僕らのご飯は明日で待ってる

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著者 : 瀬尾まいこ
  • 幻冬舎 (2012年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021709

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僕らのご飯は明日で待ってるの感想・レビュー・書評

  • 兄の死から立ち直って青春を過ごした。
    絆を見つけたのに妻が子宮筋腫。
    子供ができない。
    二人ならば乗り越えられるだろう。
    しばらく佇むのかな。

  • 瀬尾さんの作品を読むのは二冊目ですが、ドラマチックだったり、正義感溢れたり、感傷的でなく、誰にでもあるうまく言えない気持ちをまっすぐ表現していて、とても好きでした。
    もっと読んでみようと思います。

  •  優秀なお兄さんが高校2年生で、夢も希望もあったのに亡くなってしまった葉山君。
    中学生の時はそのお兄さんが自分がいろいろ頑張ることで、病気が治るかもしれない、という望みをかけて頑張りすぎて、高校生活はたそがれ続けていた。
     そんな葉山君の中に、上村はどんどん入り込んできた。
    高校を卒業後働くつもりだった葉山君は、上村の「大学へ行きなさいよ。」の一言で、上村の短大と一番近い大学へ行く。
     そして、上村との交際が始まり、大学生活で様々な友達も増えて、たそがれは影をひそめていく。
     しかし、上村は両親がいなくて、祖父母に育てられ、その祖母から、結婚を止められて、すぐさま葉山君を諦めてしまう。
     一度は上村を諦めた葉山君だったけど、やっぱり上村の事を一番考えていることに気が付き、それを本人に伝えることが出来て、無事結婚できたのは嬉しかった。
     でも、家族がいなかった上村が家族を作る希望に燃えている中での、あまりにも悲しい現実には落ち込んだ。
     現実に子供を虐待したり、殺してしまう親がいるんだから、子供を心から欲しがっている夫婦には子供が生まれて欲しいと思わずにいられませんでした。

  • なんとほっこりしたお話…

    寝る前の理想的な読書タイムを楽しみました。

  • 葉山君は錦戸君で。

  • 兄の死によってふさぎこんでいた葉山君。明るくさばさばと話しかけてくる小春。体育大会の米袋ジャンプを一緒に跳ぶところから始まるお話。
    オープンに見えて実はすごく心を閉ざしていて、強そうできっと弱くて。そんな小春には、兄のために頑張るにしろ塞ぎこむにしろ、ものごとにまっすぐ向き合う葉山君が強く見えたんだろうなと思いました。

  • ★3.5…★4つと迷いました(*T^T)

    兄の死以来、人が死ぬ小説ばかりを読んでたそがれている亮太。
    けれど高校最後の体育祭の競技〝米袋ジャンプ〟をきっかけに
    付き合い始めた小春と過ごす内に亮太の時間が動き始める。
    やがて家族になった二人。
    幸せな未来を思い描いた矢先小春の身体に異変がーー。

    大好きだった兄を病気で失い、いつも人が死ぬ小説ばかりを読んでたそがれている亮太。
    自分をしっかり持っていて、決めた事は覆さない。あっさりとした小春。
    でも、おばあちゃんの言葉は日本国憲法よりも重い。
    流されるままの男の子と、頑なまでに我が道を進む女の子の恋のお話。
    恋愛小説の様で、好きとか嫌いとか表面的な感情を描いてるんじゃなくて、
    心の奥深く、根っこの様なものを描いていた。
    それが、素晴らしいって思った(*´艸`*)

    「神様は乗り越えられる試練しか与えない」
    人生は思い通りにいかない事ばかりだけど、
    この言葉を信じてる…信じたいって思って過ごしてる。
    亮太と小春の軽快なやりとりが好きだった。
    淡白なやりとりなんだけど、互いを想う優しさを感じた。
    温かくて柔らかな文体も良かったなぁ。
    最後の章ではウルウルしてしまいました。
    笑って、泣かされたじんわり温かいお話でした(*´ `*)

    何もかもを平気にしてくれる誰かと一緒にいたくなりました。

  • 2017.3.2 読了


    この作者さん 今まで読んだことあるけど
    ピンときてなかったのですが、
    これは 今までのなかで 一番よかった!!し、
    最近のなかでも ヒット!!

