日替わりオフィス

著者 :
  • 幻冬舎
3.35
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  • (2)
本棚登録 : 147
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344028234

作品紹介・あらすじ

うまい話、あります。他人のアイデアを売買するサービスや職場で嫌われるよう訓練された特殊な人材など、人を幸せにする普通じゃない仕事が満載。TV、新聞各紙で大注目の著者による、心が元気になるショートショート集。

感想・レビュー・書評

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  • 相も変わらず、次から次へとアイデアを思いつくものだと感心するショートショート集である。今回は、オフィスを舞台に仕事に関する、サラリーマン、オフィスガールなどに関する話で、ほっこりというより、ちょっぴり働く者の悲哀も感じられたりする。やっぱり夢いっぱいのほうがいいかなあ。

  • 18編のショートショート集。
    図書館をフラフラしてた時、読みやすそうな感じだったので手に取った。
    中学時代に好きで読んでいた星新一の世界を思い出させる好作。

    天井から降ってきたアイデアをトリモチで取って商売にするーー「アイデア、売ります」

    押したはずの印鑑が逃げ出した。優柔不断な押し主に愛想をつかしてーー「印鑑騒動」

    「女性が支える会社」に入った主人公は先輩のストッキングの伝線に気付く。しかし、それは伝線でなく電線だったーー「発電女子」

    奇想天外で自由過ぎる展開を大真面目な筆致で描く。

  • 短い文章であっという間にありそうでない不思議な世界に連れていってくれる。どれも面白くてとっても楽しかった。特にもち肌の話が好きだった。気持ちよさそう。
    15/11/15

  • 日々のオフィスの見え方が変わるかもしれない一冊。言葉のそこら中にくすりと笑える魔法の種はあるんだな、と思えます。

  • 星新一フォロワーだなあー!以外の感想が出てこなくて困った。星新一フォロワーだなあー…

  • なんか不思議過ぎて入っていけなかった。
    2018.12.26

  • 語り口調で文字も見やすくて気軽に読める。物事の捉え方が面白い。最後に裏切られる感じがたまらない。

  • ある日突然、上司から、「きみは死んでいる」
    と告げられた。
    他人のアイデアを売買するサービスや
    職場で嫌われるよう訓練された人材など、
    人を幸せにする普通じゃない仕事が満載。
    心が元気になるショートショート集。

  • もう少しブラックな話があってもなぁと思いつつ。慣用句がそのまま「なってしまう」点はなるほどと膝を打った。

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著者プロフィール

(著者プロフィール)
田丸雅智(たまる まさとも)

1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了。
2011年、『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。
12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。
「海酒」は、ピース・又吉直樹氏主演により短編映画化され、カンヌ国際映画祭などで上映された。
坊っちゃん文学賞などにおいて審査員長を務め、また、全国各地でショートショートの書き方講座を開催するなど、
現代ショートショートの旗手として幅広く活動している。
書き方講座の内容は、2020年度から小学四年生の国語教科書(教育出版)に採用。
2021年度からは中学一年生の国語教科書(教育出版)に小説作品が掲載。
17年には400字作品の投稿サイト「ショートショートガーデン」を立ち上げ、さらなる普及に努めている。
著書に『海色の壜』『おとぎカンパニー』など多数。
メディア出演に情熱大陸、SWITCHインタビュー達人達など多数。

「2023年 『憂鬱探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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