- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344022645
感想・レビュー・書評
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僧侶は悟るための瞑想方法を伝えなければならない。これがゴータマ・シッダールタが本来説いていた仏教。日本の仏教僧侶が行っているのは、仏教に名を借りた商売。ゴータマが悪人と呼んだ人々に相当する。ゴータマの仏教は宗教というよりは身体を使った認識哲学。世間では仏の教えを信じさえすれば自分を救ってくれると考えているが、ゴータマは瞑想と生き方を考える実践がなければ何の自己変革もあり得ないと繰り返し説いている。仏像を拝んだところで苦しみは変わらないし、救われもしないのである。厳然たる実践哲学なのである。瞑想は人間を変えるが、苦難、艱難、猛烈な努力なども人間を変える。瞑想を通じて変わった場合とほぼ同じ境地に達することができるという。困難の克服により誰もがゴータマの境地を体験できるのだ。後半にはゴータマの珠玉の言葉が列挙されている。最も心惹きつけられたものは「風に逆らわず香れ。」よい人の香りは風に逆らい全てに向かって香っていく。
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仏陀の言葉をとてもわかりやすく読めた。
しかし、仏陀という人は、友達は作るな、子供は作るな、親とは縁を切れ、故郷は捨てろ、未来のことも過去のことも考えるな、と無茶苦茶なことを言ってる(ように感じる)。喜びを得ようとする心が執着であると。執着を捨てると苦しみから解放される、向き合うのは自分の心。
自分のことばっかりで本当にいいの?という疑問から大乗仏教の流れになったのもなんとなくわかる。
腹落ちする言葉もあるけど、自分は家族への想いを断ち切ることはできないな。それが苦しみを生むことになっても。 -
あまりにも分かりやすいので意訳し過ぎたのではないかとすら思いました。でも仏陀の言葉は本当にこんなに分かりやすかったから世界に広がったのかも。繰り返し読みたいです。
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静かなところで
ゆっくり読みたい。 -
(2013/12/4返却)
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格言みたいな体裁で読むと分かった気にはなる。
けど完璧に実践するのはかなり難しい。 -
これもずっと積読になってた本
なんで買ったんだろう?私(笑)
ちょっと解釈が難しく、薄い本の割には読み進められなくて苦しみました
きっとまだ私にとってこの本が「その時」じゃないからだろうなぁ~
今、感想を書こうとペラペラとめくってみても、引っ掛からない・・・
また何かあった時に手にとれるよう、本棚にそっとしまいたいと思います -
筆者のまえがきが辛辣すぎる体もあるが、私は小池龍之介さん版よりも好き・・・というか、小池さん版よりも好きな抜粋が多い。
とにかく愛別離苦なわけだが、それを右から左に受け流すなど当分実践できそうにない。 -
これが私のお経。経典になる。