僕らのご飯は明日で待ってる

著者 :
  • 幻冬舎
3.78
  • (198)
  • (407)
  • (326)
  • (34)
  • (5)
本棚登録 : 2537
感想 : 407
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021709

作品紹介・あらすじ

体育祭の競技"米袋ジャンプ"をきっかけに付き合うことになった葉山と上村。大学に行っても淡々とした関係の二人だが、一つだけ信じられることがあった。それは、互いが互いを必要としていること。でも人生は、いつも思わぬ方向に進んでいき…。読んだあと、必ず笑顔になれる、著者の魅力がぎゅっと詰まった優しい恋の物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 旅行先のホテルに図書館がくっついていて、たまたま瀬尾さんの長編で読んでいないものを発見。一気に読んでます。家族を亡くした主人公、恋愛要素を含んでるけど、人間関係のぎこちなさが、共感できました。家族を大切にしたいと思った。

  • そこそこ重いテーマを扱っていながらそうは感じさせない筆致。

    中盤中だるみを感じましたが、そこからの展開がまた意外でした。
    小春と亮太はきっとこれからもうまくやっていけると思いますが、現実のいろいろな夫婦関係、家族関係を考えると、最後はちょっとしんみりした気持ちになってしまいました。

    子どもを授かっても育てない親がいるかと思えば、望んでも授からない夫婦もいたり…
    自分の望み通りにならなくても、与えられた運命を受け入れながら、日々楽しく過ごせますように。

  • 良いお話でした。イエスと小春の掛け合いが心地よく、この2人ならきっと今後の人生も楽しんでいけるだろうなぁと思います。

  • お互いがお互いのことを理解し合ってて素敵だった
    本当に心が暖かくなる話だった
    私も夫を理解して大事にしよう…

  • 瀬尾さんの本は殆ど読んでいると思ってたけど、これは抜けていたみたい。もっと早く読めば良かった〜。決して軽くはない過去を持つふたりだし、困難な場面もあるけれど、ふたりの掛け合い、周りの人達とのやり取り、読んでいてクスッと笑えたりほろりときたり。読み終えた時は暖かい気持ちになりました。

  • 一部悲しいことを除いては心温まるストーリー。
    登場人物や名称がユニークで特に冒頭の方では笑いがとまらなくて大変だったので、笑うと怪しい場所で読むのはおすすめしません(笑)

  • 2人の会話のやり取りが、特に上村さんの返しがいつも斜め上を行っててすごく面白い。
    読んでいくうちに色々な事が分かってくるんだけど、サバサバしたやり取りや素敵な登場人物たちで重苦しくならずに読みやすい。
    お互いがお互いに、こんなふうに思い合える関係があったらいいのになと思えた。

  • あ、結婚したんだー!と最終章で驚いた。
    凸凹がうまい具合に組み合わさったカップルという感じ。

    会話が独特な女の子に、だんだん惹かれたな〜。
    サクッと読めた。暖かい気分で読み終えた。

  • 葉山と上村の会話が面白くてこういう2人はうまくいくんだろうなぁと思った

  • 淡々とさっぱり進むんだけど、お互い思い合っているのがとってもいい。こんな夫婦でありたいなぁと、優しい気持ちになれました(o^^o)辛い時に寄り添ってくれる人がいるだけで救われる。
    最後の章は、小春ちゃんに感情移入して泣いた。

全407件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1974年大阪府生まれ。大谷女子大学文学部国文学科卒業。2001年『卵の緒』で「坊っちゃん文学賞大賞」を受賞。翌年、単行本『卵の緒』で作家デビューする。05年『幸福な食卓』で「吉川英治文学新人賞」、08年『戸村飯店 青春100連発』で「坪田譲治文学賞」、19年『そして、バトンは渡された』で「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『あと少し、もう少し』『春、戻る』『傑作はまだ』『夜明けのすべて』『その扉をたたく音』『夏の体温』等がある。

瀬尾まいこの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×