ドイツ大使も納得した、日本が世界で愛される理由

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344027077

作品紹介・あらすじ

苦行みたいな選挙戦、世界一の魚料理、私を"乗り鉄"にした鉄道、魅力的なアイドル…知れば知るほど、この国にハマッてしまった。軽妙洒脱な比較文化論。

感想・レビュー・書評

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  • 日本の将来を心配する本が多い中、海外の方視点の日本の良さについて知れて嬉しくなった。ドイツと日本は似たところがあるから行ってみたい。

  • タイトルのロジックおかしい、客観性弱くブログの域でず

  • 著者:Volker Stanzel(1948-)
    装画・本文イラスト:岡村優太
    構成:Star Creations(株)
    DTP:有限会社 中央制作社
    ブックデザイン:albiero


    【書誌情報】
    書籍分類: 単行本
    価格: 1,200円(税別)
    ISBN: 9784344027077
    判型: 4-6変
    Cコード: 0095
    発売日: 2015/01/08
    カテゴリー: 評論

    「苦行みたいな選挙戦、世界一の魚料理、私を“乗り鉄"にした鉄道、魅力的なアイドル…… 知れば知るほど、この国にハマッてしまった! 」
    前ドイツ大使による、軽妙洒脱な比較文化論

     2009年~2013年に駐日ドイツ大使を務めた著者は、日本に留学したこともある大の日本びいき。在任中のブログ「大使日記」では、日独の違いやこの国の素晴らしさについて自ら日本語で綴って話題となった。本書はそのブログの内容を元に、大幅に加筆修正をして再構成。文化も教育も政治も、日本はなぜ世界中から注目され、尊敬されるのかについて軽妙な筆致で考察した比較文化論。
    http://www.gentosha.co.jp/book/b8438.html



    【目次】
    はじめに [003-006]
    目次 [007-019]

    第1章 日本文化は面白すぎる 
    大使館にAKB48がやってきた! 022
      文化交流は金の無駄?
      世界を席巻する日本のソフトパワー
      アイドルとドイツ大使のランチ会
    日本人に宗教がないというのは誤解 027
      外国人には信仰心が見えづらいだけ
      二十年に一回の「遷宮」はとても不思議
    高齢化社会・日本は世界のお手本 030
      ポジティブエイジングを目指すドイツ
      ドイツ人より七年長く働く日本人
    日本語は繊細で美しい 034
      くだけたスピーチは相手への思いやり
      外国人の思う、本当にいい日本語とは
      ドイツ大使公邸で英語を使うべき?
    ヤクザ映画みたいな関西人はいなかった 038
      江戸の文化は意外にも雅
    東京のがさつ者、京都の本音と建前
    日本の冬は足元が寒く、心が温かい 041
      静の美を感じる雪景色
      冬でも素足の女子高生には驚き
      三十年越しの式典出席
    欧米人が日本語を話すと喜劇がまる 045
      台湾人の妻は困り顔
      外国人が日本語を話す事実は“見えない”

    第2章 日本とドイツの強い絆 
    皇太子殿下、二十四年ぶりのご訪独 050
      写真を撮りたい!
      殿下のお出ましにドイツ人大興奮
      過密スケジュールをお許しください
    オクトーバーフェストってなあに? 054
      ドイツ人ぐらい愛しているのは日本人だけ
      実は日本人もドイツ人もパーティー上手
    赤坂の酒場で騒ぐドイツ人は私です 057
      ドイツ人が熱狂するカードゲーム
      女人禁制、男だらけの真剣勝負
    公式、非公式の日独外交史 061
      外交の礎となった老中と伯爵
      最初にやってきたドイツ人は武器職人や医者
      日本学の祖・ケンペルとシーボルト
    年末の第九はドイツ人兵士から始まった 066
      高松市にある「ドイツの館」とは
      地元民に愛されたドイツ人兵士たち
    ドイツで絶賛された東京の大使館 069
      全世界のモデルケース
      大使同士で“同期飲み”
    ドイツ科学を救った日本人 072
      星薬科大学の創立一○○周年
    宮古島とドイツの独特な関係 074
      ドイツの難破船を助けてくれた
      世界のフラット化がもたらしたもの
      最先端技術と、変わらぬ伝統
    なでしこ世界一 079
      ドイツも日本も、どっちもがんばれ!
      世界一心が強かったチーム

