啼かない鳥は空に溺れる

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 690
感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344027954

感想・レビュー・書評

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  • 私自身は次女だったのでそれほど母との関係に悩んだ事はない。娘を育てていると、何気なく言った言葉が良くも悪くも娘にとって重かったりしたようだ。大人になったらどんどん離れていく娘を頼もしく思っている。

  • 理性でわかっていても感情が許さない。
    愛情は厄介だ。
    特に母子。かかわりが多ければ多いほど。
    別れが来るその日までめんめんと続く?

  • うちの母親は二人の親の複合形(笑)
    私には最強な態度に出てくるけど他人にはええかっこしいの内弁慶。
    おまけに口だけの死ぬ死ぬ詐欺の常習犯歴40年(笑)
    なので千遥と亜沙子の気持ちはよく分かる(笑)
    ラストの毒の効かせが秀逸(≧∇≦)b
    こういう人達は病気なんかしたって根本的な性格なんて変わらないのよ┐(´д`)┌ヤレヤレ

  • 二組の母娘のお話。怖いわ。私には娘はいないけど、私自身が娘なわけで、母との関係は良好でした。
    この話は特殊な例かな。

  • 2組の母娘関係。
    依存しあっている母娘と、言葉による虐待がずっと続く母娘。
    女が女を書くと怖いと言うけど、やっぱり怖い。
    しかしながら、母娘の関係はこれほど大げさではないけれど、少なからずあると思います。
    自分の意志は自分で決めていかなくてはいけません。

  • 母に疎まれ、母に怯えてきた32歳の千遥、母に愛され、母が大好きな27歳の亜沙子。二組の対照的な母娘が交互に描かれる。
    娘たちは母の呪縛から逃れて幸せになれるのか…ラストの5ページでゾッとした。怖い、怖すぎる。
    これは最早ホラーだ。

  • この本、ある意味「ホラー」だ。「母の呪縛」という名のホラー。2人の女性の結婚に向かおうとする過程が、交互に語られている。「千遥」は母から虐待に近い行為を受け故郷から逃げ出した女性。「亜沙子」は母子家庭で母と仲良く暮らしてきた女性。2人は「母の望む結婚」を放棄したことで、呪縛から解放された気分でいた。だが、そう思ったのは彼女たちだけ。「母の呪縛」の深さを最後の3ページで思い知らされる。結婚はゴールでは無い。新たな呪縛のスタートなのではないだろうか。彼女たちが母親になった時、新しい「呪縛」を生み出しそうだ。

  • 母と娘の呪縛と依存を描く。「毒親」がまるで流行りのように昨今よく書かれる。ちょっと前まで母に対する嫌悪や精神的虐待のような話はタブーのようだったのに…。
    娘の側から一方的に書かれる母親ってちょっと可哀想とも思えるのだが。
    二人の母と娘の関係、それぞれの結婚相手がだんだん微妙に絡み合ってくる。そういうところがすごく上手いと感じる。
    ラストもよかった。

  • 女が書く女はコワすぎる!

    あぁコワい!

  • 千遥母娘の話しが凄すぎて一気にハマった

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