数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学

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著者 : 大栗博司
  • 幻冬舎 (2015年3月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344027404

数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学の感想・レビュー・書評

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  • 最後のガロア理論や群にはついていけなかったが、数学の本質と面白さの再発見があった。高校の数学を学ぶ前に読んでいたら、もっと理解出来ていただろうと思う。筆者が娘に贈るために書いたということだが、自分も子供に読ませたいと思う。

  • 古代ギリシアから現代に至るまで、数学は僕らの経験世界を大きく広げてきた。
    このような数学を発達させてきたのは、人間の純粋な好奇心だ。
    (p168「第6話 宇宙のかたちを測る」)
      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    数学を、これまで語ることのできなかった問題にのぞむための「言葉」として、
    その発達と発見をわかりやすく紹介する一冊。

    天文学と「対数」の意義や、
    素数は自然数の最小単位など、
    興味深い数学のトピックを全9章にわけて紹介します。

    文章だけでなく、適度に数式や図がちりばめられており、
    視覚的にも理解できる工夫がされています。
    より深く知るための補遺付き。

      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    数学を「言葉」と捉えた本らしく、
    文章・数式・図といった三つの言葉を巧みに組み合わせて
    読み手の理解を促してくれる構成が魅力です。

    数式がでてくるだけで苦手意識が沸く私ですが、
    だからこそ「どうして数式が必要なのか」を実感させてくれたように思います。

    特に興味をひかれたトピックは、
    無限の「大きさ」と不完全定理の「第5話」と、
    「第9話」にでてくるガロアの群論。
    この本を足掛かりに、それぞれのトピックの本へ進みたい一冊です。
     それではっ

  • 数字で、考えるといろいろ面白い。
    確率や大きな値の取り扱い、証明の話、微積分って、、、
    微積分について、積分が先に発見されたというのは面白かった。


    目次
    第1話 不確実な情報から判断する
    第2話 基本原理に立ち戻ってみる
    第3話 大きな数だって怖くない
    第4話 素数はふしぎ
    第5話 無限世界と不完全性定理
    第6話 宇宙のかたちを測る
    第7話 微積は積分から
    第8話 本当にあった「空想の数」
    第9話「難しさ」「美しさ」を測る

  • もう少し簡単な内容かと思っていたのですが、かなり読み応えのある本でした。

    数学の本を読むたびに思いますが、「概念」や「定義」の理解は、本当に大切ですね。
    もちろん、「定理」や「証明」も大切なんですが、やはり基本となるのは「概念」や「定義」の理解だと思います。

    それにしても、数学は奥が深い。
    もう少し奥の方まで理解できるよう、精進します。

  • 数学の魅力を存分に伝えてくれる素晴らしい本だった。易しすぎて不正確になることも,難しすぎて読者を置いていくこともなく,本当に良くバランスがとれている。それでいて著者は数学者ではなく(数学も教える)理論物理学者だというのだからすごい。世の中には頭のいい人もいるものだ…。
    扱う内容は,確率,自然数→有理数→実数→複素数,フェルミ推定と対数,素数とRSA暗号,連続体仮説,非ユークリッド幾何,積分微分,そしてガロア理論の入口まで。どの話題にも印象深い挿話が添えられていて,意欲的な中高生なら目を輝かせて一気に読んでしまうはず。著者のサイトには各章の補遺が載せられていて,そこでの補足も勉強になる。

  • 2015/3/27購入。

  • 数学は宇宙を記述する言葉だ。その言葉の仕組みや考え方を書いてある。事例やエピソードが中心で楽しく読める。また、ちゃんと公式の証明もあり、これがまたわかりやすい。数学が好きになる本だ。

  • 日本の第一線で活躍している天才物理学者が、この世界で数学がいかに役に立つのかを、父親が娘に語り掛けるように解説してくれます。とても分かりやすく面白いので、数学が苦手だった文系の方にも是非お勧めしたいです。

    特に最初の確率論の話は、実際にあった裁判で出された証拠が有効であったかどうか、ギャンブルに勝つには、日々の健康が大切な理由、というものを題材にして、数学を使うと直感とは違う答えが出ることを明快に示してくれます。実生活で数学が役に立つことが実感でき、大変面白いです。

    また、微分積分、複素平面、指数対数など、高校で習った内容を教科書とは違う視点で解説してくれるので、大学に入り授業を受ける中で、これらの分野を復習したいと思った方も読んでみるといいと思います。

    OPACへ⇒https://www.opac.lib.tmu.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB02259994&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • 大栗先生が娘に数学を語る本。大栗先生の本はいつもわかりやすくて素晴らしい。よく理解している人は明快に説明できるという典型ですね。どの章もおもしろいですが、締めはガロア理論。やはりこれを数学の美しさの典型と考える方は多いんでしょうね。益川先生も学生の頃はガロアに憧れていた、と語っていました。大栗先生のガロア理論の解説、明快でわかりやすいです。ガロア理論について最初に読む本として本書は一番良いのではないでしょうか。5次方程式が解けない理由を正20面体の回転操作が交換しないということに結び付けて解説しています。こうした幾何学的なイメージを解説してある本、少ないような気がします。

  • 前提としている知識、考え方が丁寧に説明してあり、とても分かりやすい。ものごとを表現して、自分で考えるための数学なのだな、ということが分かり、読んでて面白い。

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自分の頭で考える。物事の本質を捉える。新しい価値を創造する。君が幸せに生きていくための魔法の言葉を教えよう。楽しく学ぶ数学入門。

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