- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344022690
感想・レビュー・書評
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蘆名と伊達、佐竹、最上らの戦国時代の奥州の争いを蘆名の重臣金上盛備と伊達政宗らの視点で描く。
血縁により、謀略が入り乱れているなか、意地でも蘆名氏を存続させようとした金上盛備。なかなかに味わい深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2018.6.2完了
言葉は悪いがこんなマイナーな人たちをよくおさえていると思う。
文章も読みやすかったし、面白かったといえる。
蘆名盛氏がいかに偉大だったかが窺える。
四天王が脆弱であったかもよく表現されている。
よい。 -
金上盛備って知らなかったけど問題なく読めた。
蘆名家って伊達目線だとどんな感じが気になる。思えば伊達政宗って読んだことないなぁ。 -
会津の蘆名家において、会津の執権と呼ばれた金上盛備について書かれた本です。
はっきりいって、この人物については全くと言っていいほど知りませんでしたが、伊達政宗の謀略に対して、謀略で対応した数少ない人物であったことが分かりました。
最も、あれもこれも政宗の謀略だった、としているため、どこまでが裏で本当に糸を引いていたかは分からないところはありますが。。
↓ ブログも書いています。
http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-a048.html -
とても面白く、一気に読みました。
戦国時代を描いた歴史小説は数多く読みましたが、東北地方を舞台としたものにはなかなか触れる機会がなかったため、この時代の東北地方の勢力図を知るという意味でも大変興味深く読ませていただきました。
この著者さんの作品も初めてでしたが、他著も読んでみたくなりました。
特に合戦のようすを描くのが上手いなあと思いました。最後の決戦のシーンなどは圧巻。是非とも他の 戦国合戦もの(日本の)も書いていただきたいです。 -
会津蘆名氏の金上盛備と伊達政宗の戦い…調略・交渉による攻防。緊張が続く展開で、次はどういう手が出るのかと面白かった。自分がこの時代に詳しくないので、勢力関係がイマイチわからなかったのが心残り。