- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344025929
感想・レビュー・書評
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この作家の作品は「タイニー・タイニー・ハッピー」しか読んだことなかったけど、その時と同じ、優しい読後感で好き。そして表紙のイラストの谷川史子さんも好きだから一話ごとに挿絵が欲しかったな。
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誰にでも、どれだけ欲しがっても、どうしても手に入らないものってきっとある。そういうものがあるってことにおいては、誰でも平等。
共感しました。
どうしても人と比べてしまうこともあるけれど、人それぞれ、生き方も悩みも違うんだから比べられないよね…と、
自分の生き方についても考えさせられました。 -
同世代の女子4人の話はとてもリアルに感じた。友達には話せないこと、旦那さんに本音を言えないこと、やっぱりみんな抱えて頑張ってる!
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わかると感じる部分とわからない部分。4人はそれぞれ性格も環境も異なるんだけれど、全般に流れる雰囲気は同じに感じる。時折誰が誰だかわからなくなって読み返したり。これは、この作家さんの文章の持ち味なのかな。
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いろんな人生を見れて良かった。あまり共感性は今の私にはなかったが
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高校の同級生だった4人の女性の話。
それぞれが主人公のお話なので計4話あります。
美人で大人びてる満理子。
リーダー気質でバリバリ働く悠希。
大人しめな性格で明るく優しい仁美。
帰国子女でいわゆる個性的な理央。
(読み終わって、名前を聞いただけで其々がどんな性格なのか、なんとなく想像できるのって不思議だなぁ、と感じた)
タイプの異なる4人が偶然再会し、月に一度ほど食事会を開催することになった。
それぞれが悩みを抱え、それを共有したり出来なかったり、相手と自分を比べてしまったり...
私は仁美のように、特に秀でた才能や美貌がないタイプなので、仁美が抱えていた劣等感が「分かるなぁ〜」と思った。
そんな中で仁美の旦那さんが瞳にかけた言葉が素敵でした。 -
ふとした偶然から再開した高校時代の同級生4人それぞれの人生のお話。
4人とも高校生のときには誰ともつるまず、かといって(1人を除き)虐められていたわけでもなく。お互いに良い印象はあったものの、特別仲が良かったわけではなち4人が大人になり再開して、素敵な友情を築いていく。
出だしは本当に面白くなくて、もう読むの挫折しようかなと思ったくらいだけど、だんだん面白く思えてきて最後は楽しく読了。みんな全然違う性格や生き方、でもお互いに大切に思っていて、それがなんとも優しくて読んでいて気持ちが良い。 -
女性同士の友情、女性ならではの悩みがすごくリアルに描かれていた。みんなが、みんなを羨ましいと思いながら、じつはみんな見えない悩みを抱えている所がそうだよねそうだよねと思いながら読めた。
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女の友情ってなかなか難しいなぁ。
どんなに仲が良くても、どうしても嫉妬や妬みの感情は出てくる。
状況も変わるしね。
それでも友達なんだよ。