旅者の歌 始まりの地

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 210
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344024977

感想・レビュー・書評

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  • 「試しの日」に獣と化した兄姉そして婚約者。
    しかし人の心は失っていなかった。
    彼らを人の姿に戻すため、
    ニィマールは「リョシャ」と名を変え彼らと旅に出る。

    大長編になりそう。
    序盤は馴染むのに時間を要したが
    読み慣れてからは画が浮かんだ。
    語り手が誰なのかも気になる。
    続きが待ち遠しい。
    記憶が薄れないうちに是非。

    【図書館・初読・2/7読了】

  • 魔法のような出来事が起こったり妖精が登場したり、ファンタジックな内容の作風な小路幸也だけれど、ここまで「超弩級ファンタジー」な世界ははじめてじゃないだろうか。
    舞台は神が7日間にわたって星を落としたために大きくえぐれ、周りを高い山々に囲まれた土地。争わず、知恵が何より尊ばれる世界では、人が7の倍数の誕生日を迎えたときに突然獣になってしまう宿命がある。
    姿は獣となりながらも魂は人のままの「離者」となった兄姉と許婚を連れて、再び人に変われるはずの約束の土地を探しに少年リョシャが地図もない旅に出る・・・途中で、これだけ風呂敷広げたらこれだけの紙幅で終わるはずがない、と思っていたら案の定これは物語の序章といった感じで、このあとどう展開するのやら。
    私たちの世界の誰かが「語りかけてくる」という語り手がいる形式もこれからどういう意味をもつのか、ちょっと楽しみだ。

  • イラストが多く
    読みにくかったのが
    読み進めるにつれこのお話の世界を理解するのに役立ちました

    お話は始まったばかり
    この4人が無事に旅を終えられるよう見守りたいです

  • 何処にあるとも知れぬ〈離者の地〉を探す旅に出るリョシャとその兄、姉、幼馴染み。
    それがいい馬、鷹、猫の姿に換身した兄と姉、そして幼馴染みにして婚約者。
    彼らを人の姿に戻すために・・・

    小路幸也の大長編ファンタジーの幕開け!!

  • 2014/01/21
    移動中

  • ああ、続きが読みたい。
    読み終わっていきなりそれかよ!って感じですが、本当にこの一言に尽きます。
    ファンタジー好きの私にはかなりストライクな内容でした。
    語り手の口調が少々独特ではありますが、この物語の世界観、登場人物達はとても好きです。
    今後の展開への伏線が相当ばら撒かれるだけばら撒かれていて、本当にまだまだ序章というところで終わってしまう。
    続編の発売を心待ちにしたいと思います。

    どうやら電子書籍の方では既に続編も配信されている模様。
    紙の本で読みたい私はとにかく待つしかなさそうです。
    ああ、早く読みたい。

  • 続きが早く読みたい……。初期の小路幸也作品を思い出させるような、わくわくするファンタジー。[2014.01.13]

  • 壮大なファンタジー・・・よくもまぁ、こんなものに取り組みましたねw
    ところで、ファンタジーって苦手です、ですが、これは面白いです♪
    「ナルニア国物語」張りにグイグイいって欲しいです!w
    早くも続きが気になる~~!!!(●’ᴗ’●)ノ

  • シィフルに住む少年ニィマールが主人公のファンタジー。第1作目。
    その地では、7歳、14歳、21歳の誕生日に人が野獣に換身して
    しまうことがある。
    ニィマールと彼の許嫁は14歳、ニィマールの兄姉は21歳の、
    それぞれの誕生日を同じ日に迎えるのだが、ニィマール以外の
    3人は人の魂を残したままという特殊な状態で換身してしまう。

    話者(賢者あるいはリーダーのような存在)としての訓練を受け、
    その中でも最も優秀な後継候補だったニィマールはその3人のため、
    彼らとともに「魂の地」を目指す旅に出ることになる。


    いやー、ファンタジーって難しいですね。
    その世界観やその世界の常識・ルールといったものを読者に伝える
    必要があるけれど、それを説明しようとするとくどくなる場合が
    あってなかなか物語に入り込めなくなったりする。
    そういった意味では、この本も導入部はとても読みづらい。

    残り3分の1くらいからかなー、面白くなってきたのは。
    シリーズものだし、今後の展開に期待したい。
    この1作目を読む限り、かなり壮大な物語になりそうだけど、
    完結までどのくらいかかるんだろうなー!?

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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