愛を振り込む

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著者 : 蛭田亜紗子
  • 幻冬舎 (2013年10月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344024779

愛を振り込むの感想・レビュー・書評

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  • 読み終わって 改めて 表紙を見て なるほど 「愛を振り込む」ね…1枚の 千円札が 次々と 女性に 渡っていく…物悲しくて 滑稽な 短編集。

  • 「フィッターXの異常な愛情」が秀作だったので読んでみたのですが、想定しているターゲット読者が女性であろう事を鑑みても今ひとつ嗜好が合いませんでした。ただ、千円札の仕掛けはお見事。

  • 同年代の人が書いた感じがする…と思ったらやはり。2歳違いだった。
    女性像がまさにありのまま。それだけに身につまされてつらいとこもあるけど、全体的には連作短編形式もよかったし、面白かった。

  • 気になる作家蛭田亜紗子。拇印のついたある一枚の1000円札が女から女へとわたっていく。今後も読み続けたい気になる作家のひとりである。

  • 愛に飢え、愛に生き、愛に自滅する。もがき、苦しみ、葛藤し、前に進もうとするが足踏みしてしまう。女って生きづらい。不倫の精算で入手した1枚の千円札、それについた朱肉の赤い指紋は女たちの愛のカケラ。ニヒルでシニカルな蛭田亜紗子が描く女の生と性。

  • カフェ女とつけ麺男はインパクトあったなあw
    連作というよりは一枚の千円札が人から人へ渡っていくという繋がりで構成されている一冊で読みやすいし、エロ描写もやっぱりいいし、巧いなと思った。

    正常そうでどこかいびつでなんか人間味があってそれぞれの登場人物にあって、ああいるなあって思える。

  • 男女が入り乱れる凄まじい6つの連作短編。とあるものがきっかけになり、いろいろ振り回されてしまうという感じ。愛・お金・暴力・快楽などをふんだんに盛り込み、波乱万丈に仕上げている。頭がクラクラするようなくらい黒い部分もあり、楽しめた。

  • 不倫の清算でつかった拇印の朱がついた千円札。そのお金の持ち主となる女性を描いた連作集。
    設定こそ面白いものの、女性たちがみんなどこか薄暗い。いずれも最後は少しなりとも前進しているような爽やか風味なんだけど、よく考えたら状況が好転しているわけでもないので、もしかして開き直り?!と感じたり。
    会ったこともない人のブログが更新されるたびに千円を振り込む表題作は、なんだか清らかで良かったけど。
    なんか作者が他の人と言われても違和感なく受け入れてしまえそう。蛭田さんの個性をもっと知りたいので、他も読んでみよう。

  • どこにでもいる冴えなくて、
    "センスのない"女性を描くのが上手い。

    例えば第三話に出てくる、絹代の一言
    「・すごいことになってるでしょ。そこ。
    今度は私のターンね」

    最中に女性にこんなこと言われると自分なら引く。
    それを学習しないまま年を重ねたのは、彼女自身が自営業に勤しんでいたことに理由があるのかはわからないが、
    ここ数年彼氏が居ない彼女の理由にピンと来る。

    それと、第六話の穂乃果が意中の相手との念願のディズニーデートでの描写。

    休憩しに入ったレストランでミッキーマウスのかたちをしたピザを齧りながら。


    僕もディズニーでミッキーマウス型のピザを食ったことあるけど、食べづらい上にさほど美味くなかった記憶がある。

    いとこと分け合いながら食ったピザも最後は残して親に渡したか捨てたかは忘れてしまった。
    10年以上前の出来事でもまだ覚えているくらいまずいピザをこの穂乃花は高齢にして迎える念願の初デートでまんまと選んでしまい、尚且つそれを良い思い出として昇華してしまう。

    冴えない人というのは、センスの悪さからくるどことなくツキの悪さみたいなものもあって、
    この文を読んだときに、この穂乃花はただ経験に乏しいだけでなく、
    始めて迎えるデートの一つ一つの行動でさえ上手くいかないものなんだなと。

    そのデートでの食事に付き合わされている相手の男の冴えない表情まで浮かんできて、とことん救いようのないものに感じられた。

  • 心に葛藤や悩みを抱える女性達を描いた連作短編。ここまでギリギリの心情や行動を描いた内容は痛いけど面白い。お金が絡む展開で余計に生々しくてリアル。最後はほんの少し前進してるのが救い。汚れた千円札が象徴的だった。

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愛を振り込むの作品紹介

人生や恋愛に悩みを抱える女性6人の満たされない欲望と葛藤をむき出しに描いた体と心がアツくなる恋愛小説。

愛を振り込むはこんな本です

愛を振り込むのKindle版

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