綺麗なひとは、やめている。

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 214
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344023369

作品紹介・あらすじ

ファンデーション、冷たい水、化粧水、シャンプー、スイーツ、コーヒー、牛肉、お酒、枕etc…。それらは、あなたに本当に必要なものですか?まずは1つ「100日間断つ」ことから始める美容思考術。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は中医学博士。なんぞや?と思ったら、中国で行われる伝統医学、つまりは中国医学のことだとわかりました。
    香港在住の著者の、東洋医学に基づいた「やめる」ポイントがいくつも紹介されています。

    日本での美容は、西洋発信のものと東洋発信のものがありますが、やはりアジア人であることから、東洋由来の美容法に沿うべきだとする著者。
    そう難さを感じずに、抵抗なく簡単にやめられそうな項目があがっています。

    説明もシンプルで、わかりやすく納得しやすい内容。
    洗顔料よりも石鹸での洗顔がいい理由や、勝負下着にこだわりすぎない理由が語られます。

    美容系の本は、狂信的な熱を持ったものが多いため、一歩距離を置いて読むようにしていますが、これは基本の考え方がナチュラル。
    勢いをつけて「はじめる」わけではなく、「やめる」ことをテーマにしているからでしょう。
    著者が靴を選ぶ時に「走れるかどうか」を重視するというところが、自分と一緒で親近感を覚えました。

    本人自ら「大阪のおばちゃんだからお得なことが好き」と言っているように、どれもお金をかけない提案ばかり。
    「やめる」ことが目的の本なので、そもそもお金がかかることはないのです。

    寝るときには、特に意識せずにパジャマになりますが、パジャマで寝るかそうでないかは、身体に大きな作用を及ぼすことを知りました。
    日本では、冬になると黒い服を着る人が増えますが、香港では「黒を着ると運気が下がる」と言われているのだそうです。
    また、銀行員ぽく見られるのだとか。黒っぽい制服なのでしょう。
    それで中国系の人たちは、派手な色の服を好むのかもしれません。

    「これをやめたら即綺麗になる」という内容ではありません。
    「やめたほうが身体が楽になり、その結果綺麗になる」というものです。
    ゆっくりじっくりと時間をかけて効果を促すのは、まさに東洋医学のやり方。
    読んでいて「これはとても無理」と思うようなものは特になく、あとは自分の気持ち一つでやるかやらないか決められるような、簡単なことが紹介されています。
    ただ、何をするにもしばらく続けてみなくては効果がわからないとのこと。
    コスメジプシーには耳が痛い言葉です。

    香港に行ったことが無いためわかりませんが、香港マダムはかなり優雅でお金持ちな人々なのだということが、文章の端々から伝わりました。
    また、本編の内容からは少しずれるかもしれませんが、海外に行く時には、あまり黒っぽい服は着ないようにしようと思いました。

  • I borrowed this book because I found it included some practices I've been executing and found effective.

    as expected, there were some parts I wanted to try although the logic behind them was almost confined to the author's personal experience

  • おもしろそう、と思って手に取った本。
    読み始めて、あ、これ以前にも読んだことあるわ、と思い出した。
    その時もおもしろそうと思って手に取ったから、私の興味ポイントは変わらないんだな。

    唾液を飲むところや血余(髪の毛のこと)のところで目が止まるのも、変わってない。
    むしろ変わっていないということは実践していないということか…?
    いやでも、冷たいビールや果物は避けてるし、お冷も氷無しがいいと思ってるし、実践しているところはある。
    ただこれも、前読んだ時から既に実践していたから、単に新たに始めたことが無いってだけか。
    中医学とか五行説とか、東洋医学的な考えが好きだから読んでて楽しかった。

  • 口角上げ体操やってみよ〜!

  • やりなさいって言われるより、やめなさいって言われる方が楽だなと思って読んだ。
    作者の人も一つからやってみてと言ってたし、私も本の中の一つから始めてみようと思う。

    すでにやってないことも、怠惰でなく肯定的に受け入れられて気分が良くなった。

  • よく見る話が多かった。
    冷たい水は飲まない、湯船につかる、お酒・たばこをやめるetc
    一つ一つは簡単なので少し気を付けるだけで綺麗になれる、かな?

  • なるほど、と思えることもあり、
    そう思ったことは、いかしていこうと思います。

  • 明日はお酒を買いに行くぞー\(^o^)/

  • 「中庸」という考え方自体は納得できるが、都合のいい使い方をしているように感じる部分があった。精神論が行きすぎてうさんくさい箇所もあった。が、一部は一考に値すると思った。

  • 面白かった。
    試してみようと思うことが沢山。

    何かやるのなら100日は続けないと効果が出たのか出ないのかはわからない。
    なるほど。

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著者プロフィール

日本のアジアコスメブームに火をつけた仕掛け人。‘99年に中医の資格を取得し、現在は中国南京中医薬大学・東方美学研究院の院長。
中美容学を基礎にきれいになるためのアイテムを発掘するだけでなく、商品開発までコンサルティングし、美に関するトータルプロデュ—スを手がける。香港中国医薬学会理監事会漢方美容部主任、香港中国医薬学会「草本美容安全標準委員会」顧問などに就任し、香港美容界で活躍中。
また、現在はアジアンソロジーのコンセプトプロデューサーとして、アジアおよび世界に発信するアジアンビューテイーできれいになるお店を香港にオープンさせた。
著書には「中国化粧品探検」、「続・中国化粧品探検」(香港ポスト社)、「アジアのきれいはアジアが守る」(フェリシモ出版)、中文書で、「美顔煩悩解決書」、「美顔痩身魔法書」、「美身求真」(シリーズ続刊中)近刊には「大開眼界美容秘方」などがある。今や活躍の場はアジアだけにとどまらず世界に広がっている。香港在住19年。

「2005年 『楊さちこの漢方美肌生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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