騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実

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著者 : 小出裕章
  • 幻冬舎 (2012年4月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021679

騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実の感想・レビュー・書評

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  • 2012年刊行。地域的な差があるが、食べ物は全て汚染している。電力会社の収益構造には注意。非独占へ向うべきか? 原発利権、立地自治体のみ利得。内部被曝はβ線に関わる。基準は要るが、厳密には影響は確定できない。しかし、影響がないというわけではないが…。また、全域の除染、瓦礫処理は非現実的、ないし著しく困難。汚染物質拡散は避け得ないのか?

  • 著者は京都大学の原子炉実験所助教である。助教というのは序列でいえば講師より下だ。著者はずっと原発に反対していた為、原子力のアカデミズムの中では当然出世は不可能だ。しかし、今まさに著者が危惧していた事態となったわけであり、従って原子力御用学者やマスコミが垂れ流してきた、「原子力は安価(火力・水力より高い)でクリーンで安全(今でもそう主張する人が多い)なエネルギー」というデマに対して、ほぼそれを受け入れてきた国民にも責任がある訳だ。もはやこうなってしまった以上日本は放射能と共に暮らしていかなければならない国となったため、国内で採れる全ての食品に対して放射線検査を実施し、放射線量の低い食品のみ子供は食べるような体制を作る必要があると著者は言う。しかし現在のようないい加減な検査体制(魚は頭と内臓を取り除いたものを検査している)、諸外国に比べゆるすぎる基準、未だに放射線を封じ込められないばかりか、原子炉内の様子さえ正確に把握できない東京電力・・・すべてこれからの日本に深刻な影響を及ぼすであろう。福島の処理すら満足に進められていないのに、大飯原発を再稼動する決定は実に迅速であった。原発マネーが未だに日本人を奴隷にしている。

  • 50の質問形式で読みやすい。タイトルは最後のコメントより。これからも必ず人災は起こり得る。原子力はその時の被害が大きすぎるという事。201409

  • 騙された人には、騙された責任がある。経済的なことをはじめとして、あらゆる不利益をこうむりつつも、脱原発を訴え続けた信念の学者である筆者が説く日本国民が今知るべき脱原発の真実がここには記されています。

    これを書いている現在、民主党から自民党への大規模な政権交代が起こり、本書が記されている民主党政権は跡形もなく瓦解しておりますが、原発問題に関することは、ほぼ一切焦点にはされず、今現在も、そしてこれからも、大きな問題として横たわっていくことでしょう。本書は3.11以降、その発言が俄然注目される筆者が、経済的なことをはじめとするあらゆる不利益をこうむりつつも、「原子力発電所の事故を未然に防ぎたい」と41年間、切に願ってきた信念の科学者の叫びは、届かぬままレベル7というチェルノブイリ原発と同じランクに位置づけられる原発事故を迎えることになったのです。

    他の文献を見ていても、日本政府の混乱振りはすさまじく、当時、彼らの判断ミスや、隠してきた情報のおかげで、余計な被害をこうむってしまったということは現在では常識なのかもしれませんが、まだまだ明らかになっていない『事実』は明るみになっていないかと思われます。ここでは政府、東電のみならず、『騙された』我々にも責任がある、とも説いております。この中に書かれていることは、今の日本人が原発事故に関して疑問に感じていることがほぼすべて明らかになっていて、その中には目を背けたくなるようなことが少なくありません。

    ただ、今後も何十年と『事故処理』や『放射能』と付き合っていかざるを得なくなっているからこそ、読んでみる価値はあるかと思われます。

  • 騙された責任。重く引き受けたい。

  • 原発が破壊され放射能というとんでもないものが外に漏れてしまった。その状況に関して専門家が語る真実はあまりにも救いのない現実。この先の明るさ(解決法など)が見えない。それほど、シビアなことだったのだとあらためて気づく。

  • 原子力の研究者でありながら反原発を唱える姿勢には共感するが、汚染された食物を責任に応じて食べると声高にいうのは、あまり科学的でないような・・・。

  • 日本全体が汚染の現実を直視すべし。仕方がないと言ってしまうと、また騙されるだけ。騙されたことの意味を考えて欲しい。

    耐放射能な生物への進化って、できないのだろうか。
    どのくらいの時間がかかるのだろうか。

  • 大人は汚染されたものを食べるべき、というのはチョット賛同はできないのですが。。
    でも、その他のことは小出先生の言っていることはもっとも。
    騙された人も責任割合に応じて責任を取るというのは納得です。しかし、一番大事なことは、「騙されたらもう二度と騙されてはいけない」ということです。

    昨年発刊された原発関連の本(小出先生のものに限らず)は若干古いデータになってしまっていますので、2012年の春の今この時点で一番新しいデータをふまえての内容になっているので、おすすめです。
    わたしはこれを実家の父親に送ろうと思います。

  • ご本人が書かれたと言うよりは、インタビューを文字にしたというのが実際のところだと思います。内容は少なめで不満を感じる方も居るかと思いますが、数時間で読めるので読書が苦手な方にもお薦めです。極めて分かり易い言葉を使われており、ご本人の率直な人柄が表れていて信頼感がありとても好感が持てます。唯々いまの原発を巡る実際の所は、まだまだ予断を許さない状況であることがひた隠しにされ続けており、これからの世代の為にも真剣に考え続ける必要がある事を実感したしだいです。

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騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実の作品紹介

この国に、もはや安全な食べ物はない。原発即時全停止しても電力不足にはならない。3・11から1年、次なる放射能拡散の危機が迫る。政府・保安院・東電の隠された大罪を信念の科学者が告発。

騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実はこんな本です

騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実のKindle版

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