- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344027985
感想・レビュー・書評
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同世代としては、やはり冷めているというか、クールというか、たぶん本人が言うように普通の仕事をした経験がないからだろうと思われる。
解らないことは解らないと言い切ってしまうところもすごい。(凡人が言うと、それなら文章何ぞ書くなということになりそうだ)
しかしそのことによって、感性が鋭かったり、感じる視点が違っていたり、そういう考え方もできるのかと肩肘張らずにヒントになる点はあると思う。
久しぶりに小説も読んでみることにするか・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本のあらゆる現状について苦言を呈している。
その上で、こうすればいいとか著者なりの打開策も提案されていたら面白かったなーと思う。
そんなこと自分で考えろ。という本なのかも。 -
村上龍氏のエッセイは最近ものは響くものがある
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読むとなんだか楽になります。作中でただ「読書」と書けばいいところ、「漫画を含めた読書」と表現してあって、非常にうれしい気持ちになった。社会的地位もお金もありあまるほど持っている作者だが、世間一般の「生活」においてもバランス感覚を持っていると感じた。こんな人が政治家になってくれたらおもしろいと思うのに。
2016.10.4読了 -
面白く読んだのですが、そんなに共感はできなかったかな。
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おおっ!うれしいぞ、この字の大きさ!
中高年にはありがたい。
ちょっと前の朝日新聞に、かなり有名な女性議員が「流行おくれのネクタイを平気でしている人を私は信用しない」と書いていて仰天した。いやまさか、ちょっとひねった言い回しかしら、などと思って読んでたら、とんでもなく直球だった。しかも、2年や3年の流行おくれではなく、シーズンごとの新作、というのですね。もう、色々通り越してわらえてくるんだけど、問題は、こんなこと堂々と天下の朝日新聞に書いちゃう人が政治家としてまかりとおちゃってることなんですよね。無関心でいるうちに、何だかとんでもないことにならないよう、気をひきしめねば。
と、そんなことを読んでいて思い出したのだった。 -
とにかく字が大きい。よみやすーい。
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雑誌GOETHEに寄稿されたコラムを整理した一冊。テーマ毎、5頁程度で村上龍節が響く。メモ。
(1)偏愛は欠落と過剰の隙間に発生する。異様な情熱、世界に自分に大切な何かが決定的に不足しているという誇大妄想が市場を切り拓く。
(2)目標がない場合は単なる自己資源の浪費に終わってしまう。
(3)経営とは連続して起こる危機への対応