    第3章 日本の政治は不思議だらけ 
    最初の印象は「被爆国」だった 084
      十歳の授業で日本の反核運動を知った
      広島・長崎を深く学んだ青年時代
      広島の平和記念式典の荘厳さ
    敗戦国としての日本とドイツ 088
      負けて得たものは大きい
    公邸の地下酒場に議員をご招待 090
      ビールがすすんでからが本番
      垣間見えた熱い志
    政治家と官僚の関係は興味深い 093
      国会での日独友好関係記念決議
      日本は官僚の力がとても強い
    政治を「眺めている」若者の姿 096
      ドイツ「海賊党」の衝撃
      ワンテーマ政党の難しさ
      若者と床屋の共通点
    政治家を支持する日本、政党を支持するドイツ 100
      ドイツ人の投票行動は日本化する?
    隣国と和解するということ 102
      独仏和解五○周年
      宿敵同士も友人になれる
      日中・日韓のわだかまりを消すには
    国民の尊敬がドイツ大統領の要件 106
      ヴルフ大統領の突然の辞任
      大統領職の威信とは

    第4章 魅力ある国を創る教育 
    国家を左右するのは判断力 112
      「ものを教える」教育よりも大切なもの
      若者をダメにするのは誰?
    若者の海外旅行離れは本当か 116
      外国を知らなくても幸せ?
      陸続きのヨーロッパ、島国の日本
      豊かさを実感できない若者たち
    勇ましいサムライ青年 121
      突然の訪問者
      英語なしでも世界を放浪できる
    日・独・中の教育改革 124
      中国では幼稚園お受験が過熱
      日本の教育の厳しさはちょうどいい
    心を育てる武道 127
      筑波大学と武道の深い関係
      生涯の趣味となった合気道

    大使の休日――極秘ホームステイ日記 131

    第5章 忘れがたき東日本大震災 
    ブログ開設のきっかけは東日本大震災 144
      私にも何かできないだろうか
      議論を呼んだ大使館機能の大阪移行
      外国人の不安を思いやる優しい人々
    ドイツ人が胸打たれた日本人の強さ 148
      外務大臣の突然の訪日
      ドイツ人記者の見た被災地
      被災者の勇気に感動した元環境大臣
    ドイツ大使は板挟み 152
      大使館を最も非難したのは妻
      怒号飛ぶタウンホール・ミーティング
      「あなたは無責任な大使だ」
    被災地でのドイツ音楽コンサート 157
      現地から受けた強烈な衝撃
      音楽とソーセージでともに笑い、涙した
      寺島しのぶさんのプロ根性に脱帽
    震災と原発事故がドイツに与えた影響 162
      両国のエネルギー政策は密接な関係がある
      ドイツの流れは脱原発と再生可能エネルギー利用

    第6章 もう一度日本で味わいたいこと 
    露天風呂 166
      たとえ真夏でも入りたい
    富士登山 170
      憧れの山にいよいよ挑戦
      ご来光の神々しさに感動
      四季折々、山を歩く楽しさ
    ゴールデン街 174
      戦後日本の趣を残す街
      仕込みみたいなお客さんたち
    新鮮な魚 177
      苦手な早起きをして築地へ
      世界のどんな都市も敵わない魚料理
    鉄道 180
      私は“乗り鉄”
    醤油とハイテク 182
      奥深い技術が生活を支えている
    源氏物語 184
      最初に触れた日本文学
    選挙戦 186
      ひたすら繰り返される握手
      この苦行には意味がある
    日比谷のダンスホール 189
      日本人が意外と知らない素敵な場所
    日本の四季と庭の風景 192
      夏の音と冷たいワイン
      忘れられない公邸の日本庭園
    舞踏 196
      グロテスクの美
      日本で知ったアングラ演劇の魅力
    日本でもう「味わいたくない」こと 199
      花粉との終わりなき戦い
    桜 202
      希望の花

    案外編――シュタンツェル青年の日本留学記 205

    おわりに(フォルカー・シュタンツェル) [220-223]

  • ドイツ大使が見た日本の様子が書かれた1冊。大学生の時に留学生として来た日本に強くひかれた著者。私たち日本人から見ると疑問に思わないことが気にかかり、違った角度から自分の国を見ることができ面白い。

  • 日本大絶賛の内容

  • ブログからなので本の文章としては物足りない。まあ、こう云ういいと思われてるところは大切にしていきたいものです。

  • ブログだからか、短い。
    そして、タイトルがおかしい。
    ドイツ大使が納得した⁇
    最近の日本万歳本みたいにしたかったのか。
    普通にドイツ大使の日記、的なタイトルの方がいいとおもう。

  • 駐日ドイツ大使が、東日本大震災以降始めたブログを基に再構成し出版化した本。
    ひとつひとつのエッセイが短く、多岐にわたっており読みやすい。
    一方せっかく面白そうな題材をとりあえげながら突っ込みが浅い。もう少し日本の問題点も書いてくれたほうがよかったと思う。政治意識の低さ、選挙活動の問題点などは直截的にではないがとりあげてくれている。

    学生時代の初来日した時のの日記はなかなか面白い。

  • 60

  • ドイツから見た日本ということで、好意的に描かれていて読みやすい。でも、ちょっとまとまりに欠ける感あり。
    戦後感や隣国との関係については、日本もっとうまくやろうねという声援か。
    さらっと読めるので、よいかと。

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