すばらしい日々

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  • 幻冬舎 (2013年10月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (114ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344024755

すばらしい日々の感想・レビュー・書評

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  • 優しすぎてじんわりと泣けるよ。ばななさんは小さな絆や出来事をとらえる力が優れていると思う。

    「あら、うらやましくなったんだね」「はい、うらやましくなりました」っていう会話一つ取っても、雄一やみかげ、えり子さんを思い出してしまう。こういう些細な日常からばななさんの世界が作り出されていくのだなぁ…と思いました。

    くり返される日々の中から星の砂のようなキラキラを一粒一粒見つけて、ひろい集めているような気がした。「すごいやつ」「悲しい作業」「逃げても逃げなくても」「びわ」「血まみれの手帳」でうるうるしまくりでした。

    つらいときや親族の死からは、目を背けずに送り出す、目を背けたり逃げ出したりしたら、家族失格だとずっと思っていた。だけどばななさんは「そんなことはない」って書いてくれていた。うれしかった。うまく言い表すことが出来ないけど、なんかこうじーん…としみた。静かであたたかい。心臓がきゅって鳴った。とてもいいエッセイです。

  • 父と母、子どもやペット。様々なものの生きることや死ぬことについて書かれた、とても、とても素晴らしいエッセイです。

    帯に「どん底で希望をつかめる24のばななマジック」と書いてありますが、とても悲しい出来事を綴った話でも必ず、少しでも前向きになれる言葉が埋まっています。

    どんな場面でも必ずすばらしいと思える瞬間があると、一瞬一瞬の大切さや素晴らしさに気づかされる、それでいて決して押し付けがましくない心にストンと落ちてくる言葉です。

    とくに名言といったものが書かれているわけではありませんが、心を優しく包んでくれる時間でした。

  • 読んでいて、心の中にストンと言葉が自然と落ちて実になるような、素晴らしいエッセイでした。

    祖父が危篤の状態になった今だからこそ、ばななさんの言葉がここまで沁み入るのだろうか。

    うちの祖父は、きのう、危篤状態から復活した。
    話しかければ、はっきりとは聞き取れないけれど、何らかの返事をし、
    手を握れば、握り返してくれる。

    私は、こんな奇跡が起こるのか!と驚き、家族も親戚も、祖父のまわりに集まり、喜び合った。

    血の繋がりって、家族の繋がりって、
    こんなにキラキラと眩しいほどのオーラのようなものがあるのか、と、
    今も思い出すだけで、胸が苦しい。

    ばななさんの言葉が、時間が経てば経つほど、沁み入るので、
    涙が出てくる。

    できるだけ、「〜しとけばよかった」と後悔することのないよう、
    毎日毎日を過ごすことの大切さを知った。
    家族に対しての感謝の気持ちを伝えることの対しての大切さ。
    気持ちを言葉で、行動で伝える大切さ。

    教えてくれた、祖父と、吉本ばななさん、ありがとうございました。

  • 最近のよしもとさんの言葉は、いつも真っすぐで温かい。何気ない日々の大切さやすばらしさが、丁寧な言葉で綴られていく。

    そういうものって普段は意識せずに過ごしてしまうということを読み手自身が自覚しているからか、読み終わった後で、何故だか「ありがとうございます」と呟きたくなるような、そんなエッセイ。

  • さくっと大事なことが沢山書かれている。そして、写真が素敵。読み終えてから表紙を改めてみて、泣けた。

  • この本の佇いがすばらしい。
    書いてある内容は別の著書で知っていたことが
    多かったけど、この本では静かに語られている。
    ところどころにある写真と合間って、世界を形成
    している感じ。かなしみを静かに受けとめるという
    境地が必要なとき、開くととてもいいと思う。

  • いろいろな世代の方に読んでもらいたいです。
    誰もが避けては通れない道。
    悲しい、辛い、でもそれだけではない。
    潮千穂さんの写真も、やさしくて素晴らしくて泣けてきます。

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“あの人が買う本”で登場。
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/highlight/21.html

    いま、読みたい本として城戸さんが選んだ本です。
    「ご両親を看取ったばななさんのエッセイらしいんですけど、人はどんなつらい時でも人は輝くし力を持つというようなそういう驚きも綴られているようで、今私も母を看ているので、同じような気持ちを重ねられるのかな、新しい発見があるのかなと思い、読んでみようと思いました。」(城戸真亜子さん)



    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/teaser.php

  • 『キッチン』からずっとつかず離れず(というか"ついたり離れたり"しながら)リアルタイムで小説とエッセイのほぼ全作を読んできた著者を、この作品ほど近く感じたことはなかったように思う。偉大な思想家であるところの父・吉本隆明を語っているところも、(著者自身の)子供について語っているところも、等しく今の自分の心にきちんと入って来た。

  • 本屋でバイトをしていた頃、
    装丁に一目惚れして購入したまま
    積読にしていた本。

    4年越しで、読了。

    文庫本よりハードカバーがしっくりくる。

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どん底で希望をつかめる24のばななマジック。震災、放射能、両親の死-つらい日々の中で見えてきた、幸せになるヒント。

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