おしゃれと無縁に生きる

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著者 : 村上龍
  • 幻冬舎 (2015年8月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344027985

おしゃれと無縁に生きるの感想・レビュー・書評

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  • 大人なら共感できる!
    村上龍さんのこのエッセイのシリーズは本当に好み。読むと頭が良くなった気分にさせてくれるテクはさすがです。

  • 同じ感覚である事を確認できた。

  • 読むとなんだか楽になります。作中でただ「読書」と書けばいいところ、「漫画を含めた読書」と表現してあって、非常にうれしい気持ちになった。社会的地位もお金もありあまるほど持っている作者だが、世間一般の「生活」においてもバランス感覚を持っていると感じた。こんな人が政治家になってくれたらおもしろいと思うのに。
    2016.10.4読了

  • コインロッカーベイビーズ等、村上龍の小説が面白かったので、たまたま見つけたエッセイも購入した。
    小説を読んでも感じるが、難しい言葉、言い回しを使わずに、とても分かりやすい文章を書く作家だと改めて感じた。
    「人間の根本的な悩みを解決するためには、経済的な悩みを解決することが重要」等、日ごろから漠然と考えていたことを、再度活字を通して考えを整理できた気がした。
    他の小説も読んだみたいと思う。

    <印象に残った言葉>
    ・今は違う。短期と中長期、仕事と人生、それぞれの目標を設定できない人は、不利な生き方を強いられる。<略>どれだけ「モーレツ」に働き、どれだけ自己犠牲を払っても、目標が無い場合は単なる自己資源の浪費に終わってしまう。 (P52)

    ・借金で首が回らない、失職して再就職先がない、給料が安くて家庭が不和になった、そのほとんどが「経済力」に起因している。経済力の強化以外、解決策はないのに、他に何か要因があるかのような幻想をメディアは垂れ流し続けている。(P70)

  • "これまでまったく存在しなかったような製品でも、そのアイデアと技術開発の基本は 組み合わせ だと考える。地球上にすでにある素材を用いて、すでにある技術、知識を独自に組み合わせて新しい技術と知識を獲得していき、それまで見たことのなかった製品を生み出す。"

  • 編集者が出す「お題」について書く連載エッセイだったようです。しごく冷静でごもっともな内容でした。
    但し、以前に読んだ村上龍さんのエッセイよりも、なんというか…歯切れが悪い気がします。
    例えば「昔は良かった?」という問い。「昔は決していい時代ではなかった」貧しさや生活環境の不潔さ、感染予防などを例にあげ、「昔がいい時代であるわけがない」と答えています。かなり前に読んだエッセイでも同じ事を書いていました。
    しかし、今回は後が続きます。「今の若い人は可哀想だと思うことが増えた」と。豊かになったのに、生きづらくなって、若い編集者達は忙しくて、読書もろくにできない。映画も見てない。音楽も聞いていない。遊べない。自分がデビューした頃は毎晩編集者と飲み歩き、遊びまくっていた。当時に比べ、GDPは6倍強に拡大しているのに、多くの人が「生きづらさ」を覚えるのはなぜか。と、書いています。
    全体にそんな風な結びが多く、漠然と日本の未来はどうなるのかと心配になります。
    以前のように、時代の風潮を論破する元気がなくなってしまった。歳をとったという事なのか、本当に日本の未来は暗いという事なのか、どっちだろう?と考えてしまいました。

  • 【生き方】おしゃれと無縁に生きる/村上龍/20160122(13/439)<269/31306>
    ◆きっかけ
    ・ここ最近、おしゃれのhow to本を読んでたところ、タイトルに惹かれて。

    ◆感想
    ・「仕事ができる男は、特権的 に、おしゃれと無縁に生きることができる。」は確かにあてはまるだろう、しかし、おしゃれ、は無縁にするものではなく、おしゃれが一つの自己実現の手段という側面はあるのではないか。

    ◆引用
    ・仕事ができる男は、特権的 に、おしゃれと無縁に生きることができる。
    ・情報量と人的ネットワークは若いころよりも増えている。逆に言うと、情報量と人的ネットワークの向上がない加齢は、救いようがないということだ。
    ・右肩上がりの時代は、労働者は単にモーレツであればそれでよくて、自ら目標を設定する必要がなかった。今は違う。短期と中長期、仕事と人生、それぞれの目標を設定できない人は、不利な生き方を強いられる。しかも、できるだけ早い時期に目標を見出すことが望まれる。どれだけ、モーレツに働き、どれだけ自己犠牲を払っても、目標がない場合は、単なる自己資源の浪費に終わってしまう。
    ・ネット以前は何気に本を手にとることがごく自然だったが、今では読書が特別な行為になったような気がする。
    ・危機感というのは、実際に聴きの連続に身を置かないと生まれようがない。
    ・基本的に、成熟した国の政府の役割は経済成長ではなく再分配。
    ・欲望は想像力によって運慣れ、育まれ、強度を増す。消費が拡大するかどうかについて、需要は増えるのか、という問いではなく、欲望と想像力は復活するか、という問いを立てなけれなならない。
    ・金で幸福を買えるか、にひああまり意味がないが、金があれば不幸をある程度回避できる、というのは真実。
    ・金で信頼を失うことはあっても、金で信頼を買うことはできない。
    ・必要とする情報を得るためには、自分がどんな情報が必要かを把握していなければならず、そのためには想像力を駆使して、今取り組んでいる仕事において何がポイントになるのかを徹底的に考えなけれなならない。それさえ出来ていれば、情報の取捨選択は非常に簡単。
    ・不安になるとき、頼りになるのは過去のの経験だけだ。あのときも大変だったが何とかなったから今度も何とかなるだろう、と思う以外に方法はない。

  • 2015年の57冊目です。

    村上龍の有料メールマガジンの記事をまとめたエッセイ的な本です。
    彼の小説の過激さとエッセイの内容には、いつもギャップがあります。
    現実をシニカルに洞察していると言えるかもしれない。
    彼の最近のキーワードは「死なないこと」だ。
    現在の日本において、若者にとって「死なないこと」、それがすべてだと。
    諦念の境地からの彼の呟きのようにも聞こえる。
    また彼は、お金で幸福は買えるかというテーマの中で、こう書いている。
    「世界中が敵に回っても、あの人だけはわたしを理解し、わたしの側に立ってくれるだろう」というような信頼は、金銭からは生まれようがない。
    青二才の青年が口にすると、心細い叫びにしか聞こえないが、
    あの「コインロッカー・ベイビーズ」を書いた村上龍が、
    今、言っているということに、肚落ち感があります。

  • 「おしゃれ」より「普通」になれるよう!!成功よりも「死なないこと」がすべて。「金があれば不幸をある程度回避できる」が信頼は、絶対にお金では買えない!!

  • 面白く読んだのですが、そんなに共感はできなかったかな。

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