- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344027541
感想・レビュー・書評
-
これも面白かったよ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
逃げることのできない過酷な過去を抱えて産業スパイとして教育されてる高校生を描く。
聡明だけど荒削りで子供ぽい一面も持つ主人公が魅力的。
一分一秒の判断で命の行方が知れない臨場感にドキドキ…。
もしも生きていられたら…の1ミリほどの希望しかない淡い恋にも切なくなる。
ちなみに主人公の過去はリアルに起きた事件を彷彿とさせる。 -
鷹野はなぜどのようにしてAN通信のスパイとなったか。ノンストップで読ませる見事なサスペンス。これがあの「横道世之介」を書いた作者と同じであることが信じがたい。
-
鷹野シリーズ二作目。三作目を先に読んじゃってるので
○と○○の行く末わかっちゃってるのが悔しいです。鷹野がこの仕事始める前の若造感や、何と言っても風間さんまでが青いところがかんじられるのがビギニングのいいところですね。軽くって1日で読めました。太陽、森、水ときて、次は空気?早くも四作目を期待しちゃいます。映画になると、当然鷹野の幼少期も映るんだろうな。つらいな。 -
えっ?これ吉田修一?
と思っちゃうくらい、この作品はテイストが違う。
産業スパイ、ハードボイルド、
全然吉田修一っぽくない。
でも面白かった。
久しぶりに一日で一気読みした。
そして読み終わってからシリーズものの二作目だと知るという。笑
でも後悔はしてない。
時系列ではこの『森は知っている』が最初だからね。
めちゃめちゃフィクションなこの作品の肝である「水道民営化」が、日本でさらっと現実になってしまったなぁ。。と、少しばかり?危機感をもちました。 -
産業スパイ組織AN通信、鷹野くんのシリーズ第2弾。
今回は鷹野くん高校生の頃のお話。
どのようにして、諜報員達は育てられ訓練されてきたのか?
という部分。
以外に早い段階での過去話だったな、という印象。
もっと引っ張るのかと思ってた。
幼馴染の柳くんも登場。
風間さんの車いすの謎もここに。
「守る」ってすごい言葉だな、と。
鷹野がなぜAN通信にいるのかも、納得。 -
凄く面白かった。次が楽しみ!自分しか信じられないけど、そんな環境の中でも信じられる人はいる。もっと早く読めばよかった!
-
直木賞を採ったパークライフのイメージからは完全に離れてしまった感じの吉田修一。
もちろん、これはこれで好き。相変わらずのえっ?という展開が続く。今回は本当に最後の最後で!?あっという間に読み終わった。もう少し余韻に浸りたかったなぁ。(笑)