心がみるみる晴れる 坐禅のすすめ

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344025127

感想・レビュー・書評

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  • ・座禅は何かを身につけるのではなく、どんどん捨てるもの
    ・「捨てよ」
    ・捨てきるのが禅の究極
    ・「誠」は誰かに尽くすのではない、自分の心に尽くすのだ
    ・自分のやるべきことを一生懸命務める
    ・「自分のため」が「人のため」になって本物
    ・身体→呼吸→心の順番
    ・姿勢はいつでも自分の意思で整えられる。姿勢が調整できる→心が調整できる
    ・未知に迷ったら、まず真っ先にすることはどうするかではなく、どこにいるか(Where)居場所を確認すること
    ・感情によって、さまざまに揺れはする。しかし、おさまるべき場所がわかっていて、すみやかにそこに立ち返ることができる。それが「平常心」
    ・鍛えなければ心は強くならない
    ・現代人は強い心を持って欲しいと思いながら、「ほめすぎ」というぬるいところに安住しがち
    ・24時間何をしていても修行
    ・人間なまじリラックスするより、適度な緊張感の中にいるほうが、心身の健康によい
    ・修行→子供にかえること
    ・気持よく「はい」という
    ・心をゆるめれば、耐久性は増す

  • 読みやすいしかし、禅のエッセンスは十分に感じ取る本。一度、座禅をしに行こうと。

  •  「一」に踏み出すと、確実にものごとの見え方、捉え方、考え方が変わってきます。

  • 禅や坐禅に全く知識が無い人には良い本かもしれない。

  • 坐禅の入門書としてはとてもライトで読みやすいものだと思う。
    禅で何かが大きく変わるものではないと言い切っているもがいい。
    禅寺で坐禅会行ってみようかな。

  • 著者の父が言ったという、「褒められるようになったら、やめてしまえ」というメッセージが、心に刺さりました。褒められるというのは、ある意味見放されたということでもあると。すごくわかる気がしました。

  • 座禅への誤解とあらぬ期待を払拭し、何が大事かを取り上げた本である。自分のありのままを見ることや、適度なストレスの下での生活の方が健康だと言う。
    そもそも座禅とは、自分自身と向き合うための形であり、何かを治すというものではない。恐れが消えるわけでもなく、それにより心が晴れるものでもない。しかし、トラウマの治療に非常に似た行為であると思う。
    本書でも取り上げているが、ヒトは後悔する。その場合の記憶とは負の感情が伴うエピソードである。私達を苦しめるのは、こういう記憶は勝手に意識に登りやすいということ。
    ありのままの自分を感じることが出来れば、負の感情と事実を切り離す事ができるようになり、辛いエピソードという要素を減らすことができる。そういう意味では効果があるのだろう。
    とはいえ、万人に効果がないのは、否認に囚われているからであろう。坐禅は否認を取り除くのにも効果がある筈だが、否認が取り除かれる前に止めてしまう残念な事例が多いのだと思う。

  • 座禅は何かを身につけるものではなく、逆に
    どんどん捨てていくもの。
    本来の自分の姿に返る。
    捨てきるのが禅の究極の姿

    呼吸を整えることができるようになる
    →感情をコントロールできるようになる
    →平静な気持ちを保つようになる
    開き直る強さを持てる

    無私などない。
    ただ、そのことを一生懸命にやるというもの。

    調身→調息→調心

    座禅は心の自然治癒力を高める

    座禅は瞑想と違い、半眼、何かを思い浮かべる
    ということはしない。
    身心一如(しんじんいちにょ)をめざす

  • これまで読んできた科学的な本とは相対する内容が点在するが、はっと気づかされることがいくつかあった。

    私も座禅を行ってみたい。

著者プロフィール

平井正修(ひらいしょうしゅう)
臨済宗国泰寺派全生庵住職。学習院大学法学部政治学科卒業。一九九〇年静岡県三島市龍澤寺専門道場入山。二〇〇一年同道場下山。二〇〇二年より中曽根元首相や安倍元首相などが参禅する全生庵の第七世住職に就任。全生庵にて坐禅会、写経会を開催。二〇一六年より日本大学危機管理学部客員教授。二〇一八年より大学院大学至善館特任教授。臨済宗国泰寺派教学部長。『心がみるみる晴れる 坐禅のすすめ』『花のように、生きる。』『「見えないもの」を大切に生きる。』『老いて、自由になる。』(以上すべて幻冬舎)、『山岡鉄舟修養訓』(致知出版社)、『忘れる力』(三笠書房)、『お坊さんにならう こころが調う 朝・昼・夜の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『三つの毒を捨てなさい』(KADOKAWA)など著書多数。

「2023年 『悩むことは生きること 大人のための仏教塾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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