    葉山くんは 中3のときに
    2歳上のお兄ちゃんを病気で亡くして
    それ以来 抜け殻のように生活していた。
    そんな葉山くんに 果敢に
    話しかけてくる上山(女子)。

    その2人の物語が短編で。

    だんだん 高校生が大学になり。。。
    2人の関係が 変わると、
    呼び名も変わってゆくのが なんかいい。

    最後のタイトルと同じ作品。
    最後の退院のときのくだりは
    ちょっと涙がウルウルしました。。。(*ノД`*)・゚・。



    2人の未来が明るく照らされていますように。。。

  • 普通に流れていく日常がそれでもちゃんと愛おしい。

    高校生活一人で3年間たそがれ続けたけど体育祭がきっかけで上村から話し掛けられはじめて人に心境を吐露しようとしたところで中断されてもやもやし告白されてわからなくてちょっとずつ影響されて明日というものがあったことに気付く葉山君。

    人としっくりくるまで付き合う根気がなくて、結局一人でやっちゃう。面倒くさがりだから。
    と打ち明ける上村は人の心に踏み込んでくるサバサバ系女子のようで実は心にバリアを張っていて、でもそれを話せた上村はちゃんと一歩先の関係を踏み出すことができてる。

    全部をちゃんと打ち明けることが誠実とは限らない。

    傷付けることを恐れて話せないよりはうまく伝わらなくても思いついたことは口にしていけるそんな関係がいい。
    誰かと関係を築くことは恐れてもいい、でも恐れても諦めちゃいけない。

  • 体育祭の種目を決めていた教室からぼんやり窓の外を眺めていた葉山はミラクルリレーの米袋ジャンプに「葉山君暗いからペアになるのみんな嫌がって体育委員だから仕方なく」と歯に衣着せぬ上村との男女ペアで練習。高校入学以来1人で本を読んでいた葉山だがー

    ◆瀬尾さん久ー々。確かこれ映画やるんだよな、と思って読んだけど主人公2人がどっちも独特すぎてイマイチ入れなかった。

    でも。優秀な兄貴が闘病中の葛藤、そこはすごくキュウとなった。

    「産婦人科って妊娠してる人だけが来るんじゃないんだから、もっと誰の心も揺さぶらないものを置くべきだよ。会社四季報とか鉄道ファンとか」「だけど株で大失敗した人が来るかもしれないし、鉄道マニアのだんなと離婚調停中の人だっているかもしれない。誰の心も揺さぶらないものなんてないからなあ」←どちらにも激しく同意。

    産婦人科って一括りにされてるけど、本当に分けるべきだと思ってた。誰もが幸せな出産のために来院するんじゃないんだから。誰の心も揺さぶらないものはないから置く雑誌にとやかく言わないけど。

  • 恋愛小説だったの?と思うほどドロドロもベタベタもしていなくてあっさり目で好き。

    兄を亡くし3年間、脱力し途方に暮れている葉山。その彼に「たそがれてるところ、ちょっと悪いんだけど」や「あのさ、途方にくれているところ悪いけど、そろそろいいかな」など、無神経な女子なの?と思ったのは間違いで、上村にも事情が。

    それぞれ辛い事情がありながら葉山は自分の中にどんどん入って行く弱さを持ち、上村は気にもしていないようにさばさばと外に出て行く強さを持つ。終盤の病気の事も含めて強い信頼感で結ばれている唯一無二の存在なのだと感じられる。

    〈文庫本の藤田香織さんの解説〉
    “僕らのごはんは明日で待ってる”
    心強さと、日常の尊さと、今日から続く明日を肯定し、希望を抱かせる。


    今、一緒にいる人と生きていられる時間を大切に思い、未来に向かって希望を感じよう。

  • うーん、なんだろ? 空気みたいな話?

    何でもないことのようなエピソードがつらつらと続くというか。所々スパイスが効いたようなところもありますが、読後に振り返ってみるとコレといった山場とか「ココがスゴい!」と知り合いに紹介できるところが無く…

    でも、なぜか心に残ってるんですよね、各場面が。米袋ジャンプのこととか、ポカリのこととか、イエスと呼ばれるようになったことか、急にフラれるところとか、病気のこととか。

    誰にでもありそうなことがこんな小説になっちゃうということ。しょーもない、それこそ何もなかった自分の人生が「そうでもないよ!」とエールを送られたような、そんな気分になりました。

  • 瀬尾まいこ、初めて読んだ。
    読みやすくて、3時間くらいで読み終わった。
    2人の関係はステキだなぁって思った。会話のテンポもいいし。
    ただ、もうちょっと何か秘密があるのかと思ってたから、たいしたことなくて拍子抜け。


    体育祭の競技“米袋ジャンプ”をきっかけに付き合うことになった葉山と上村。大学に行っても淡々とした関係の二人だが、一つだけ信じられることがあった。それは、互いが互いを必要としていること。でも人生は、いつも思わぬ方向に進んでいき…。読んだあと、必ず笑顔になれる、著者の魅力がぎゅっと詰まった優しい恋の物語。

