- Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344022737
作品紹介・あらすじ
子供を産む人生、産まない人生。37歳で新しい世界に飛び込んだすーちゃんの、今日この頃。
感想・レビュー・書評
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『どうしても嫌いな人―すーちゃんの決心』で
店長やめたので、どうするのかなと気になっていました。
すーちゃんの恋、まだ進展がありそうな気がする!
ちょっとわくわくします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シンプルな絵と言葉。
そして思い。
そんなすーちゃん読んでて、
ホッと、落ち着くのは
すっ、と出てくる心の声を
綴っているからなのかな…
なんて思った。
思い、を言葉に変換する際に、
やたら、デコったり、盛ったりせず、
出てきた直後の思いを、
そのまんま掬ってる。
人を喜ばせたり、
自分も嬉しかったり、
心から離れて
相手に差し出す言葉には
気を使ってしまうけど
どこにも行かない
自分だけの思い、に嘘は微塵もない。
恋、や
将来の自分について
あれこれ巡らすーちゃんの本音には、
つい、付き合ってしまいたくなる自分がいる。 -
kamosigiさんにお借りしました。
すーちゃん保育園に勤めるようになったのね。
この作品では、さらにいろんなことが自分とリンクして、
またしてもひとりきゅんとなりながら読んでおりました。
この間「どうしても嫌いな人」とばしちゃってるんだけど、
やっぱりこれも読んでおいたほうがいいよな・・・
(もしかしたらなにか大切なストーリーがある?)
加えて「オレの~」も読みたくなってしまった・・・土田さん気になる。
幻冬舎さん、文庫版での発刊、切にお願いいたします。
すーちゃんの気持ちはいわずもがな、
さわこさんの29Pについては、ミリさんも雑誌のインタビューで
「言葉としてはちょっときついけど、これがないと・・・」みたいなことを
話していたけど、わたしも全くの同感で、目をそらさずに向き合ってくれたことに感嘆したり、まいちゃんの位置には立っていないのに、なぜだかすごくわかるし。
毎度毎度同じフレーズになってしまうけど、今回もやっぱり
どの場面でもいちいち共感してしまうわー。
そんでもってすーちゃんにも、さわこさんにも、もちろんまいちゃんにも
最終的には幸せになってもらいたいなぁ。
でもそれは、例えば「結婚」⇒「出産」の通り一遍のスタイルではなく、
本人が、それから読んでいる私たちにもストンと落ちる、
いちばん「幸せ」だと思えるかたちで。
とはいえ、3人ともなにもなかったかのようにハッピーエンドしてしまったら、
3人から急に心が離れてしまうかな・・・。だとしたら、すこし淋しい。
ストーリーの中にさえ、そんな葛藤を見出し始めている自分がイタイ・・・
なにはともあれ今は3人とともに歩ませてもらおう。
個人的には保育園のごはんの件の設定、好きでした。 -
漫画を読んで泣いたのは何十年ぶりだろう。ハラハラと涙が止まらなくなるのは、あぁそうだよ、言いたかったのはこのことなんだと、女にしか分からない、子供を産む産まないに拘らず縛られる女性「性」を思って泣けてくるのだ。
子供を産む人生、産まない人生。「お母さん」になる人生、ならない人生。
女性が比較的自由意思で選択できる時代とは言え、積極的に選択する場合もあれば、「どうするんだろう、どうなるんだろう」と悩むもあり。
生理用ナプキンを買い忘れてフト気付く。『子供を産まない人生なら、あたしの生理ってなんのためにあったんだろう』
と呟くアラフォーのさわ子さん。
子供は可愛いけど、スイッチひとつで寝てくれればどんなに楽か。自分の時間がないのは仕方ないけど、『お母さんじゃないあたしだっている』
と不安になり考えるまい子。
保育園で働く37歳独身のすーちゃんは。子供はいなくても、毎日子供に囲まれて、子育てに正解はない、というよりひとりひとりの個性や輝きの中に正解がある。となまじな母親(自分ですが)よりも母性と言われる感情を身につけてきている。
「お母さん」になっても、ならなくても「自分」は「自分」。
お父さんにもお父さんじゃない男性にも、是非読んでもらいたい一冊。 -
すーちゃん、好きだ。応援したくなる。
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2022年7月5日
同シリーズ「結婚しなくていいですか」から2年後を描いた作品。すーちゃんは37歳になったうえに、カフェから保育園の給食スタッフに転職。
「大きくなったね」は、私たちより長く生きなさいよという、大人からのエール。
好き嫌いを無くすのではなく、「好きなものを増やす」という考え方。
結婚せず子供も産まないと、お祝いされるのが少ない人生だよ。→刺さった。。
「おめでとう」を言うばっかり、そして「ありがとう」は少ない。
以前の職場カフェの隣にあった書店の男性“土田さん”との恋、甘酸っぱい!!
「自宅で最期を迎える選択ができるのも、家族あっての事。病院で死ぬ事になるのは受け入れられても、気の合わぬ医者に見送られて…っていうのはさみしいっていうか」→すごく共感
土田さんに彼女がいるので身を引いたすーちゃん。しかし、しばらくして土田さんからメールが来たところで本書は終わってしまった。続きが気になる。 -
すーちゃんシリーズの恋編♡
大好きな私は一気に読んでしまった!
最初から心が穏やかになる。
そして、関わって行く人たちの
一言一言に心が豊かになっていく私。
『大人が思った通りになる子がいい子って何か違う』
『言葉にしばられずそのままを受け止める』
益田ミリさんが描く絵と言葉に
いつも勇気と癒しをもらえる♡ -
再読。一気読み。
新しい職場でのすーちゃん、いいなあ。