優雅な肉体が最高の復讐である。

著者 :
  • 幻冬舎
3.73
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本棚登録 : 185
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344026179

作品紹介・あらすじ

コスト0円。食事制限なし。人生のチャンスは、準備ができている心体にやってくる。"フェミ男"と呼ばれた男の挫折からの脱出、その始まりは肉体トレーニングだった。

感想・レビュー・書評

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  • かっこいいな。でも葛藤があって今があるという感じですね。
    p26 準備ができてるやつにチャンスは訪れる
    p180 人生も左腕を伸ばした範囲に踏み込んできた人間に対してだけ、対応すればいい。遠くからヤジを飛ばすような人間に反応する必要はない。
    P199 30、50、70、90kgでそれぞれ10発挙げた後、仕上げに30kgを100発。

  • 挫折感を味わった男性は強かだな、というのが率直な感想です。
    筋トレのメンタル本的な感じで手に取ったのですが、著者の生き様みたいなところも魅力的でした。

    身体をちっとも動かさず後輩に小言ばかり言う格好悪い上司ではなく、自分から率先して身体を動かす寡黙で力持ちのイケてるアニキに、ボクもなりたいものです。

    フォルムは性能を表す。肉体は名刺になる。
    そう思いました。

  • ストイックな姿勢というものは、ただ闇雲に上を目指すのではなく、時に「達成」や「成長」を除外した「ありのままの自分」を何らかの形に残す、折りに触れ見つめ返す事で作られるのだな、と感じた。考えてみれば、何事にも「分かりやすい成果」を求められる現代において、「答えを出さない」時間こそが最高に贅沢で幸福な時間だと言える。
    日々仕事や生活に邁進している中にも、こういうちょっとした「秘密」を持っている人がいるんだな、と思うだけで、なんだか楽しい。まさに優雅!

  • トレ!

  • 俳優の武田真治さんが、あの肉体を生み出すまでの奢りと挫折、努力の自伝。私が彼を知ったのはフェミ男時代で、ジュノンボーイでグランプリをとったサックスが吹ける人、ってことは知ってましたが、本当はサックスプレイヤーとして生きていくと本気で思っていたことを初めて知りました。
    しかももともと帰宅部(で自宅に戻ってから一人でサックス吹いてた)で、運動習慣など一切なかったんだそうで、カラダを鍛えることになったのは精神的にも肉体的にも不健康になり、友人や恋人全てを失ったからなんだそうです。
    運動習慣をつけはじめたのが28歳からで、最初は縄跳び100回を連続でやるというところからのスタートだったそうです。いはややすごい。

    過去の挫折から自分への戒めとして始めたトレーニングは、いまとなっては自らの新たな武器になったわけです。芸能人のエッセイはあまり読まないのですが、勇気をもらえたという意味ではポイント高いのですが、さすがに1時間くらいで読めてしまったので評価は限りなく4に近い3点。

    (ここからネタバレ)
    彼があの美しい肉体を生み出すために紆余曲折あった筋トレと運動の歴史は本編に譲るとして、維持するためにやっている運動がまた驚き。

    ・ベンチプレス30分 x 週3日
    ・ジョギング15km x 週2日

    たったこれだけ!まじかよ!しかもゴールドジムとかに行っているわけではなく、自宅にあるバーベルセットだけでやっており、しかも腹筋とかは特別にやってないんだそうです。ベンチプレス恐るべし。

  • なかなか面白かった。
    武田氏の半生を知るとともに、運動したくなるような上手な書き方をしていると感じた。
    自分を厳しく鍛えて、他人には優しく余裕を持って接することができたなら素敵な人間になれる。私も見習いたいものだ。

  • 20191128

  • 「今では無礼な態度の人に出会うと『あ、こっちが引き出しちゃった』と気分が重たくなるくらいです。こちらが大人で礼儀正しく、ちゃんとした威厳があり、それをきちんと微笑みとともに表現できていれば相手は舐めた態度をとらないと信じているからです。」
    「どちらかというと僕は愛だ平和だ平等だとかをいつもどこかで願っちゃって争いを避けるタイプの人間だったんですが、それは時に自分の成長を妨げる原因になりかねない弱さでもあることに気がついたのです。」
    以下井岡弘樹の言葉抜粋
    「『武田さん、いいですか。ボクシングでは左腕を伸ばして、距離を測って右手でとどめを刺します。左腕で距離を測ったとき、相手が左腕の範囲より外にいるときは、とどめのパンチを出す必要はないんです。』『だから人生も左腕を伸ばした範囲に踏み込んできた人間に対してだけ、対応すればいいんですよ。遠くから野次を飛ばしてくるような人間に反応する必要はないんです。』『その人は殴られる覚悟で左腕のエリア内に踏み込んできたのだから、そのときは一度その人の話を聞いてあげてください。』」

  • 筋肉を身に着けるまでの挫折や苦悩、トレーニングの変遷正直に書かれていて面白かった。

  • 最近は筋肉タレントとして認知された著者の自伝的筋トレ論。

    面白かったです。

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