  • あれ、どっかで泣けるのかと思ってたらアッサリ

  • 映画化すると聞いて読んでみた。
    想像よりも平和であまり山場があるような話じゃなかったとおもう。本のストーリー的には面白かったし、スラスラ読めたけど、私個人としては読んでいてドキドキするものが好きだから少し物足りなさを感じた。
    食べ物で2人が繋がっていくことも関係しているのか、日常感で溢れていた。
    評価は4.3

  • 高校の行事がきっかけで付き合い始めた、小春と葉山だが、最初は、大丈夫かなという所もあったが、お互いに、素の自分をさらけ出すことができ、気を使わなくてもいい関係だというのが良く、多くの困難があっても、協力して乗り越えられると感じる。大学時代にすれ違いが生じたものの、結婚し、小春に病気が発覚した時も支え合い、子供がいなくても自分の気持ちを尊重し、そばにいて、支えてくれるパートナーがいる大切さ、かけがいのない存在だというのを感じ、温かみがある読後。葉山がタイ旅行中に出会ったおばちゃんも面白くて良かった。

  • <1人で読んで,誰かを考える―>

    個人的瀬尾まいこ作品ベストスリーに入るくらい好き.
    結構ひどいこと言ってるのにそんな風に聞こえない上村の喋り方,おおらかでどしりとしているようでフワフワしていて見ているこっちが不安になっちゃう葉山.
    時間の流れは残酷で,それでも何かを解決してくれる力も持っていて、言葉にするのはすごく難しいんだけど,それを言葉と文体と物語で,ただ「ある」ことを教えてくれる瀬尾さんの本の中が好きだ.

  • 難しくない言葉で綴られる文章は読みやすく、お互いを唯一無二の存在と思える2人の関係が素敵だと思った。
    小春の子宮肉腫による子宮摘出の話は読んでいて悲しくなったけど、希望の持てるラストでホッとした。

    ☆☆☆
    入院して思ったんだ。
    会いたい人とか一緒にいて楽しい人って何人かいるけど、でも、いろんなことを平気にしてくれるのはイエスだけだって。
    イエスがいたから点滴なんて朝飯前になったし、あんなに恐ろしいって思ってた手術も余裕だった。
    なんでも大丈夫にしてくれるのはイエスだけだよ。
    そう思ったら十分一緒にいる意味がある。

  • 瀬尾さんの作品は大好き。
    読んだあとホッコリする。

  • ▪️タイトルとか想定で選んだだけだけど身近なひとがなくなって抜け出せなかった葉山君、
    ヅカヅカ入り込み不器用そうな愛の表現する上村、
    葉山くんは上村と関わり合うことで抜け出し元気になりイエスになり笑。
    学生らしいデートや付き合い方から
    家族で恵まれなかったふたりが夫婦じゃなくて家族を作ろうとする物語。
    優しく、大切なエッセンスが散りばめられる気がする

  • 恋愛小説というジャンルにあたるのかもよく分からないけれど、生きていく上で起こりうることが自然と描かれている。
    2016/9/13

  • 当り前の話だけれど、米袋から出したての生の米なんて
    そのままじゃ食べられたもんじゃんない。
    じっくりと水に浸してから火をつけて
    炊き上がってからさらに蒸らし、ほぐし
    やっと美味しいごはんができあがるのだ。

    見るからに人付き合いが苦手そうな主人公亮太と
    一見人付き合いが良さそうに見えて実は人との間にバリアを貼りまくりの小春。
    とっても不器用な二人の恋は
    ちっともドラマチックではないけれど、なんだかやけに心に沁みてくるのです。

    SNSで簡単につながったり離れたりする人間関係じゃなくて
    じっくりと誰かと繋がりたいと思ったら
    きっとおいしいご飯を炊くように、
    いやそれよりずっと手間も時間もかかるのだ。
    『この人さえ傍らにいてくれたら全て乗り越えられる』
    恋の行方にあるそれが、一番確固たる絆なのかなと思った。

  • 悲しみは下手に明るさで吹き飛ばすのではなく、時に悲しみを共感することによって癒される事もある。イエスが小春に振られた後、明るく朗らかな彼女と少しの期間付き合ったが、やはり小春の事がどうしても忘れられなくて、小春によりを戻そうと言ったシーンが印象的。イエスの気取らない、自分の気持ちに正直な姿が良いなぁと思った。

  • 高校の体育祭のミラクルリレーで米袋に入って翔んだふたりが、色々有りながら二人で暮らして行くことを決めるまでのお話し。

  • 話しに登場するどの人物も、味のある人物ばかり!

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体育祭の競技"米袋ジャンプ"をきっかけに付き合うことになった葉山と上村。大学に行っても淡々とした関係の二人だが、一つだけ信じられることがあった。それは、互いが互いを必要としていること。でも人生は、いつも思わぬ方向に進んでいき…。読んだあと、必ず笑顔になれる、著者の魅力がぎゅっと詰まった優しい恋の物語。

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