- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344023376
感想・レビュー・書評
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澄川家のみんな好きなキャラだったので面白く読めた。
タイトルにも惹かれた。
最後のページであれ?っとなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素晴らしかった。実際にアル中の家族や兄の死を経験した人には軽すぎるのかもしれないが。内面の描写がうまくて心に残る。どれも、どの心情、行動も自分にもあると思わされる書き方。各章の最後の一文が印象的。
どうにもならな気がする家族の闇は私も想像出来る。次の闇はこないで欲しい。。。こういうときひとりっ子は共有できる人がいないんだよなあ。 -
すごく嫌な母親だと思う。好きになれない。
でも家族だから仕方ないのかな。 -
母親がどんなにダメダメでもかつての家庭を諦めないそれぞれの家族たち。私だったら家出してそう。(2016.11.26)
(3年後に再読)
登場人物の気持ちをこんなに書ける作者の技量にまずは感動してしまった。家族という最も身近な日を失うということ。ニュースで知る大量虐殺や偉い人の死からは見えてこない、悼み方はそれぞれの家庭で異なる。こんなにもその出来事に縛られてしまう人もいるのだ。 -
20160818
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内容はかなり深刻で重く哀しいのに、軽く爽やかな印象の小説だった。とても読みやすく、心に残るけれど、変に持ち重りしなくて、とても良かった。
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この人はいつも希望を書いてしまう。でも、不在の重さは宴のあともゆっくりと続いていく。失うこと、失ったことを認めること。何かを何かで埋め合わせようとすること。
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父が死んでから、ずっと思いかんがえたこと
かけがえのない事はわかった けど
涙がつくようで いて
自分のことしか考えられない
思いやりのなくて でもそうでしかない心
重々しくもなく 形式ばってもいなく うつくしくは映らなくていいから
ただそんなしかたない死を
この涙もただ自分を思う涙だけど
そんな死を