アルテーミスの采配

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著者 : 真梨幸子
  • 幻冬舎 (2015年9月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344028166

アルテーミスの采配の感想・レビュー・書評

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  • 真梨幸子らしい作品。
    内容は、ある企画のもと、記者がインタビューしたAV女優が次々と何者かによって殺されていく。そして、その記者もある人物によって監禁されてしまう。
    読んでいる途中までは面白かったが、途中からなんとなく失速。
    あの人がこの人だったのかという驚きはあったものの、小説としては今一つ。
    復讐の物語。

  • 新イヤミスの女王・・・いや、もう教祖と呼びましょう。
    人間のドロっとした部分を描かせたら当代一の実力者、真梨幸子サマ
    の新作。

    今回のアイテムはAV。もちろんオーディオビジュアルの方ではなく、
    アダルトビデオの方。AV嬢5人にインタビューし、それをエッセイに
    仕上げるプロジェクト。インタビューを受けた女優や関係者が続々と
    死んでいく、というミステリー仕立てなのだが。

    ・・・凄ぇわ、この人。
    ミステリーの部分の組み立てはかなり見事で、そこだけ読んでも相当
    イケてるのだが、ハッキリ言ってそれすらオマケ。いちばんの見所は
    序盤のインタビューで各人が喋る本音。どういう思考回路があれば
    あそこまでの悪意が表現できるのか、というくらい薄ら寒い。
    特に女性が同じ性別である女性をクールに罵る様は、一周して爽快感
    すら感じる。全く以て大きなお世話なのだけど、幸子サマの普段の
    生活が心配になるくらい(^^;)。

    本来は目を背けなければならない世界が矢継ぎ早に登場する。もちろ
    ん不快感は伴うが、だからこそ全く目が離せない。なにより、この
    かなりの長編を読むのにかかった時間はたった半日。これがどれだけ
    凄いのか、ぜひ多種多様・いろいろな人たちに体感して貰いたい。

    ただし、読後感はもちろん読中感すら最悪。
    それをキッチリ覚悟し、ぜひ挑戦を。教祖・幸子サマの妙技、とくと
    味わえ!

  • 超面白かった。イヤミス極まれり。あんまミステリー感がない感じもするけど。AV女優達の話というか、復讐の話。自主的だとか、強制だとか、ちょっと前も話題になったよな。坂口杏里の話もあるけど、あれはあんまり需要はなさそうだけど。レイプのひどさを男たちには思い知ってほしい。最近の慶応大学のニュースを思い出す。若気の至り、で済ませないでほしい。思いしれって感じ。とにかく、いろいろなことが仕組まれている、というのが恐ろしい。まぁ小説の話とはいえ、ほんとにありそうだもんな。ほんとブスで良かった。やっぱり軽度の知的の子は狙われるんだなぁ。後半の展開が唐突な気もするけど、興味あるテーマだけあってドはまり。監禁とかスカトロとか責任感のある子ほど抜け出せないとか、AVに関する話はほんと怖い。知らないうちに誰かに恨まれているのだ。

  • ぷはーーーっっ!!!と最後の最後で天を仰ぎましたよ。振出しに戻るしかないじゃん!と。
    いくつかのひっかかりと、いくつかの疑問を乗り越えてようやく最後までたどり着いて、ほっとしつつ最後のページを読んでいたというのに。真梨幸子、あまりにも容赦のない仕打ち。
    ものすごく軽く読んでいけば、この物語の上澄みだけでも充分「おもしろかった」と言えるだろう。
    けれど、一旦、真剣に対峙し始めたが最後、山のような付箋と真っ黒になるほど書き込んだ相関図が手放せない。これだけやってもまだまだありそうで怖い。あ、そうか。怖いのか。うっかりなにか見落としていそうで、怖いのだ。誰かと答え合わせをするまで、このコワ面白さは終わらない

  • 面白かったけど、登場人物が多くて結局オチがなんだったのか…。

  • とある男性フリーライターは人気のAVプロダクション関連の依頼で、5人のAV女優のインタビューをまとめたドキュメント本のインタビュー&執筆を受け、
    一人ずつインタビューしていくものの、やがて彼がインタビューした日にAV女優が次々と殺されていく……。

    AV業界のエグい真実が満載された恐ろしい現実を背景に、繰り広げられる見事な戦慄サスペンス名作!


    以上、そんな内容でして、
    怖いサスペンスとしては文句なしの神作品でした!
    真相も、そこに至る狂気への過程もきちんと描かれていて戦慄に震えながら楽しめます。

    ただ、奥田さんの『ララピポ』でも書かれていたようなAV業界のエグい真実は、魂を抉られる痛みと苦しみを感じましたし、『ララピポ』でも書かれていたように『断る事が出来ない人は一定数存在していて、そういう女性が風俗やAVに堕とされる』というのは、あまりにも悲惨な現実なのでしょう。
    僕自身、かつて性犯罪被害の痛みに関わった者としては、3年前まではこの作品を冷静に読む事が出来ずに断念したかも知れません。それ程の苦しい現実の一端が書かれていました……。

    ただ今は、怖いサスペンスと見れば楽しめる自分もいるので、怖いサスペンス小説としては素晴らしいと感じますし、
    驚きの真相に至る過程がきちんと示されてる点から、個人的に4作品読んだ真梨さん作品の中では1番でした!

    併せて、過程が詳細ではないためラストが唐突ではありましたが、カレー砒素事件の林被告をモデルにした『5人のジュンコ』も、なかなかの怖さでした(^^)
    今後も真梨さん作品を読み進めていきます(^-^*)/

  • 2017.9.13.前半はAV女優にインタビューする男性ライターの目を通じてAVにはまっていく女性が描かれ、後半はまさかの展開。インタビューした女優が次々殺され、ライターが犯人に仕立て上げられる。そして根底には復讐劇が…。真梨さんらしい気持ち悪いストーリー。でも前回読んだ女ともだちよりは面白かった。プロローグから気をつけて読む必要ありの作品。

  • 突飛な展開の殺人事件ミステリーだけど同時にレイプやAVに堕ちざるを得ない今の女の子達の状況やそれに群がる腐った業界を批判している。
    むしろそこへの怒りをもって描いたように思える。女性の性を食い物にするやつらに鉄拳を!って感じかな。

  • 最後の3つ目の相違点がわからん。
    ライターの男はどうやって逃げ出したんだ?
    後半ちょっと雑

  • 話自体はとっても興味深くて面白かった。ただいろいろややこしくなってきて、誰がどの人だったのかイマイチ混乱したままラストを迎えてしまって理解力と記憶力が足りないわ私、と思った。この作者はイヤミスの代表って感じ。こんなに後味悪いのに面白いってのもすごい。

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アルテーミスの采配の作品紹介

AV女優連続不審死事件。容疑者の男は行方不明。男が遺した原稿『アルテーミスの采配』が、隠された嘘、或は真実を語り始める。私の人生、狂ったのは誰のせい?毎日は無数の罠で満ちている。最後一ページまで、見事なる真梨幸子の采配。

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