で暮らす人々の感性の違いって
    これほどまでに顕著なんだなあ。
    震災後の日本人の冷静さ・辛抱強さ等が世界中で話題になったが、
    外からは、中にいる私たちには見えない日本が見えるんだろう。

    私は高校生の時にイギリス留学したくてバイトしてお金を貯めたが、
    結局は親の許可が出ず、行けなかった。大学にも行けなかった。
    この著者は海外に出ていくのを良しとした家庭だったようで、
    17歳であっさり出て行っている。その後は経済的な苦労があったようだけど・・・
    私はいまだに、もし反対を押し切ってでも行っていたら・・・と良く考えるが、
    約30年前にそれは無理な話。東西冷戦時代、海外はものすごく遠かった。
    今は昔に比べて若者が海外に行くのを拒むと聞く。
    現に、私も娘に何度も海外留学を薦めたが、まったく行きたがらなかった・・・
    お金も用意されていて、昔よりも行きやすくなっているのに、もったいないと思う。

  •  海外での生活が長くて、人生経験も豊富な
    売れっ子漫画家のエッセイ。
    それが面白くないはずがない。

     異文化に触れる体験が好きだけど、なかなか外に
    出ていけない小市民にとって、テレビの紀行番組同様
    こういうエッセイも欠かせない好物であり、ありがたくて
    しようがない。

     トイレ文化の話、よく登場する姑の話(彼女が一番興味深い)
    しゃがむ話、CMの話、一億総おしんの話が特に楽しかった。
    当たり前に思うことも、一歩外から見ればおかしな
    ことってたくさんあるんだな、と思った。
     続編の出版、希望!!

  • テルマエロマエで一躍人気漫画家?の仲間入りしたヤマザキマリの初エッセイ。

    漫画より彼女の実生活をのほうが面白いのではないか、と思わせるほど波乱万丈な生活にビックリする。

    ほぼ海外での執筆活動。しかも住んだ国はイタリアに始まり、中東、ポルトガル、アメリカ・・・と多岐にわたる。

    様々な国に住んだ彼女ならではの海外からみた日本の印象が滑稽に感じられるのが面白い。
    そしてイタリア人の夫を持つ彼女のならではの、イタリア人家族の生活描写がなかなか笑えます。

    日本の当たり前は世界じゃ通用しない!?

    ちょっとしたカルチャーショックを受けたい方にお勧めです。

全106件中 1 - 10件を表示

ヤマザキマリの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヤマザキマリ
三浦 しをん
冲方 丁
有効な右矢印 無効な右矢印

望遠ニッポン見聞録を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

望遠ニッポン見聞録を本棚に「積読」で登録しているひと

望遠ニッポン見聞録の作品紹介

異国暮らし歴十数年、漫画家・ヤマザキマリが綴る、近くて遠い愛すべきニッポンの妙。ニッポンって変?でも可笑しい。

望遠ニッポン見聞録のKindle版

望遠ニッポン見聞録の文庫

ツイートする